さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
http://iide.hp.infoseek.co.jp/

さすらいの風景 キナバル山 その9

2015年05月09日 | 海外旅行
PONDOK TIKALODからは、僅かな距離で谷に降り立つことができました。



標高が下がったためか、キナバル・バルサムの花が再び現れました。







その先で、再び橋が現れ、こちらがWest Masilau Riverの本流のようでした。



川からひと登りで、PONDOK NEPENTHESに到着。この先が、マシラウルート一番の難所の急登になります。





初めはトラバース的な登りでゆっくりと高度を上げていきました。





急斜面が始まったところで、現地添乗員が先に行ってくれというので、自由に歩かせてもらうことになりました。急坂の途中に2.5km標識が置かれており、地図を見ると、2.0km地点で尾根上のPONDOK BAMBUに出るようでした。きつい登りで、休むと足が止まりかねないので、一気に登ってしまうことにしました。

傾斜が緩むと、PONDOK BAMBUに到着したので、ここで皆を待つことにしました。20分近く待って7名の参加者はそろいましたが、肝心の現地ガイドが登ってきませんでした。登山道の下に向かってオーイと声を掛けましたが、返事も返ってこない。どうも体調が悪いようで、二日目の登りでも途中で姿を消していました。仕方がないので、先行しているポーターと合流するため、下りを続けることにしました。



PONDOK SCHIMAに到着し、休んでいたポーターに出会うことができました。英語は通じないようでしたが、現地ガイドの名前を叫んで地図を指さしていると、電話機を出しながら道を戻っていきました。これで何とかなるだろうと思って待っていると、それほどの時間はかからずに一緒に下ってきました。

予期せぬトラブルでしたが、この後は全員揃って下ることになりました。







一気に高度を下げていくと、再びジャングルの中に戻ってきました。



ようやくゴール。休憩時間も多かったですが、6時間45分かかりました。



登山口の管理小屋。現地ガイドが下山の手続きを行っているのか、少し待つことになりました。

無事にキナバル山登山を終えることができました。



これは、キナバル山の登頂証明書。翌日にバスの中で渡されました。有料のようですが、ツアー料金に含まれています。

ちなみに、登頂できなかった場合には、白黒印刷で、登ったところまでの高度が記載されます。



これは、マシラウルートの踏破証明書。



マシウラ・ネイチャー・リゾートは、敷地が広いため、レストランへはバスでの移動になりました。

少し遅くなりましたが、お待ちかねの昼食とビール。ただ、マシウラ・ネイチャー・リゾートは、車が通じているのにもかかわらず、山小屋並みの値段であったのには、少々不満を感じました。



スパイシーなスープ。



肉の煮物。



個々には丸く持ったライスが渡され、これに大皿に盛った料理を載せることになりました。同じように見えますが、肉、魚、ナスの煮物です。



デザート。マンゴーは、日本と違って安いようでたっぷりと出てきました。



食事を終えて外に出ると、別行動でTimpohon Gateに下った負傷者も到着しました。意外に早く下れたようです。

宿泊棟へは、再びバスで移動。コテージ・タイプの宿泊棟が山の斜面に並んでいるため、スーツケースを転がして登るのに苦労しました。



テレビも無い簡素な造りですが、ベッドは寝やすいものでした。お湯がでるまで時間がかかるという説明でしたが、まずはシャワーという気分だったので浴びてしまうと、やはり冷たい水でした。

シャワーを浴びた後は、スーツにしのばせてあったビールで風呂上がりの一杯。登山を終えた気の緩みもあって、眠りに落ち込みました。

いつしか本降りの雨になっていましたが、夕食の時間には上がっていました。結局、登山中には雨に合わないで済みました。



夕食のためにレストランに移動すると、日本の団体も食事をとっていました。翌日Timpohon Gateから登るために、ここで泊まるようです。夕方の雨のため、翌日の天気が気になることでしょう。



料理はビュッフェスタイルで、マンゴーとパイナップルをかなり食べました。

今回の旅行では、日本を出発してからあわただしい行程が続きましたが、ようやく落ち着いて眠ることができました。
この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さすらいの風景 キナバル山... | トップ | 出かけてきます »
最新の画像もっと見る

海外旅行」カテゴリの最新記事