先日、日本橋高島屋に
「山崎豊子展」を見に行ってきました。
とても良かったです。
「白い巨塔」や「大地の子」や「沈まぬ太陽」など
数々の素晴らしい小説を書いた方です。
山崎さんの小説が面白いのは
本当にあった事実を
ものすごい取材と、資料を集めて
足を使って、書いていることだと分りました。
67歳の時、「大地の子」を発表して
年齢と長年のハードワークで身体がしんどくなり
そろそろ引退を考えていたところ
恩師の新潮社の方から
「芸能人には引退があっても、芸術家には引退がない。
作家は書きながら棺桶に入った方がよい。僕はもうそろそろ
お迎えが来るようだから、香典代わりに作品を書いてほしい」
(スイマセンが正確な言葉ではないですが、こういうニュアンスなことが出ていました)
と言われ、「沈まぬ太陽」に臨んだようです。
恩師の方の喜びのお手紙も展示していました。
山崎豊子さんは2年前の88歳でお亡くなりになるまで
現役を続けていました。
恩師の方とあちらの世界で再開して
喜び合っていることと思います(笑)
一流の生き方だと思います。
良い刺激を受けました。
ありがとうございます。
読書の秋に山崎豊子さんの作品はいかがでしょう!!