さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ジャイブル その5

2012年01月31日 | 海外旅行
ジャイプルは、サワーイー・ジャイ・スィン2世により、都市計画に基づいて造られた街です。タール砂漠の入り口にあたる乾燥地域にあるにもかかわらず、町はずれには人造のマンセイガー湖が広がっています。

この湖の中に浮かぶのが水の宮殿で、サワーイー・ジャイ・スィン2世が夏の離宮として建てたものです。アンベール城への行き来の際には、必ず目にすることになります。



アンベール城観光の後は、宝石店に連れ込まれました。宝石の見本から始まって、いろいろ説明を受けましたが、イエローサファイヤは、ここジャイプルでしか採れないとのことでした。といってもサファイヤというと青というイメージしかありませんね。

宝石の価格には全く知識が無いのに、安いものでも数万円の買い物をする気にはなれません。まして、ぼったくり値のインド人相手の値切り交渉が必要になると、とても買い物はできません。



この日の夕食は、インド民族舞踊を見ながらの夕食ということになっていました。この夕食は、ビュッフェ形式ではなく、インド特有のターリ料理だったので、紹介します。

主食としては、中央のナンにライス。カレーに、チキン、野菜の煮物。右下は、デザートのクラブ・ジャムーンで、ミルクを煮詰めたものを小麦に混ぜ、団子状に揚げてからシロップに漬けたものです。



他のインド料理についても、ここでまとめておきましょう。

タンドリー・チキン。ヨーグルトや香辛料に漬けこんだ鶏肉をタンドリーと呼ばれる土のかまどでじっくりと焼いた北インドの名物料理です。ツアーで出される料理なので、ケンタッキー・フライドチキンでいうところのワンピースしか出てこないのは残念なところです。

左は、ジャミ・カパプと呼ばれる羊肉のミンチをいれたインド風コロッケ。



各種のカレー。



ビュッフェスタイルだと、このようになってしまいます。

なお、ビールは、キングフィッシャーでした。ツアーだと食事の時に頼むビールが、食事代よりも高いのではないかと思うほどの高価なものになってしまいます。レストランの定価料金に現地ガイドの副収入が上乗せされているためもありますが、現地ガイドへのチップと思うことにしましょう。



食べやすそうな物をとっているため、毎日同じような内容になってしまいました。なお、左は、パパルという、豆のペーストを乾燥状態にしてから焼いたものです。



キングフィッシャー・ビールにも缶ビールがありました。ホテルの部屋の冷蔵庫にあったものなので、写真を撮っただけでもどしておきました。



ジャイプルのレストランでは、民族舞踊を見ながらの食事ということになっていました。

レストランの前方の空間で踊りが始まりました。右は、ハーモニカで、左手で横に開くふいごを押しながら、右手で鍵盤を演奏するというものです。



踊り子は二人。どうも家族総出の演奏のようです。



ラジャスタンのチャーリと呼ばれる民族舞踊のようです。砂漠の民であることから、水瓶を頭に乗せた踊りが起きたのでしょう。



ヨーロッパ一帯で見かけるロマ(ジプシー)民族は、このラジャスタンが発生の地で、紀元前1000年以前に北インドを離れて放浪の旅に出たといいます。この演奏一家もインドに残ったロマの民のようです。





踊りは、水瓶を積み上げていくものに変わりました。













最後は、客も引き入れての踊りになりました。



インド音楽に興味があったので、移動の途中によったレストランの売店でCDを買いました。「ラジャスタンの音楽」というタイトルのようです。



もう一枚買、インド映画の挿入歌ということで、「ドン」を買いました。この映画は、インドのテレビで、踊りのシーンが繰り返し放送されていました。

インドは、製作本数及び観客数で世界一の映画大国です。その製作の中心地のムンバイ(旧名ポンペイ)の名前をとってポリウッドフィルムとも呼ばれています。

多くは3時間前後の大作で、わかりやすいストーリーの娯楽作になっており、途中で場面とはあまり関係のない、多数のバックダンサーによるミュージカルシーンが挿入されて、歌や踊りを十二分に堪能する事ができるのが特徴です。

日本では、「ムトゥ 踊るマハラジャ」が一時話題になったものの、その後、インド映画はあまり紹介されないでいます。いささかうんざり気味の韓流ドラマの代わりに、インドやアジアの映画をもっと紹介して欲しいものです。
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