さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アムステルダム その2

2008年09月12日 | 海外旅行
この連休の天候も微妙になってきましたね。ともあれ、良い休日を。

アムステルダムで是非とも訪れたいのが、国立博物館です。レンブラントの20作品、フェルメールの4作品といったオランダ絵画が充実しています。



建物の反対側のムジアム広場からの眺め。この広場の周囲は、美術館やコンサートホールで囲まれて、文化の広場といった感じです。



ここでの目玉の一つは、レンブラントの「夜警」でしょう。



お土産スライドを複写したもの。

火縄銃手組合からの依頼で描かれた作品で、題名に反して、実際は昼間の風景とか。お金を出したのに自分が大きく書かれていないといった不満が出て、出資者には不評だったようですが、絵自体は評判となり、絵の依頼が多くなったようです。

この絵を見て、左右の人物が中途半端に描かれているのに気が付きましたか。

火縄銃手組合からダム広場の市役所に展示場所が移された時、大きな絵で壁に入りきらないとして周りをカットされてしまったといいます。なんということを。



もう一つは、フェルメールの作品。これは、「牛乳を注ぐ女」。

フェルメールの絵で特徴的なのは、色の鮮やかさでしょうか。どちらかといったら地味な色彩のオランダ絵画の中で、フェルメールの絵は、光の当たった部が輝いて見えて、他の絵とは区別がつきます。これは、ルネッサンス絵画の並んだなかでも、ラファエロの絵が色彩が鮮やかでひと目で判るのと同じような感じがします。



オランダの生んだ画家として忘れていけないのは、ゴッホ。これはゴッホ美術館です。



内部は明るい雰囲気です。



この絵は、「カラスのいる麦畑」

ゴッホの絶筆とする説が流布していた時期があり、現在では、それは否定されているものの、最後を締めくくる作品として提示されることが多い作品です。

麦畑は死の象徴。カラスも不吉な鳥です。嵐のように流れる空の色が、自殺するゴッホの狂気を著しているように思えます。



コンセルトヘボー。オランダ語で、コンサートホールを意味します。ここを本拠地とするのが、ロイヤル・コンセルトヘボー(旧称アムステルダム・コンセルトヘボ-)管弦楽団です。1888年に設立され、メンゲルベルグやハイティンクが常任指揮者として勤めた名門オーケストラです。

残念ながら、コンサートは聴きませんでした。



ライツェ広場

大道芸人がパフォーマンスを披露したり、オープンカフェーが並んでいたりと、人気のある広場です。

美術館巡りは、足が草臥れて痛くなります。野外のカフェーでひと休みしましょう。
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