神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)

風吹くままに 流れるままに
(yottin blog)

福井~金沢(4)

2023年11月16日 21時05分43秒 | 旅行 北陸
 車は順調に兼六園の東側の本多の森に到着した、ここで金沢観光の最初である「石川県歴史博物館」へ
しかしあてにしていた駐車場は月曜にもかかわらず県立美術館前から「駐車場満車」で入れず・・・「これは困ったぞ」少し先の有料でも仕方ないか
とにかく美術館の辺りが人でいっぱいになっている



そして50mほど進み歴史博物館の入り口にきて思った、小雨ながら雨降りだし入場口まで車で行って皆を下ろして自分だけ駐車場から歩けばよいと。
それで入り口まで入って下ろして前方を見たら、本多博物館の煉瓦棟の裏が駐車場ではないかと思って前進
駐車場とも書いてないが、長年の経験で私の旅行嗅覚はかなり自信がある
案の定、どこからか警備員が出てきて何か言いそうだったので、追い返される前に「歴史博物館へ来たが、車はどこに停めればいいんだろう?」
すると高齢らしき警備員は「歴史博物館?・・」じろっと見て「この裏の奥に停めて。 館内でこの紙にスタンプを押してもらって」と紙を手渡した。

やはり言って見るもんだ、聞いてみるもんだ、ラッキーにも20台ほどの空き地で最後の1台分のスペースがあった。
何年か前にも京都の紅葉の名所の国宝級有名寺院でも「ありません」警備員が言うのを食い下がってマイクロバスで境内までいれてもらったことがあった。

特別展「御殿の美」が開催中。 名古屋城、二条城、金沢城などの御殿の襖絵や絵画、書、装飾金具、権力者の手紙などが展示されている。
続いて歴博から徒歩数分の成巽閣へ移動、ここは金沢藩前田家13代藩主の母堂「眞龍院」が住んだ奥方御殿。敷地2000坪、建坪1500坪(現存500坪)
四方にお庭を配してあり、部屋の一つ一つが見事な色彩や建築様式で整えられている。 また使用された歴史的な調度品も展示されている。




ゆっくりと過ごし、本来なら兼六園を通過して金沢城の庭園を見る予定だったが雨ではあきらめるしかなかった。
最後に昼食を食べて帰宅ということになり、兼六園周辺の食事処に入った。
これが大外れで、旅行の最後に気分を害してしまった。
まずは若い女店員のぶっきらぼうで粗雑な対応にびっくり「なんで不機嫌なんだ?」顔を見合わせた、5分ほど玄関で待たされてから案内された。
相変わらずぶっきらぼうの不機嫌面でオーダーをとっていったが「ありがとうございます」も無ければ目も合わせない。
そしてカツカレーの注文、ほかに新規客もないのに料理が出てくるのになんと30~40分かかった。
途中、我慢しきれなくなって呼び出しベルを押しかけたが仲間が止めたので我慢、ようやく出て来たがカレーは美味だから残念だった。
味は悪くないからまずは食べたが、4人にはお茶、箸がついてきたが、最後の私ともう一人にはお茶も箸もつかず、スプーンで食べたがキャベツの千切りなど食べづらくて仕方ない。
仲間は「持ってきてもらえば」というが、私は仏頂面を見るのも嫌だし「またお茶で30分待たされたら、いつ家に着くかわからないからいらない」と断った。

森本インターから乗って一路ふるさと目指す
しかし害した気分も吹き飛ぶ素晴らしい景色に出会った
降ったり止んだり、気を持たせる雨だが途中で凄い虹が現れた
こんなのは人生初めて、まるで虹のトンネルの中に吸い込まれていくよう
しかもW虹で見事な半円が高速道路をまたいでいる
私は運転中で、スマホ写真を撮った仲間から、LINEで送ってもらったがこれをファイル化してブログに乗せる術がわからず掲載できないのが残念。
僅か10分足らずで消えてしまったから、まさにラッキーであった。
このメンバーでの旅行は初めてだったが、すっかり気が合って楽しかった
「また来年もやろうよ」と、もうメンバーは乗り気になっている。

 

福井から金沢(3)

2023年11月15日 22時19分25秒 | 旅行 北陸
 今日は「カニ漁」があって、朝4時半起きで港へ行った



午後帰宅して昼寝1時間、それから畑をやっていたら、つーくんが立派な長ネギと大根、里芋を届けてくれた。




私もカニを1時間茹でて、それをつーくん宅へ届けたり、自分の畑でホウレンソウや大根をかまっていたらもう夕方。


食事のあと、テレビを見ていたらうたたねして疲れがどっと出て来た。
やはり初めての作業は気疲れ、体の疲れが出てくる。 仕事の要領は1回目より遥かにうまくなったが、その分働くから疲れる。 73の手習いはしんどい。
そんなわけで目が覚めてお風呂に入っていたら、もうこんな時間になっていた。

さて恐竜博物館を1時間でおさらばして、今夜の宿は芦原温泉
40代、50代の元気いっぱいの頃は家族や魚屋の仲間と日帰りや一泊で、芦原温泉、片山津、山代、粟津、山中の加賀温泉郷にはしょっちゅう遊びに来ていた。
芝政でパターゴルフをやりジンギスカンを食べ、三国では競艇、東尋坊、越前松島、永平寺、那谷寺など観光したものだった。

今回はネットで探した芦原温泉「ゆ楽」お手頃な料金ながら、料理は満腹の「これでもか」という量で、分類すれば昔ながらの良き時代風、洗練された料理というよりはお腹を満たしてくれる田舎風。




お肉は、ブランドではないがたっぷりの150g(またはアワビの踊り焼き)


仲居頭のおばちゃん(私より3歳若い)が名物仲居さんで、とぼけた味はいかにも北陸の大歓楽街だった温泉地の良き時代の生き残りという感じ。
今はこういう酸いも甘いも知って、お客を遊ばせてくれる仲居さんが少なくなった。
ネパールから働きに来ていると言う若い仲居さんは日本語もうまくて、笑顔がとても良い、仲居頭に言わせれば「頭の良いむすめだよ~」
たしかに下手な日本人の若い仲居よりはるかに接客がうまいと感じた。

6人で一部屋でお願いしたが、なんと驚きの33畳間、大いにゆったりと泊まることが出来た。
朝食も満足したし、お風呂もまずまずの広さが2か所あるし、岩盤浴、ファミコンルーム、漫画ルーム、マッサージチェアーなどのサービス。
一部三階建てで宿泊客は50名くらいのような気がした、風呂も食事もゆったり
建物はだいぶ年季が入っているようだが、建物の中心の池をどこからでも見られて、昔はなかなかモダンな宿だったと推察できる。
廊下に飾られているものも伊万里だったり、インド風や西洋風の彫刻だったり、面白い絵画だったり退屈しない。
総合点は85点をあげます、お風呂は4回入りました。


宿を出たがやはり雨、2日目は金沢市内の観光ですが・・・雨降り模様。




福井~金沢

2023年11月14日 14時54分03秒 | 旅行 北陸
 悪天候の2日間は確定的だったので、出発前日に室内観光に変更して出発したが、どうしても外したくないというリクエストがあり、それは大野城
近年流行の「天空の城」の一つなのだそうだ(知らなかった)
さすがに大降りならやめると言う条件だったが、またしても傘無しで気にならないくらいの小雨
どうやら少し小高い山の上にあるようだ、コースを見ると数コースあって、目の前の石段コースが最短らしい、65歳以上ばかりだけれど「最短いっちゃえ」
ところがどっこい、最初の石段の半ば過ぎで息が切れてしまった
とにかく急な階段である、数十段登って次の階段が待っている、しかし回り道もあったが、急階段を行くと言う
そんな風に、着いたかと思えばまた階段を5~6回繰り返してようやく尾根に出た
そこから間もなく天守に出たが結局雲海はわかず、ただの天守見物で終わってしまった、残念!
本丸には織田信長から飛騨国を賜り、城を作った金森長近の像が立っている



さて次はこれもリクエストの勝山市の「恐竜博物館」私は今回で3回目になる
しかし道すがら「ネット予約がないと入場できません」という看板が
「そんなバカなことがあるか、今までも当日で入場できたのに、もし沖縄から見に来てダメとなれば怒るだろう」どう考えてもありえない
それで行ってみたが、入場禁止などあるわけもなく入れた、しかし案内嬢が
「入場券をお持ちでない方はあちらに並んでください」
行ってみたら自動発券機で簡単に買えたが、入場時間が1時間ごとになっている、しかも館内滞在時間は1時間とのこと
これは初めて聞いた、コロナの影響なのか?よくわからない
入場券を買ってから50人くらいの列の最後尾に並んだが、すぐに入場できた
過去の二回と比べて人出がすごい、しかももうマスクをつけている方は少数派になっている。
安倍総理が税金をはたいて国民にほぼ義務化したマスクはいったい何のためだったのかと疑うほどである
それはおいておいて、とにかく人が多い、その多くは動物園見学のように歩きながら驚いたり写真を撮ったりのスタイル、じっくりと標本などを見ている人は少ない。
しかし実物の恐竜骨組みは大迫力だ、たった一個の骨から全体像を推理して復元できるだけの研究者の進歩が著しい。
私が高校生くらいの時の恐竜分類は10種足らずだったが、今は数百種にも・・もしかしたら千種を超えている?


動くティラノサウルス






久しぶりの福井

2023年11月13日 19時05分42秒 | 旅行 北陸
 1日目は福井、2日目は金沢というスケジュール
福井へは何年ぶりだろうか? 2日とも今月最悪の天候で、降水確率90%で雷雨の予報、あとは自分の晴れ男を頼りにするしかない。
ところが晴れ男の面目躍如! 車を降りるたびに雨が止む奇跡連発。

福井インターを降りて、最初は一乗谷朝倉氏遺跡博物館へ、何年か前に朝倉館跡と復元町家の見学をしたが、博物館は初めて
あまり期待もしていなかったが、とんでもない! 実に精密な街並の復元模型や朝倉氏館の御殿のメイン部分の原寸大復元、そして熱弁する無料ガイドさん。
職員の女性たちもとても親切丁寧で感じが良い、日曜のせいもあってか雨でも大勢の観光客が訪れていた。 これはブレークする予感



それから、ここから5分ほどのところにある一乗谷レストランで昼食
ここは「旅の途中」さんの記事で知ったところで是非行ってみたいと思っていたところ、やはり当たりだった。


朝倉御前と言ったかな? リーズナブルでとても美味しい
レストランもほとんどガラス張りで、落ち着いた外の風景を眺めながらの食事は最高でした。
メインの越前蕎麦おいしい、古代米と思われる赤飯に似たご飯も美味しかった


天ぷらとデザート付

さて次は天空の城、大野城へ、雨が降れば上がるのは中止、周囲の山には絶好の雲がかかっているが、さてどうなることか。




1年ぶりの温泉旅行

2022年10月27日 06時41分54秒 | 旅行 北陸
石川県の和倉温泉に泊り、観光を楽しんだ
1日目は富山県砺波市の酒蔵「若鶴酒造」、日本酒だけではない、ここは日本で3番目にできたウィスキーメーカーでもある、その銘は「三郎丸蒸留所」
火事で焼けた後もクラウドファンディングで再建した。
三郎丸蒸留所
高岡大仏、梵鐘などで有名な銅器の製造所が作った世界初鋳造性ポットスチル
「ゼモン」

稀な55年物を記念55万円で発売、数百本限定は、瞬く間に終わったとか

ここを見学して、ウィスキーと純米酒1本買った
そのあと昼食をとり、能登島で水族館へ行った


高岡I.Cー七尾I.C間が工事交通止めのハプニング発生、そのためガラス美術館の見学はできなかった。
和倉温泉到着、一年ぶりに温泉に入る、相変わらずマッサージはやっていない
仲間10人と飲み語り合った一日。

2日目は金沢市内の見学
「忍者寺」と名高い、加賀百万石前田家の隠し出城ともいわれる妙立寺
前田家3代目前田利常が、徳川からの取り潰しの危機に備えて、市街戦を想定して作ったという、金沢城に続くという深さ24mの井戸
この平凡に見える寺の様々な仕掛けが面白い、幕命で3階建て以上が禁止されたが、この寺は外観二階建て、内部は四階建て七層になっており、比較的小さな建物なのに、部屋が23(茶室、切腹の間、礼拝所、武者隠しなど)階段が29(襖の裏、廊下の下などに隠したものも多い、落とし穴兼用もある)もある
この複雑な設計図を考え書いた人間に凄さを思う。


昼食は卯辰山の六角堂でステーキ昼食、


金沢21世紀美術館、東茶屋街でスィーツ、近い場所の旅でゆっくりと時間が取れた。



富山市写真シリーズ  最終回 富山城

2022年01月10日 16時22分08秒 | 旅行 北陸





前回まではタブレット撮影、今回はガラケーでした


越中では戦国時代中期までは越後の上杉謙信に味方する勢力と敵対勢力があり、謙信はしばしば越中へ攻め込んだ
越中を平定して魚津城に駐屯、やがて織田信長が北陸まで勢力を伸ばすと能登の七尾城攻めのついでに越前手取川で織田信長、柴田勝家の軍を散々に懲らしめた
しかし謙信亡き後、信長の勢力は拡大して富山城に佐々成政を大将として上杉に睨みを利かせた
本能寺の変のあと柴田勝家と羽柴秀吉の勢力争いがおきて秀吉が柴田を滅ぼす
柴田の与力大名だった佐々を秀吉は許し、熊本に領土を与えたが失政して切腹させられる
佐々と同じく柴田の与力大名だった前田利家は中立を守ったため秀吉が有利になって柴田に勝つことができた、よって能登一円を利家に与えた
秀吉、利家が相次いで亡くなり徳川家康が天下を取ると家康は前田利長に加賀、越中100万石の領土を与えた
利長は弟、利常に越中を与えた、そのため越中は本家加賀に頭が上がらない
北陸の小京都、雅な金箔の金沢に対して、足で稼ぐ地道な薬売りの富山は、その二つの町の相違を露骨に表している

富山駅北から寒風の中をずっと歩いて富山城に着いた、むか~し一度か二度門をくぐった記憶があるが記憶以上に広かった
夕暮れ時で寒いけど茜色に染まった低層ビル群のシルエットが美しい
ここからしばらく行くと秋水美術館がある、刀剣の展示館で所蔵刀も多いという、一時期刀剣の美しさに憧れたことがあった
それは今でも心にあるから誘われるように行ってみた、約1時間じっくり見たが見学者は最後まで私一人だった
二階が刀剣、三階は特別展会場で宋から清までの中国の陶磁器の展示を行っていた、以前はさらりと通過した中国陶磁器だが
中国の歴史にはまっている今は時代背景を思いながら陶磁器を見るので作品ごとに数分ずつ足を止めてしまう
ごくありふれた大量生産の陶磁器であるが、いかにも庶民的な絵柄が見ていて楽しかった
二階では刀剣と同じ数で印籠の展示があった、水戸黄門の「ずがたか~~い」のあれである、黄門さまのは葵の御紋だから面白くもなんともないが
ここの展示品は印籠と根付けの絵柄と細工が実に面白い、例えば根付けは雷神で印籠は稲妻と景色と言った具合
狐の嫁入りとか、キツネだかタヌキだかに化かされた漁師だとか、なかなか見ていて面白いのだ、久々の美術館はなかなか良かった

市内電車


第一日はちょっと食べ過ぎてしまった
香辛料のきいた海鮮パスタは強烈な刺激で私好みだった
あさりが大好き

富山産豚とソーセージのソティ 熱々!






富山市写真シリーズ 環水公園②

2022年01月09日 16時04分54秒 | 旅行 北陸

 






6日頃だろうか東京は大雪警報、びっくりしたが10cmで警報なのだそうだ。
だが東京では、その10cmで事故や交通渋滞、転倒、交通機関停止とパニック状態になったらしい
一方北陸は晴れ間が広がり出歩くにも快適な日だった(道行く人はけっこう寒いを連発していたが)
雪国の富山市でも道路に積雪はなく乾燥していた、そんな中を歩く私ときたら田舎者丸出しの半ながブーツ、カッコ悪すぎる
でも公園の所々には雪があり、あるいは凍っているので半ながはけっこう重宝したのだ
備えあれば憂い無し、カッコばかり言っていられないのが雪国の冬だ
僅かな雪でも大騒ぎになる東京は雪が降らないのが前提で備えがないからだとテレビ解説者が言っていた
一泊目はレストランで散財したので、2日目は昼、夜を富山名物のます寿司を部屋で食べた、こうした1人用があるのを知ったのも町歩きの賜物だ


昆布弁当 海藻は大好物

名物 ます寿司


富山市 写真シリーズ 環水公園/富岩運河①

2022年01月08日 12時56分42秒 | 旅行 北陸

軍艦の艦橋を連想するレトロ調の複雑な建物






塔に入り階段で上って見た





富山市は日本海側の地方都市としては新潟市と同じように港と飛行場のアクセスが抜群に良い
特に富山市には中国人留学生が多い、それも大連など東北部の人が多いから大連経由北京空路がある日本海側では特異な町だ
中心市街地のインターチェンジから10分で飛行場というのも珍しい
神通川の河川敷に一本だけの滑走路、橋にぶっかるかのように離陸していく

環水公園は市民の憩いの場である双子の塔楼「天門橋」を中心にした湖水の公園で、そこから富山と岩瀬浜をつなぐ富岩運河が水をたたえて春から秋、観光船が往来する
双子の塔は赤い糸電話で繋がり「愛の告白」のメッカなのだそうだ、今は
コロナのせいなのか知らないが中止になっている

富山市 写真シリーズ 岩瀬浜②

2022年01月07日 20時34分34秒 | 旅行 北陸
富山市 写真シリーズ②運河の町














当然ながら私の写真は見せる写真ではない、自分の思い出のための記録である
だいたいガラケーかタブレットでアングルしか気にしない
だから毎回枚数だけは多くなり容量のための消去作業がたいへんになる

レイルトレインで富山駅から終点岩瀬浜まで乗った
もともと座席数が少ないからほぼ満席だ、相向の席が一つ空いていた
周りを見たら、おっさんが多い
なるほど競輪場前という乗降場に着いた、一斉におっさんたちが降りた
気づいたら2両の車両に私一人取り残されていた