さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 楽山大仏

2015年12月30日 | 海外旅行
成都パンダ繁殖研究基地見学の後は、成都市内で昼食をとってから楽山に向かうことになりましたが、その前にラテックス寝具店につれこまれました。

中国旅行でラテックス店に連れ込まれるのはこれが四回目くらいでしょうか。土産物屋やお茶屋あたりなら少しは興味を持って見られるのですが、ラテックス寝具店で買い物をすることは絶対に無く、時間の無駄です。日程にラテックス寝具店が入っているなら、できるだけそのツアーは選ばないようにするのですが、避けることも難しく、どうしても組み込まれてしまいます。幸いというか、店に入っている間は豪雨になっており、1時間後の出発時には雨は上がっていたので、雨宿りを行ったと考えることができました。

昼食後に、成都の南約170kmに位置する楽山市へ移動しました。楽山市は、水運の要衝として栄え、ここにある楽山大仏の見学が訪問の目的になります。

楽山大仏は、徒歩と船上観光の二通りがありますが、今回のツアーでは、船上観光のみでした。

船は定員35人ということで、我々グループの他に中国人観光客若干が乗り込みました。この定員も、以前は70人近くを乗せていたようですが、2015年6月1日に長江で起きた乗客458人を乗せた旅客船の沈没事故後、政府からのお達しで定員を守るようになったといいます。救命胴衣を着込むようにもなっていました。ただ、この規制もいつまで続くか判らないといいます。

船着場からは楽山大仏は見えませんでしたが、船が集まっているところが目的地のようです。



楽山大仏へと上流から近づいていきましたが、船のスピードが速いため、正面から見えたのは一瞬でした。

これだけ?と思ったら、下流からゆっくりと遡り始めました。



岸壁に階段やトンネルが彫り込まれて、観光客が列をなしていました。見学路は一方通行のようで、こちらは上り専用のようです。



船はゆっくりと楽山大仏の正面に向かっていきました。岸壁には、模様が刻まれていたようです。



脇侍も彫られていました。楽山大仏は、弥勒菩薩を現したものだといいます。中尊と両脇侍から成る三尊形式はおおよそ決まっています。釈迦三尊といえば、中尊は釈迦如来、左脇侍が文殊菩薩、右脇侍が普賢菩薩であることが多いようで、中尊が弥勒菩薩になる弥勒如来三尊というものも日本の仏像では見られるようです。ただ、中国の仏像となると、この脇侍の正体は不明です。



ようやく楽山大仏の正面にやってきました。ただ、船上でのポジション取りに注意が必要なのは、上部甲板の前方部は、記念写真撮影用の有料スペースになっており、船はこの場所に合わせて停船することです。事前の情報で判っていたので、有料スペース脇に陣取っていましたが、有料スペースに入り込んでいた者は、大仏が正面にやってきたところで追い出されていました。幸い、記念写真が終わると、船の位置を一般スペースよりにずらしてくれました。

楽山大仏の高さは71mで、世界最大の石刻大仏です。唐の玄宗皇帝の時代の713年から90年の歳月を要して造られたものです。

楽山のこの地点では、大渡江と青衣江が合わさって岷江になり、昔から水害多発地点であったことから、氾濫を鎮めるために楽山大仏が造られたといいます。

徒歩観光では、左の階段から下ってきて下から大仏を見上げることになるようです。混雑していると、階段の上り下りが渋滞になって大変でしょうね。



頭の高さは14m。全体からすると頭は小さく見えますが、高さ15mの奈良の大仏が肩の上に乗ったのと同じスケールになります。

ただ、このお顔、あくまで個人的感想ですが、神秘性のかけらもない、ユルキャラ風。目、鼻、唇などを塗り直したようですが、余計なことだったように思えます。



右脇侍は、比較的形が残っています。彩色は消えていますが、この方が日本人にはしっくりするでしょう。



残念ながら、左脇侍は風化が進んでいます。



見学を終えて、船は街に戻っていきました。楽山の街は、左の大渡江とと右の岷江に挟まれています。



船着場に戻ってきました。楽山の街は高層ビルの建築が進んでいました。



楽山大仏の彫られた山全体を眺めると、寝釈迦に似ているといいます。そう似ているとも思えませんけどね。

この後は、峨眉山の麓にある報国寺に向かいました。
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