さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 セビーリャ その4

2013年08月12日 | 海外旅行
アルカサルのペドロ1世の宮殿の見どころの一つに「乙女の中庭」が挙げられます。

この写真は、大使の間側から見たもの。



大使の間の向かいから見た方が、眺めが良いようです。

今回の旅では、この後の見学になってしまいますが、グラナダのアルハンブラ宮殿の「アラヤヌスの中庭」とそっくりなのは興味深いことです。もちろん、規模はこの方が小さいですが。ペドロ1世が、グラナダから職人を呼んで造らせたということに納得がいきます。



水鏡に、大使の間の屋根の小塔が影を映していました。

ペドロ1世は、この中庭に佇んで、何を思ったのでしょうか。宿敵の異母兄弟エンリケを葬ってカスティーリャの統治を完全なものにし、力を蓄えてグラナダを陥落させアルハンブラ宮殿をわがものにする。あるいは、愛妻マリア・デ・パディーリャの目をかいくぐって他の女性をものにする。ペドロ1世は、モンティエールの戦いでエンリケ軍に敗北し謀殺されて、夢はこの水面に映る影のように履かないものに終わりました。



大使の間の屋根の小塔。細かいところまで装飾が施されています。



「乙女の中庭」を囲む柱廊には見事な漆喰模様が施されています。



アルカサルは、歴代の王によって増改築が施されましたが、これはゴシック宮殿と呼ばれる一郭です。カスティーリャのアルフォンソ10世(ペドロ1世の4代前の王)によって建てられ、イスラム色は見られません。



このホールの側壁部では、変わったタイル模様が見られます。





ゴシック宮殿のホールでは、大きなタペストリーが飾られていました。



ゴシック宮殿には、漆喰細工によるカスティーリャの紋章が飾られていました。



ゴシック宮殿の後は、庭園を見下ろす回廊に上がりました。アルハンブラ宮殿ならさしずめ、ヘネラリフェといったところですね。



スペインの庭園は、広大なフランス式庭園とは異なって、こじんまりした中庭風の作りが好みの様です。



庭園の入り口部にあるポンド・ガーデン。



涼しげな泉が設けられていました。



泉の周りに置かれていたカスティーリャの紋章を持った像。マーモットのように見えますが、紋章に使われるのならライオンでしょう。



泉の壁に書かれた紋章を見ると、ユリが加えられており、ブルボン王朝時代に入ってからのものであることが判ります。アルカサルは、歴代の王に愛されて手が加えられてきたのですね。



アルカサルの見学を終えて、出口に向かいました。

アルカサルの見学には、もう少し時間をとりたかったですが、見所の多いスペイン旅行とあっては、これで満足するべきでしょう。ともあれ、「アルカサル-王城-」の世界にひたることができました。
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