当該企業のHPをチェックしてみました。報道のとおりのようです。
残念です。ただ、この事件をきっかけにして、生まれ変わってほしいと思います。
https://recruit.yuko-group.com/culture/yuko-ism/
女性が多い職場です。
当社では、多くの女性が活躍しています。
大学を卒業した新卒生から、転職してきた成長意欲のある女性。
そして、結婚してお子さんを持った「お母さん」も当社では活躍しています。
産休、育休後復帰してお子さん連れで働いているパート女性、
3才のお子さんを育てながら働く営業女性・・・。
結婚しても、お子さんを産んでも、
仕事を続けられる会社創りをしたいと常に心がけています。
女性2人がうつ病で労災認定 過剰ノルマやセクハラ受け
2019年8月21日 朝日
塗装会社ユーコーコミュニティー(神奈川県厚木市)の新入社員だった女性2人が、
過剰なノルマによる長時間労働やセクハラなどでうつ病を患ったとして、相次いで労災認定された。
代理人の弁護士らが21日、記者会見して明らかにした。
同社は住宅の外壁などの塗装を手がけ、ウェブサイトでは同社の女性職人の活躍ぶりが
マスコミで報道されたことをアピールしている。
弁護士によると、2人は2017年4月に入社。
1日200軒の住宅への飛び込み営業などのノルマがあって長時間労働が続いたうえに、
上司から体を触られるセクハラを受けるなどしたという。
2人とも同年11月ごろにうつ病になり、出社できなくなって18年春に解雇された。
同年6月、それぞれ労働基準監督署に労災を申請。今年に入り、1人は平塚労基署に1月11日付で、
もう1人は厚木労基署に7月3日付で労災認定されたという。
平塚労基署は、月85時間29分の時間外労働や、同僚のいる前で会長から
「お前のことを嫌いになるよ」などと責められるといった嫌がらせを受けたことを認定したという。
会見には2人も同席し、「女性が活躍する会社と信じて入ったのに、上層部が女性蔑視の価値観だった。
セクハラを会長に相談したら、『神様が与えた試練だ』と対処されなかった」
「ノルマがとてもこなせる金額や量ではなかった。愚痴は処罰の対象になるといわれ、
同期との飲み会は禁止され、上司にも相談できなかった」などと訴えた。
同社は「元従業員の方が精神疾患に罹患(りかん)されたことにつきましては、大変遺憾に存じます。
労災認定につきましては、労基署の調査結果などの内容を確認できておりませんので、
コメントを差し控えさせていただきます」としている。
塗装職人の5割以上が女性で注目の会社、実は…2人がうつ病労災認定
2019年8月22日 読売
塗装会社「ユーコーコミュニティー」(神奈川県)の20歳代の女性社員2人が入社後7か月でうつ病を発症したのは、
長時間労働やパワハラなどが原因だとして労災認定されていたことがわかった。2人が21日、記者会見して公表した。
代理人弁護士によると、2人は2017年4月の入社直後から1日200件の営業訪問と月300万円の売り上げを求められ、
達成できないと罵倒された。
2人のうち1人は時間外労働が月85時間を超えていたが、
労働基準監督署の指導を受けるまで残業代も支払われなかったという。
2人はともに17年11月頃にうつ病を発症。
1人について平塚労基署が今年1月に、他の1人についても厚木労基署が同7月に、それぞれ労災を認めた。
ユーコーコミュニティーは塗装職人の5割以上を女性が占め、「女性が活躍できる職場」として近年、注目されていた。
同社は「労働環境の改善に 真摯に取り組んでいく」とコメントを出した。
新入社員2人に労災認定 セクハラや長時間労働でうつ病
2019/8/21 日経
神奈川県厚木市の外壁塗装会社ユーコーコミュニティーの新入社員だった女性2人がうつ病を発症したのは
セクハラや長時間労働が原因だったとして、労働基準監督署が労災認定したことが21日、分かった。
代理人の弁護士らが東京都内で記者会見し明らかにした。
弁護士らによると、今年1月に平塚労基署、同7月に厚木労基署が認定した。
同社は「元従業員が精神疾患にり患されたことは大変遺憾。
労災認定については労基署の調査結果内容を確認できていないのでコメントを差し控える」としている。
弁護士らによると2人は2017年4月に入社し11月にうつ病を発症。
同僚の前で会長から「みんながおまえを嫌いになる」と叱られたり上司に体を触られたりした。
労基署は発症前1カ月の残業時間は85時間を超えていたと認定した。
2人は美大出身で技術職希望だったが、営業担当に配属され、1日当たり200軒を訪問することを課せられた。
セクハラ被害を訴えると会長が「セクハラは神様が与えた試練」などと言い、耐えるよう求められたという。
同社は「女性が活躍できる会社」などとうたっているが、会見に同席した女性は
「長時間労働は当たり前でパワハラ、セクハラも見て見ぬふりの劣悪な環境だった」と話した。〔共同〕