前日、夜に出発して、那須から、一般道を経由して、鷹ノ巣へは、深夜に到着。
仮眠を取ると、到着が遅かったこともあって、目覚めると6時半を過ぎたくらい。
既に日は高く、長い行程を考えると、もっと早く起きないとと、少し悔やんだが、思っても、どうしようもないので、とりあえず急ぎ着替えて、朝食も取らずに、とりあえず出発する。
エコトイレの脇を通り過ぎた奥に登山口がある。
入り口に張られたチェーンを避けて、入ると、しばらくは緩やかな林道歩きだ。
その後、木が一本渡されただけの簡易な橋をわたると、
直ぐに木柱が現れて、そのわきに「すぐにやせ尾根」の看板をみる。
ここまでは、長閑だなぁ~なんて、歩いていたが、、、ここから本格的な登りが始まる。
しばらくは樹林帯の登りで、赤土の滑りやすい道となる。
一旦、見晴らしの良い尾根に出ると緩やかになり、先には目指す稜線が見える。
それほど、高くには見えないが、左へ緩やかに巻くように尾根が稜線を目指しているように見える。
時折、尾根は、両サイドが切れ落ちて、非常に高度感を感じる。
再び、登りになると、ロープも現れ、手掛かりの必要なところもあって、噂通りの急登が続く。
その後は、やせ尾根と、急登を繰り返すが、急登になると高度を上げるもののなかなか稜線には近づかない。
開けると、背後を見ると、見通しが良くなるが、雲がかかり、今一の景色。
一旦、下って、登り返すと、ザレてロープが張られた斜面と落差のある岩場が混じる登りを抜けて、稜線が近づいて、登りが緩くなると、下台倉岳に到着だ。
標識はあるが、東側が開けた、稜線のピークと言った感じ。
この先は、台倉岳までは稜線を歩く。
ようやく、緩やかになるかと思いきや、結構、稜線に沿ってアップダウンする。
時折、西側の樹林帯に入ってトラバースする。
稜線に出ると、見晴らしは良いが、景色はいまいちな感じが続く。
比較的に緩やかになって、木道を抜けると、ほどなく台倉岳の山頂に到着だ。
標識はなく、三角点があるだけ。
下台倉岳と同じように、東側が開けて、眺めは良いが、、、
もちろん、この日は相変わらず曇ってるが。
この先は、少し稜線を歩いて、樹林帯に向かって下る。
道が緩やかになって、木道を抜けると、台倉清水はそれほど遠くない。
ジメっと鬱蒼とした樹林帯の中に標識は現れる。
肝心の水場はここから下った所にあるようだ。
時間も遅いので、先を急ぐ。
ここからは、鬱蒼とした笹原の緩やかなアップダウンに変わる。
ほとんどが木道で整備されており、歩き安い。
ただ、この日は、前日、降った雨のせいが、滑りやすく、油断するとひっくり返るくらいよく滑る。
ほんと、やばい。
木道の無いところは、ぬかるんでいた。
白沢清水は、木道の途中に突然、現れる。
台倉清水のように広場にはなっておらず、木道の脇にひっそりと佇むといったおもむき。
ただ、水場は、ほぼ水溜まりで、これを飲む勇気はなかなかでないな。
その後もしばらくは、これまでと同様に木道中心の平坦道が続く。
しばらく行くと、目前に斜面が現れると、池ノ岳への最後の登りとなる。
最初は、灌木帯の登りとなるが、次第に斜度は増し、灌木帯から、笹原に周囲が変わると、周りの視界も広がる。
一旦、緩やかに変わって、一服となるが、岩が露出する登りが現れる。
ところどころ岩場も混じりながらの急登となる。
登りも長くないが、ここまでの疲労も重なって、かなりきつい。
天気が良ければ、南側に平ヶ岳が見える。
緩やかになって、木道の道と変わると、ほどなく姫の池のデッキに到着だ。
ここまで来ると、あともう少しと思ったが、なかなかどうして、平ヶ岳の山頂へはまだまだある。
どこが平ヶ岳だよ。平たくないやん…って思いつつ、一旦、樹林帯の中を下って。
湿原の脇を抜けて、登り返す。
樹林帯を抜けて、木道の道に変わって、その後、広めのデッキが現れると、北側の樹林の中に山頂の木柱が見える。
ようやく到着…
一応、ピークまで、進むが、行き止まりの表示と、アンテナの立つ、なんとも味気ない場所。
時間も遅かったこともあって、玉子岩はパスして、下山する。
それでも、途中のアップダウンもあって、思った以上に麓は遠くて、登山口に到着したのは、19時ちょっと前。
疲れたなぁー