さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 エスファハーン その10

2014年02月20日 | 海外旅行
マスジェデ・エマームに続いてエマーム広場にあるアーリー・ガープ宮殿を見学しました。

1~2階はアッパース1世の時代、バルコニーと3~7階はアッパース2世の時代に造られました。イランで最初の高層建築で、かつてエマーム広場で行われたポロ競技を観戦したといいます。

バルコニーは修復工事中でしたが、内部は見学できました。



宮殿内に入る前に、裏手に回りました。建物を見上げると、前方と後方からでは階層が違うように見えますが、これは外部から宮殿内部の構造が判らないようにしたためとのことです。



最上部の部屋は音楽堂で、壁に特徴的な穴が開けられているのが見えました。



宮殿内に入って狭い階段を登っていきます。



バルコニーは工事中で、正面のマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラーの眺めが邪魔されていたのは少し残念でした。



マスジェデ・エマーム方面は、良い眺めが広がっていました。「世界の半分」と呼ばれるに相応しい眺めです。



バルコニーの天井もモザイク状に飾られていました。



バルコニーから宮殿に入ると、その内装に目を奪われました。







花や鳥の絵が図案化されています。



ここの細密画もレザー・アッパースィーによるものです。





人物は、中国風ですね。



再び狭い階段を昇って最上階に出ると、音楽堂になります。



音楽堂では、壁に楽器を模した穴が開けられています。これは演奏の際の余計な反響音を除くために設けられたといいます。



天井も単純な円形ドームではなく、細かい窪みが設けられていました。

この当時の演奏ではフルオーケストラは発達しておらずに室内楽程度でしょうから、そこまで音響効果を追求する必要があったのかは疑問ですが、興味深い構造です。



穴の形も、場所によって微妙に違っています。









壁は木製のように見えますが、漆喰でできています。

イスラム文化は、予想以上に奥が深いようです。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シンプルが良い (本読みと山歩き)
2014-02-23 17:20:48
イスラム文化はシンプルさが良いですね。
モザイクはよく見ると細かいですが、引いて見ると全体との調和が取れています。
形一つ一つもそれぞれ面白い。日本人好みでしょうか!?
イランが親日的だとは知りませんでした。
ペルシャ (さすらい人)
2014-02-23 22:16:16
イランというよりはペルシャといった方が、東西文化の交流の面では判りやすくなると思います。法隆寺の宝物の中にもペルシャ伝来の御物が多く含まれており、イスラム教という点を除けば、日本の美意識に通じている点があるように思います。
以前、日本とイランの間にはビザの相互免除協定が結ばれていたため、イラン・イラク戦争の後で、賃金の高い日本に出稼ぎにやってきた人が多くいました。その後、ビザの免除がなくなって労働制限が厳しくなり、現在ではイラン人の訪問者は少なくなっています。日本で得たお金をもとに起業して成功した人も多いため、一般人の日本に対する感情は良好です。後は、政府間の問題が解決して、経済交流が進むことを期待しています。

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