チームのレベルの差を見せつけられた試合だった
チームのレベルは即ち選手個人の技術レベル、ここというときの確実な決定力、失敗率が低いこと、チームが一丸となって目標に突き進むパワー 資金力
などなどで、今年のエンジェルスも前期中盤までは選手個人の能力は昨年と比べたら補強が成功した上に、有能な若手昇格組が活躍した。
それで2週間前まではワイルドカード争いの最下段に顔を出していたのだが。
去年は先発が早々に崩れ、接戦でも中継ぎ陣が出ては打たれるで壊滅、いよいよ勝利かというときにはクローザーが高率で逆転弾を喰らう
打撃陣も1番、2番大谷、3番トラウトまでで、4番、5番、6番があっさり凡打するという試合が多かった。それで去年のあの成績だった。
今年はオ・ホッピーの初々しい活躍から始まり、序盤では大谷を凌いでホームランのチームトップを走った、移籍組のアーシェラなどの活躍
ネト、ドルーリー、レンフロー、モニアック、そして大谷、トラウト、ウオードなどが強力打線を形成した。
フレッチャーが序盤不振で降格したりで、昨年のナインとは大幅に変わった今年のナイン、強かった。
投手陣も大幅に補強、クローザーも去年は投げて見なけりゃわからなかったが、今年はセーブ記録を更新するなど移籍のエステベスが大活躍で安定した。
このベストな選手たちがフル回転して、ようやくア・リーグ西地区で2位、3位を争っていた。
まさに「いっぱいいっぱい」でやっていたのだ、センバツ高校野球で池田高校イレブンという、あとが無い人数で準優勝を果たしたことがある
(その後は一気に有名校になり夏の優勝も果たす)
今年のエンジェルスの前半戦は1974年春の選抜、池田高校の感じだった、だが一か月に集約された戦いと、通年162試合を戦うのでは条件が違う
無理がたたったのか、実力の120%を出して戦っていたのか、次々とケガ人、故障者が出てくるようになった
私にとって、フレッチャーの不振と、イチオシ、オ・ホッピーの離脱はショックだった
その後も活躍していたネト、ウオーレン、捕手スタッシーなども故障、極めつけはトラウトの離脱、手術をしたようだ、7月復帰は無理だろう。
ようやく強くなったブルペン陣も7~8回を任されるベテラン陣が相次いで故障離脱
大谷も爪割れが常習化の傾向で、不安がよぎる、それが影響するのか、ここ数試合は打撃も精彩がない、6月の球界一の活躍が潜んだ。
こうしてギリギリスーパー軍団は崩壊した、ぎりぎりで一流に近づいていたチームはまたしても2流半打線、2流半投手陣にもどり、去年とほぼ同じレベルになっている。
最近10試合が2勝8敗で、とうとう貯金8も使い果たした
今日も強豪ドジャース相手だ、負ければオールスター前に借金生活が待っている
昨日の試合も追いつきそうで追いつけず、逆に突き放される試合展開
マラソンで言えば、2時間2分台の世界のトップと、2時間6分台の日本選手のタイマンレースみたいだ
25kmまでは一緒にいてくれるが、そこから先は世界はギアが上がっていくし、日本選手はバテていく
ドジャーズ戦を見て、そんな印象を受けた、その前のスィープを喰らったパドレス戦もそんな感じがした。
そして思った、ドジャースナインのなかに大谷翔平がDHでいたら何番を打つのだろう?
投手の日は強力打線の中でDH大谷は必要ない、投手に専念して7回を投げ切ることに集中すれば、いったいシーズンどれだけ勝ち星を積むだろうか?
大谷の加入で、ドジャースは得点力がどれだけ増して、勝利数もどれだけ増えるだろうか?
「同日二刀流」なんかにこだわらず「通年二刀流」、即ち、投げる日は投手専念でいいじゃないか
そんなことを考えていた、大谷にはWBCジャパンで燃えたように情熱が煮えたぎっている
弱小チームの中孤軍奮闘しても、国鉄で300勝した金田正一投手の二の舞だ、優勝胴上げを経験できない
しょっちゅうヒーローにはなれるが、毎年162試合終わればおしまい
華々しい世界一の戦いをテレビでむなしく見るだけだ。
大谷には世界一が似合う、世界戦で吠える大谷がかっこいい!
エンジェルスには未練があるが(私は)収入など超越した大谷にはワールドシリーズ優勝投手、MVPしか視野にないだろう。
そのチャンスが訪れようとしている、もうエンジェルス残留はないだろう
ドジャースに限らず強豪チームはいくつかある、そこから手が伸びてくるであろう、我々ファンも大谷の勝ち試合を期待し、勝ったことで一日の雑事が吹き飛ぶ、われわれファンも勝ちたい・・・負けた日はなんとなく盛り上がらない一日でくれてしまうのだ。
今日の虫干しSP
愛はすぐそこに=カロ・コメティ(ジリオラ・チンクエッティ)
さなえちゃん(古井戸) ガラスの聖女(スパイダース)
夢を呼ぶ明日(ボビーソロ) 青春の渚(ジャン&デイーン)
シーシーライダー(アニマルズ) マルベリーブッシュ(デイブクラーク5)
ハンキーパンキー(トミージェイムス&ザ・シャンデルズ)
マリソルの初恋(マリソル) ハローグッドバイ(ビートルズ)