プライドと嫉妬

昔は「プライドを持て」との言葉を

肯定的な解釈で使用することが

多かった時代がありました。

 

プライドが自尊心であるならば

持っても良いとは思いますが

プライドが優越感であるのならば

危険性があります。

 

優越感と劣等感は表裏一体だからです。

 

プライドが自尊心であるのならば

良い意味で「恥を知る」ことができます。

 

本当に恥を知ると

反省したり、改善することが

できるようになります。

 

プライドが優越感になると

悪い意味の劣等感が生じて

嫉妬や妬みや嫉（そね）みの

悪感情に囚われるようになります。

 

態度も自虐的や自暴自棄になり

生活も乱れ・退廃的になります。

 

逆に言うと

だらしない生活で

反省・改善できない人は

とても頑固で

プライドの高い人が多いものです。

 

自尊心がある人は

謙虚で素直に反省して

改善できる傾向があります。

 

人間関係もスムーズに行く人が多いものです。

 

プライドが高い人は

自意識過剰な人とも言えますね。

 

最近流行っているようですが

繊細過ぎる人も

自意識過剰な人ですね。

 

我（手前）良し・人（相手）良し・世間良しを心掛けて

自分を守るだけのプライドを捨て去って

世のため・人のために向上心を持って

仕事や生活に取り組んで行きたいものですね。

 

運も良くなります。

 

 

 

れ

情報を遮断する

物質的に豊かな社会になった

１９７０年代ぐらいから

「心の時代」と言われていたそうですが

本格的に多くの人が感じるようになったのは

バブル経済崩壊以後の

１９９０年代ぐらいからかも知れません。

 

それまでの社会体制の価値観が大きく揺らぎ始め

１９９０年代後半には

自殺者も３万人を越えました。

 

２０００年代には

スピリチュアルブームも起こりましたね。

 

加えて

心理学や成功セミナー等も

盛んになりました。

 

それは現在にも続いていますが

医学と称して

わざわざご丁寧に病名を付けて

単なる悩みを病気にしてしまい

薬物依存にさせている精神科の医師も増えました。

 

洗脳や心理操作をして

暴利を貪（むさぼ）る

占い師や組織団体もいるようですね（笑）

 

戦前から

高等遊民（今でいうニートのようなもの）になったり

精神衰弱になったりする多くの人は

お金持ちで

知識に偏重している

頭でっかちの人が多かったようです。

 

知識・情報化社会の現在は

ただでさえ情報の洪水の中で

生活しているようなもので

身体性が低い人は

頭や心が疲れ易くなっています。

 

その疲れは病ではないのですが

楽で簡単に解消しようとして

薬物やお酒や甘いもの等に走りやすく

段々と依存的になって

悪循環に陥ってしまっているようです。

 

出来るならば

２４時間の中で

意識的に情報を遮断して

身体性を高めるための時間を取ることが

大切な時代ではないでしょうか。

 

仕事のためには

情報処理能力を高めることが

求められる時代ではありますが

なおのこと意識的に

情報を遮断する時間が大切ですね。

 

欧米社会のエグゼクティブ達の中で

ヨガやマインドフルネス等が

取り入れられているのも

知識・情報化社会による

頭や心のストレス過多だからではないでしょうか。

 

適切な筋肉が付いたり

「無心」になると

集中力も高まり

仕事のパフォーマンスも上がるものです。

 

知識・情報化社会は

意識的に情報を遮断して

身体性を高めると

運も良くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

家族間ストレス

近年「夫源病」なる病が話題になりました。

 

ご主人の定年退職により

夫婦間のバランスが崩れて

夫から受けるストレスが原因で

病気になる奥さんが増えているようですね。

 

逆の場合もあって

妻から受けるストレスもあるようですが・・・（笑）

 

引きこもりによる家庭内暴力や

虐待や育児拒否なども

増加傾向にあるようです。

 

「介護疲れ」なども

待ったなしで増え続けているのではないでしょうか。

 

戦後、大家族が減って

核家族が増えました。

 

個人主義・自由主義・資本主義の流れは

「おひとりさま」世帯への移行も進んでいます。

 

地域コミュニティも薄れてきたので

風通しの悪い核家族では

何かのトラブルが生じたとき

問題が悪化し易いものです。

 

個人化の進む現代社会では

家族間の人間関係も

難しくなっているのかも知れません。

 

家族間の人間関係を

共依存から相互扶助の関係にするためにも

まずは個人の自立力強化と

「礼儀」が大切ではないでしょうか。

 

「親しき中にも礼儀あり」ですものね。

 

「礼」＝調和・美しさです。

 

家族間のストレスを調和すると

運も良くなります。

 

 

 

 

 

 

 

天命を知る

論語に「五十にして天命を知る」とありますが

さて現代人の５０歳以上で

「天命」を知った人はどれぐらいるのでしょうか？

 

「天命」の解釈は

人それぞれだとは思いますが

孔子はどういう意味で

「天命を知る」と語ったのでしょうか？

 

一般的には

「天から与えられた今世の使命を

５０代になると知ることが

できるようになって来た」

という感じでしょうかね。

 

孔子の教えは

「学ぶ」ことが基本なので

若い頃から人生を学び

人の道を学び続けて

ようやく５０代で人生を知ることが

出来るのでしょうね。

 

凡人は

人生の意味を考えたことも無く

若い頃に考えたとしても

答えが見つかるまでもなく

断念してしまうのかも知れませんね。

 

また孔子は

「三十にして立つ」とも言っています。

この「立つ」は

自立や独立自尊のことだと思いますが

５０代でも

自立や独立できない人が多いのも

現代人の傾向ですね。

 

若い頃から

苦しみや楽しみ

失敗や成功などを経験しながら

精神を鍛えないと

天命を知ることはできないのかも知れません。

 

「天命」を知らないまま

６０・７０代になった人も

超高齢化社会の今日

多いことだと思います。

 

もちろん知らなくても

生きては行けますが

「天命」を知る方が

愉しく生きて行けるかも知れませんね。

 

解釈によっては

「天命＝生き甲斐」と言っても

良いかも知れません。

 

超高齢化社会の今日

６０・７０代になっても

遅くはないと思います。

 

「天命を知る」と運も良くなります。

 

 

 

 

 

 

お金のマネジメント

数日前のニュースで

コロナ禍の影響もあり

預金残高が過去最高になったそうですね。

 

バブル経済崩壊以後

３０年ぐらい経ちましたが

世界一の金持ち国家でありながら

貯金ばかりして

お金が世間に流通しないため

ずっと不景気が続いています。

 

超高齢化も原因だと思われます。

 

日本人は高齢者ほど

お金に頼らざる負えないので

資産形成が貯金しかできない人が多いようです。

 

高度経済成長期からバブル経済ぐらいまでは

貯金とマイホームの購入が

主な資産形成でしたが

パラダイム転換した今日

資産運用や投資力が

資産形成のためには

必要になって来たようです。

 

預金や各種の積み立て保険など

ほぼゼロに近い金利のようですね。

 

そうかと言って

投資は詐欺も多いですし

学習も必要です。

 

学習しないと

投資は投機（ギャンブル）になってしまいます。

 

かと言って若い人達は

現在の高齢者のような年金制度が

維持できる保証もないですね。

 

やはり若い人ほど

自分年金を作るためにも

投資力を高めることは

大切なことではないでしょうか。

 

「お金とは何か？」

「経済とは何か？」という問いから

学んで行く方が良いかも知れませんね。

 

経済的な自立を学ぶウチに

働くことの大切さにも

気づきがあるかも知れません。

 

お金に翻弄（ほんろう）されて

お金の奴隷になるのではなく

お金をマネジメントして

この世を生きて行きたいものですね。

 

マネジメント力を高めると

運も良くなります。