中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

15.16は休載です

2018年02月14日 | 情報

15日(木)、16日(金)は、出張しますので当ブログは休載します。
再開は、19日(月)です。よろしくお願いします。

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自殺念慮(あるいは、希死念慮)

2018年02月14日 | 情報

小職が理解しているのは、遠因にはなりますが。過労が直接の原因で自殺するのではありません。
過労によりうつ病を発症し、これが原因となって、自死に至るということです。
うつ病の症状の特長として、「死についての反復思考」があり、
さらに「自殺念慮(あるいは、希死念慮)」(自殺のことを考えること)があり、
それが進むと「自殺企図」(自殺しようとすること)になります。
この段階で、留まるか、周囲が気が付けば、最悪の事態は避けられるのですが、
そうでなければ、当記事のような事態に至ってしまうこともあるということです。

京都市職員の公務災害自殺和解へ
18.2.9 NHK

京都市は、平成25年に自殺し公務員の労働災害にあたる「公務災害」に認定された当時43歳の男性職員の遺族に対し、
5000万円を支払って和解することになりました。
京都市によりますと、平成25年10月、交通局に勤務し消費税率の引き上げに伴う地下鉄やバスの運賃改正などの業務を
担当していた当時43歳の男性職員が大阪市内で自殺しました。
男性職員は、死亡する直前の1か月間の時間外勤務時間が「過労死ライン」とされる月80時間を超える
100.5時間にのぼり、過労による自殺として公務員の労働災害にあたる「公務災害」に認定されました。
男性職員の遺族は、安全配慮を怠ったとして京都市に対して賠償を求めていました。
その後、奈良地方裁判所で和解協議となり、京都市が男性職員の勤務状況に対しての配慮が、
十分でなかったことを認め遺族に対して5000万円を支払うことで和解することになりました。
京都市は、市議会の議決を受けて正式に和解することにしています。
京都市交通局は、「公務に貢献していた職員が過労によって死亡したことについて弔意を表します。
今後、長時間労働や残業の縮小に取り組み再発防止に努めます」とコメントしています。

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