神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)

風吹くままに 流れるままに
(yottin blog)

異常な冬です

2020年01月30日 08時45分43秒 | 自然災害

今日は朝から日が差して気温も10度以上にはなりそうな気配だ

どこを見渡しても町には雪の一片も無く、1500m~2000mの

山々も初春のように雪の白と、雪が無い群青のまだら模様になっている

海は冬独特の西からの激しい風で、漁師が言う「兎が跳ぶ」状態の

荒れた海になっている、そしていつもそうだが、荒れた波頭をカモメの群れが

嬉しそうに飛び回っているのだ

でも違うのは、例年ならこんな時は凍えるような風でカメラを持つ手が

かじかむのに、今日は全く暖かいのだ

今年の冬は全くおかしな状況である、いつもは信州でも北信は雪が

積もり、信濃大町あたりから安曇野、松本に向けて雪は消えていく

しかし今年は白馬村あたりにはほとんど雪は無く、逆に大町から

松本盆地、更に塩尻方面まで真っ白になっている

軽井沢のホテルと付き合っている魚屋の話しでは、そこの

シェフも、北陸の海岸部に雪が無いということに驚いてと言う

一度も積雪が無いまま2月に入るのは生まれて初めてだ

どこだかの一月の気温関係が高い方で100数年ぶりとか最高とか

言っていた、気温だか海水温度も?2度も平年を上回っているとか

だから70年しか生きていない私の初体験でも驚くことでは無いのだ

とにかく温かい、ありがたい

 

 

 

 


自信満々

2020年01月28日 21時12分54秒 | yottin日記

ほんとに久しぶり、飲み会に出るのは

銀行の新年会が、我が店を会場にして行われた

もちろん参加なのだけど去年と違い、私は料理を

作らなくてはいけない

それで閉会30分前までは息子にでてもらい約90人前の

料理づくりに専念した

酒をついで歩くのも営業、しかし時間がないので

一人に絞った

酒蔵の社長で私より若い

「初めて参加したけど完全アウェイだね、町の中心部

だけで固まっている」

彼はこの土地の人ではない、酒蔵の娘と結婚して婿入り

した、大胆な発想と行動で旧家の酒蔵を大改革した

勿論舅の反対は激しかったが押し切った

私は彼の言うことを何も言わず聞き続けた

今までの縦社会の上から目線ラインを全て切り捨てた

そして酒米作りから酒造りまで全て自社で始めた

品質には絶対の自信を持ってのプレゼンテーション

高品質高価格の酒も造り、理解する問屋や販売店だけと

取引しているという

中国に進出、今はロンドン、シスコなどにも出かけて

プレゼンを行って高評価をもらっていると熱く語った

スカイツリーの宙まちでも販売しているそうだ

地元とか日本とか、こだわらず自社の酒を評価して

くれる世界を相手に商いをしているのだそうだ

スケールの大きな人がこんな田舎にいるのは嬉しい

 

そんなところに同級生の女子が来た

ジャズライブの店と民泊を女手一つでやってる

結婚経験があるけれど今は一人暮らしらしい

「ねえyottin3月にライブあるから来てよ、お茶だけでも

いいから来てよ」

この女、わけがわからない、理解できない

母親が地元高校教師だった 以下彼女の言葉

それで母が、「この学校はダメ、別の高校にしなさい」

そんなわけで東京の桜美林高校、大学と進み英語教師を

目指し、ロシア語も話すようになった

「私は日本のエイジェントは相手にしないの、だって

高いでしょ、アメリカとかはすごく安いのよ、日本人も

泊めないの、昨日はアメリカ人、今日は

イギリスよ」

なるほど国際人、私のように日本人や台湾がお客様の

アジア人とは違う!

 

息子もイギリスで絵描きだか写真家だとか?

兄も、その世界では有名

やっかみかもしれないが「おれ、普通でいいわ」

 


あっと驚く!昨日のスポーツ2題

2020年01月27日 19時22分26秒 | ゴルフ・スキー・スケートなどスポーツ

昨日の午後からはテレビから目が離せなかった...と言いながら

お勤めのある身故、ほぼ見ることが出来なかったのだけれど

それでも今回はタイミング良く、大阪の女子マラソンは17km付近から

20km付近までと、ゴール前の3kmの独走から見ることが出来たし

大相撲は結びの大一番だけテレビで見ることが出来たのだった

マラソンは、本来は本命だったはずの松田瑞生がMGCで失速の4位

しかし今回は、それを挽回して代表に選ればれる権利獲得ラインの

2時間22分22秒を大きくうわまわる2時間21分47秒で優勝したのだ

これで3月の名古屋マラソンで、この記録を上回る選手が出なければ

彼女の東京オリンピック出場が決定する

既に決定している鈴木亜由子同様、日本中距離界のエースだが

世界と戦うには難しく、マラソンに転向したらしい

それでも男子同様アフリカ勢の強さは半端でなく、歯が立たないと思っていたが

今回は松田さんより2分ほど自己ベストが早いアフリカ勢を1分ほど

引き離しての堂々の優勝だった

マラソンはタイムより、駆け引き勝負の要素が強い競技だ、だから

勝負に勝った事の意義の方が、タイム云々より遥かに価値が大きい

鈴木亜由子は前からファンだったから当然だし、ペースメーカーで

走った新谷も何年も陸上選手をやめていた期間があり、そこから

復帰して駅伝などで好記録をたたき出している異色の選手なので、

その容姿容貌を含めてファンだった

だがこの日まで松田瑞生という選手は知らなかった、だが優勝インタビューを

聞いて一発でファンになった、そもそも堂々の走りは金メダリスト

キューちゃんを思い起こさせるほど見事だった、弱いと思っていた

日本のマラソンがメダルを取れる可能性があるのでは、という期待を

持つことが出来た。

「これ大阪のおばちゃんやン」と思ったのだが、さすがに失礼、「大阪の

お姉ちゃんや」期待は膨らむ、代表決定を祈る

 

大相撲は幕内最下位と休場していない力士の最上位、東大関との

超レアな結びの取り組みとなった

十両とも対戦したかも知れない(確認していない)力士が千秋楽の

結びの大一番で土俵に上がるなど前代未聞の事だったであろう

ところが休場しない力士最高位の大関貴景勝に勝ってしまったのだ

それも14勝1敗という素晴らしい優勝だ

相撲を全く知らない女房殿さえ「この優勝した人、こんどは大関に

なるんでしょ」と言った

私は「そんなことは無いよ,前頭の1枚目くらいにはなるかも知れないが」

すると「だって優勝すれば大関になれるんじゃないの?」と珍しく

食い下がってきた、こういう無知な人との噛み合わない会話も珍しくて

好きなのだ、楽しい時間だった

ともあれ瑞生選手の明るくあっけらかんとしたインタビューのあとで

奈良県出身力士98年ぶりという優勝力士、徳勝龍の優勝インタビュー

もまた、優勝慣れ白鵬などとは違う味のある初々しい言葉の連続だった

貴景勝に勝って優勝を決めた瞬間、土俵上で感涙が止まらない力士を

初めて見たけれど、インタビューはうって変わってユーモアたっぷりの

今時の青年だった

「優勝はぜんぜん意識していませんでした・・・というのは嘘です、

めっちゃ意識していました、毎日インタビューの練習をしていました」なんて

調子で面白かった

だけど大学時代の相撲の恩師が亡くなったことに触れたとき涙が出て

言葉に詰まり、今まで笑い転げていた相撲ファンも一瞬し~んとなって

静かになったのだった

初めての優勝、しかも十両から上がったばかりの場所での優勝だから

本人も「まさか!」の思いであったろう、だから各優勝トロフィの授与でも

時々、礼を忘れて、世話役の若頭に促されている姿も可愛かった

この勢いで来場所も行けるかどうか、このキャラだから人気者になるのは

間違いない、ぜひ大関まで突っ走ってもらいたいものだ

大関陥落の豪栄道とどっちが年上か知らないけれど、「まだ33歳」と

言い切った若さを信じたい。

十両下位で復活の優勝を果たした照ノ富士の来場所も期待したい

最後の2敗はちょっとまずかったと思うけど。

 

 

 

 

 


花の引っ越し

2020年01月26日 21時33分05秒 | yottin日記

私の花は、何も用意しないうちに買ってしまったものだから

しかも次々と買ったものだから

花瓶の代わりに、焼酎の瓶に次々と入ってしまったのだ

あまりにもアンバランスで殺風景

店には幾つも花瓶はあるけれど、家には全く無い

そう思ったが考えたら10年くらい前に韓国利川の青磁工房へ

行ったとき、鶴がいちめんに羽ばたく絵柄の

花瓶だか飾り壺だかを買ったのだった

それを思い出したけど、

粗末な箱に入った姿を見た同行の茶道マダムが店員に厳しいクレームを

つけたので、後日作者のなんとか書きが入った桐箱らしきものを

送ってきた

それも思い出したら、果たして花瓶として使って良いのかという

疑問が湧いてやめた

女房どのに花瓶は無いかと聞いたら濃いオレンジ色のガラスの

広口の大きめの花瓶が出てきた

これに細かな花をたっぷり生けたら結構見られるようになった

まだバラとスィトピーが焼酎の瓶に入っている

明日は花瓶を買って移してあげよう


「雪が無くてハッピー!」 これ本音です

2020年01月25日 16時30分45秒 | 季節と自然/花

居心地の良い「寒」の日々だ

70年近く生きてきたが、1月下旬まで一度も積雪が無いのは初めてだ

粉雪、綿雪、牡丹雪も見ていない、アラレやみぞれは数回降ったが、

道路を一瞬白く覆っただけで10分後には消えた

「ありがたや ありがたや」である、送迎バスの雪道の心配をしないだけでも

大儲けというものだ

「困っている人もいるのに不謹慎」とは言うまい、私たちはしょっちゅう大雪で

泣いてきたのだから

もう10数年も前に親戚の葬式で千葉の花見川区へ行ってきた

本家の親父が酔ってしまって我が儘放題になり、置いてくるわけにもいかず

一泊が二泊になってしまった

二泊目は、さすがに一人暮らしの喪主の家に世話になるわけにもいかず

「昔は云々・・で泊まる権利がある」と言い張って動かない本家を置いて

親戚の長老と私の叔父と私の三人は港に近いホテルをとって泊まった

朝、目が覚めて、窓から外を見たら2月というのに見事な晴天で、魚市場なのか

人や車が活発に出入りしている

あの時は、ほくほく線を走って湯沢から上越線に乗り換えて東京に出たのだが

途中の十日町あたりの県道か国道は2m以上の雪の壁がずっと伸びて

いたのだった

雪国と表日本の天気の違いが、そのまま経済活動、生活レベルの差になって

いると思った

一年中、ノーマルタイヤ、革靴で動ける地域、12月にはスノータイヤに履き替え

4月にはノーマルに履き替える、2駆ではなく四駆の車に乗る

冬はブーツや膝までの長靴に履き替える、除雪機を買い、そうでなければ

スノーダンプ、雪かき用のシャベル、剣スコ

雪国は生活のために二セット用意が必要だ、雪を楽しむ余裕がある人には

雪国はこたええされないだろう、だが仕事には雪はいらない

このまま今年は史上希な少雪あるいは無雪で行きそうな気さえしてきた

二月も暖冬という予報を見たからだ

私が生きている限り、雪が降らなければありがたい、それがわかっていれば

みんなそれに合わせて仕事や生活ができるだろうが、天候は気まぐれだ

歳をとるにつれて雪が嫌いになってきた、近所との雪のやり場や処理での

トラブル諍い、みんな疲れてイライラしている、老人ばかりが目立つ田舎

私も、もうその中に含まれていると思うと、「あれま!」って感じがするのだ

 

 

 

 


花が好きになって

2020年01月24日 21時37分35秒 | 心 思い

この一ヶ月は障子の張り替えと室内装花にハマっている

今日は

いわさきちひろさんの絵のような淡い、うすピンク、パープル

イエローのスイトピー

それと黄色いバラ二輪を買って飾った

部屋の正面には薄紅のシクラメンが存在感を主張している

スイトピーの良い香りが

二ヶ月前までは殺風景な部屋だったのにインテリアデザイナーの

アドバイスで店だけでなく、自分の部屋も飾りだしたのだ

今まで全く花に興味なかった野暮天が180度変わった

明日は花屋に花を見に行く、観葉植物も欲しいと思っている


異常な冬と海

2020年01月23日 18時38分59秒 | 自然災害

最近は朝晴れ間が見えて、午後から雨のパターンが多い

今日は朝から一日雨、温かい雨、気温も10度近い、とても雪国と言えない

テレビやラジオでは「大寒」も過ぎたのにと言っている(そうなのか)

1月下旬で市内のスキー場は全く雪が無く、下の方のゲレンデは草むらむき出し

勿論営業不可能だ、こんなスキー場が今年はあちこちにある

逆に市内のゴルフ場は営業を続けている、こんなことは初めてだろう

ゴルフ好きは冬は群馬県へ行ってプレーして温泉というパターンが常だったが・・・

 

ともあれ雪が無いとフットワークも軽く、それで最近は障子の張替をしている

仕事の合間にだから、一日平均一枚のペースで、障子16枚張替だ

今日で5枚終わった、部屋の中が明るくなって気分が良い、障子の前の花瓶の花も

より美しく見える

天候が安定しているから魚の漁も順調で、今は平目、甘エビ、アンコウ、本ズワイガニ

を中心に獲れている、もう春マスも姿を見せだした。

昨日の水揚げでは、このあたりでは超珍しい11.5kgという特大ひらめが獲れた

まるで「おひょうがれい」のようだ、通常「大きい!」とたまげるので5kgくらいだから

今回は魚慣れしている漁師や魚屋達でもスマホ撮影している者が何人もいた

ゆったりした太平洋なら大物は多いと思うが、北陸の荒波の海では滅多にお目にかかれない

私も多分、初めてだろう。

右隣の平目が通常の大型ひらめ(2kg)

   

 

 

 

 

 

 


壊れたパソコン復活した

2020年01月22日 09時02分17秒 | yottin日記

ついに14日でW7はサービス停止になり、W10への移行をMSなどが

ネット画面で勧めていた

私関連では二台のPCがW7で一挙二台の交換が必要になるので

出費的には打撃である、それはともかく何かと危険度が高いと煽られるので

この二台はネット環境から外してデーター保存や計算専用にしようと思った矢先

会社の私の専用の方が壊れてしまったのだ

最近Excelの速度が極端に遅くなって、データー多すぎるのかと思ったが

よくわからない、そしてとうとう三日前からフリーズしてしまい、ポイントマークが

画面上で永遠に渦巻いているだけになってしまった

こんな時のために外部機器をつけてデーターを保管していたので、別のPC

W10機器で外部機器をリンクさせてデーターを取り出そうと思った

ところが写真は全て閲覧できたがExcelや一太郎、Wordデーターが見当たらない

それで再び壊れたW7機器を何とか出来ないかと、かまったがうんともすんとも言わず

電源を切ったり、外したり、キーボードをメチャクチャ叩いたりしていたら

なんとセーフモードを使える画面が回復した

それでセーフモードであれこれ復活を試みたがExcelはまったくダメで、外部機器にも

接続出来ず、復元ポイントだけは選べるのでサービス停止前の1月13日にして

修復を試みたがCドライブが壊れているとのメッセージが出て、それ以上どうしようも無い

それでも諦めないで再起動させたら、何やら英語のメッセージが表れて、どうやら

復旧作業が始まったようだ,英語知らずの私がわからないなりに単語を拾っていくと

三つのセクション(段階かな?)を経て修復のためのメモリーチェックをしているらしい

一つのセクションで数十万のチェックがあるらしい、終わりそうもないし、家では女房殿が

夕食をイライラして待っているかも知れないので放って帰宅した

今朝来てみたら、いつもW7のスタート画面になっていた

さっそく開いて見たら、まったく1月13日に戻っていて、外部機器もExcelもなにもかも

元通りになっていた・・・・・・・・・ばんざーい! やれば出来る  Yes! I  can!

 

 

 


復活照ノ富士 落日豪栄道ほか

2020年01月21日 21時48分26秒 | 大相撲

照ノ富士、体の具合か怪我か知らないが連続休場で、

元大関初の幕下転落

更に序二段まで落ちたが回復、たちまち十両14枚目まで上昇

今場所はもっか10連勝で単独トップ

このまま優勝となれば来場所は同じく十両に落ちている元大関の

モンゴル力士、逸ノ城を

追い抜いて十両筆頭まで上がりそう、横綱も夢で無かった実力者

だけに体調さえ調えば三役復帰も近い、大いに期待する

一方、栃ノ心、貴景勝、高安と相次いで大関陥落、今場所も

角番の常連大関豪栄道もいよいよ年貢の納め時か?既に7敗

十両陥落目前の琴奨菊を追うのか?

そうなれば十両、平幕には元大関が六人もひしめく珍事

横綱も陥落があれば鶴竜もとっくに十両だ

貴景勝だけが大関復帰を果たしたが、去年かに私がこれからの

大器として貴景勝、御嶽海に次いで押していた正代がようやく

目を覚まして初優勝が視野に入ってきた

腰高で粘りがなく、恵まれた体格を生かせずガッカリさせていた

それが今場所は体も大きくなり締まっている、腰高も若干なおり

いよいも大関を狙えるか

御嶽海はなぜか最近成長が停まった、朝の山に追い越されるかも

横綱も大関も不甲斐ない今、下が上がるチャンスなのに貴景勝以外

安定性がない、まさに戦国下克上相撲、これはこれで面白いが

情けない

照ノ富士のカムバックを期待している


あんこうの季節

2020年01月19日 14時52分01秒 | 料理を作る・食べる

もう新年になって19日、温かな毎日が続いている

温かいは言い過ぎだが、震えるような寒さはない

何よりも雪が全然無い、さすがに県境の1000m以上の山並みは

雪があるがそれでも半分は青みがかっていて白銀の山とはいえない

冬季五輪が開催された長野県の白馬村でさえ市内は全く雪が無い

こんなわけでスキー場は真っ青で、さらに冬の間を除雪で食い扶持を

繋ぐ業者は尚更だろう、市からの待機手当というのもあるらしいが前倒し

され無ければ、厳しい

こんなわけで各地のスキーのイベントや大会も中止が相次いで居る

今頃は雪が降って寒いのは当たり前で、だからこそ熱燗と鍋物が恋しくなる

しかしこの暖かさでは少しも鍋物を囲む気にならない

鍋と言えば2月にはアンコウ鍋が最も美味しい季節で、そろそろ地元でも

あんこうがとれ始めているのだ

手始めに10kgのあんこうを買ってきた、料ってみたらまだ生きているので

さっそく身を刺身にしてみた

どこかでも、あんこうの刺身をするが、身をそのまま刺身に切るだけなので

しかも厚切りで、かみ切るのに一苦労する、産地もここのものでないのは

すぐにわかる

地物で生きていれば、血抜きをして相応のさくどりをして熱湯をくぐらせると

身がねじれて縮む、それを薄切りにしてポン酢や醤油、酢味噌で食べる

口の中でチリチリとした食感と、ほのかな甘味が広がる、これがあんこうの

刺身というものだ、頸骨を切った時に、あんこうが跳ねるようでなければ

新鮮と言えない

肝も、まあまあの大きさがあったのでたっぷりの塩で締めてから、じっくり

蒸し上げて水にさらして蒸しあん肝も作った

あんこうのフォアグラ」などと言うが、本物のフォアグラは食べたことがないから

大きな声では言えないのだ

あまりたくさんとると、アンコウ鍋が骨鍋になるからせいぜい10人前くらい

とっただけだ、メニューにあげたらもう半分は無くなった

残ったら初物、自分で楽しもう、朝日山の年始バージョンをいただいたので

最高の酒の肴になる、おいしいものは「こみずやかに」一人楽しむ

まだ鍋はいらない、鍋は大勢でワイワイと突っつくにかぎる。

 

さしみ

蒸しあん肝