ローレンス・レッシグ『CODE VERSION 2.0』山形浩生訳, 翔泳社, 2007.
初版の翻訳は2001年。これは第二版だが、その一刷は誤植が多いので気を付けるよう(翻訳者による訂正表あり1))。
内容はインターネットの利用規制に関するもの。企業は、法による規制よりも、アーキテクチャを使って選択の自由を制限し、インターネット利用をコントロールしている。法については議論ができるが、アーキテクチャは壁のように意識されない存在で、議論の俎上にのせにくい。しかし、それは確実にわれわれの自由を制限している。したがって、アーキテクチャについて反省する機会を持つべきだ、こんな主張が含まれていたと思う。
アーキテクチャそれ自体を選択の対象として、民主的討議をするべきだというわけだ。インターネットについて詳しくないので、その是非についてあれこれ言うことは控える。だが、この著者と逆のことを考える本を見つけた。アーキテクチャを使ってガンガン人を誘導しよう、そしてそれは善だと。これはそのうちに。
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1) 山形浩生, Lessig "CODEv2" Japanese Errata
http://cruel.org/books/codev2errata.html
初版の翻訳は2001年。これは第二版だが、その一刷は誤植が多いので気を付けるよう(翻訳者による訂正表あり1))。
内容はインターネットの利用規制に関するもの。企業は、法による規制よりも、アーキテクチャを使って選択の自由を制限し、インターネット利用をコントロールしている。法については議論ができるが、アーキテクチャは壁のように意識されない存在で、議論の俎上にのせにくい。しかし、それは確実にわれわれの自由を制限している。したがって、アーキテクチャについて反省する機会を持つべきだ、こんな主張が含まれていたと思う。
アーキテクチャそれ自体を選択の対象として、民主的討議をするべきだというわけだ。インターネットについて詳しくないので、その是非についてあれこれ言うことは控える。だが、この著者と逆のことを考える本を見つけた。アーキテクチャを使ってガンガン人を誘導しよう、そしてそれは善だと。これはそのうちに。
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1) 山形浩生, Lessig "CODEv2" Japanese Errata
http://cruel.org/books/codev2errata.html