中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

明日より、休暇に入ります

2023年04月28日 | 情報

明日29日より、恒例?のゴールデンウイーク休暇に入ります。
当ブログの再開は、5月8日(月)です。

ところで、御社の有休取得状況は、如何ですか?
計画年休制度は、機能していますか?
ゴールデンウィークはともかくも、夏休みの計画年休取得の準備は、できていますか?

◎年次有給休暇の計画的付与制度(厚労省HPより)
https://www.mhlw.go.jp/newinfo/kobetu/roudou/gyousei/kinrou/dl/101216_01e.pdf

 

 

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精神障害者の算定特例の延長について

2023年04月27日 | 情報

◎照会がありましたので以下に記します。改正省令は、令和5.4.1に施行されています。

1.算定特例の延長について
◼ 令和5年4月1日から、対象障害者である労働者や職員の数の算定に当たっては、
当分の間、精神障害者である短時間労働者や短時間勤務職員については、一人とカウントする。

2.算定特例の期間について
◼ この算定特例については、
・ 当分の間、継続し、
・ 今後、令和6年度末までに調査研究(「精神障害者の等級・疾患と就業状況との関連に関する調査研究」)をとりまとめ、
この結果等も参考に、精神障害者の「重度」という取扱いについての一定の整理をし、検討する。

◎職発0331第39号 令和5年3月 31 日
都道府県の各機関の任命権者殿      厚生労働省職業安定局長

障害者の雇用の促進等に関する法律施行規則及び厚生労働省関係国家戦略特別区域法施行規則の一部を改正する省令の公布等について

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/1640/00450904/02033139.pdf

本日、障害者の雇用の促進等に関する法律施行規則及び厚生労働省関係国家戦略特別区域法施行規則の一部を
改正する省令(令和5年厚生労働省令第 49 号。以下「改正省令」という。)及び障害者の雇用の促進等に関する法律施行令
及び障害者の雇用の促進等に関する法律施行規則の規定に基づき厚生労働大臣が定める様式の一部を改正する件
(令和5年厚生労働省告示第 139 号。以下「改正告示」という。)が公布・告示された。
これらは、昨年 12 月 16 日に公布された障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律
(令和4年法律第 104 号。以下「改正法」という。)による改正後の障害者の雇用の促進等に関する法律
(昭和 35 年法律第 123 号。以下「法」という。)の改正事項のうち、施行期日が令和5年4月1日とされた事項に関する
省令及び告示の整備を行うとともに、精神障害者である短時間労働者の障害者雇用率の算定特例の延長を行うものである。
主な内容は下記のとおりであり、公務部門に関連する改正事項として、精神障害者である短時間労働者の算定特例の延長
(記第1の3)及びこれに伴う障害者任免状況通報書等の改正(記第2)がある。
内容を十分理解の上、法の改正事項のうち他の同日施行の事項(雇用の質の向上に向けた事業主の責務の明確化(法第5条関係))と併せて、
貴職におかれては、円滑な施行に御協力いただきたい。
(途中略)


第1 改正省令関係
1 障害者雇用率の算定特例の対象となる事業協同組合等の追加(内容略)
2 在宅就業支援団体の登録等に関する事項の見直し(内容略)
3 精神障害者である短時間労働者の障害者雇用率の算定特例の延長

精神障害者である短時間勤務職員又は短時間労働者についての雇用義務等に関する規定の適用に当たっては、
雇入れの日等からの期間にかかわらず、当分の間、一人をもって一人とみなすこと。(規則附則第4条~附則第7条関係)

(以下省略)

◎精神障害者の算定特例の延長について(案)労働政策審議会障害者雇用分科会資料

https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/001039352.pdf

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腸が整えば心も整う

2023年04月26日 | 情報

メンタルヘルス対策には、安定した、健全な食生活が大切であることが、再認識されました。
以下、記事中の推奨される食生活をしていた、「昔の日本人」は、メンタルも健全だったのでしょうね。

腸が整えば心も整う?!
NHK 23.4.17

私達人間の体にはおよそ100兆個もの腸内細菌が存在します。
実はこの腸内細菌が感情や思考を司る「脳」に大きな影響を与えることがわかってきました。

脳内で精神を安定させる精神伝達物質“セロトニン”は、足りていればポジティブな感情や安心感が得られ、
逆に不足していると気分が落ち込み不安になったりします。
そんなセロトニンが最も多くあるのが、実は脳ではなく腸なのです。実に90%が腸の中に存在しています。
最近の研究で、腸内細菌がセロトニンを作り出す過程に重要な役割を果たしていることがわかってきました。
脳にあるセロトニンは感情をコントロールしますが、腸のセロトニンはぜん動運動を促すなどの機能があります。
腸内細菌がセロトニンの素になる物質を生成していることがわかってきました。
腸と脳は神経でもつながっているので、お互いに情報をやり取りする深い関係になっています。
脳と腸の関係は“脳腸相関”とも呼ばれ、脳がストレスを感じると腸内環境が悪化して便秘や下痢になったり、腸内環境が悪化すると脳に伝わり、不安になったりします。
さらに、うつ、アルツハイマー、パーキンソン病に、腸の病気が関わってきてると明らかになってきています。
腸の調子を整えると、脳が活性化することもわかってきました。

◎腸内環境を整える!食物繊維が多い食品

腸活のカギとなるのが食事のバランスと食物繊維です。
食物繊維は腸内細菌のエサになるので、腸内細菌を元気にするためには必須!
多く含まれている食品は主にこちらです。

<海藻>ひじき・こんぶ・わかめ

<豆類>大豆・いんげん豆・小豆

<きのこ>しいたけ・えのきだけ・マッシュルーム

<イモ類>じゃがいも・里芋・さつまいも

<穀類>玄米・大麦(押し麦)・全粒粉パン

<果物>りんご・ブルーベリー・キウイフルーツ

◎発見!驚きの腸内細菌パワー NHK 23.4.17

https://nowkore.net/archives/73333

 

 

 

 

 

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「十分な睡眠」6割目標

2023年04月25日 | 情報

「十分な睡眠」6割目標…厚労省 健康長寿へ次期計画
2023/04/20 読売

厚生労働省は、2024年度から始める次期の国民健康づくり計画「健康日本21」で定める数値目標を固めた。
個人差などもあるが、「十分な睡眠時間」を6~9時間(60歳以上は6~8時間)として、
確保できている人の割合を32年度に60%とする新たな目標などを掲げる。

健康日本21は、健康寿命を延ばすことを目的とし、生活習慣病の予防や食事、運動などの目標を設定している。
第3次となる次期計画は約50項目の目標を掲げる方針で、6月に決定される見通しだ。

国が睡眠不足への対策を強化するのは、近年の研究で心身の不調に関係し、寿命に影響することが分かってきたためだ。
日本人の平均睡眠時間は、男性が7時間52分、女性が7時間33分で、海外と比べ短い。
十分な睡眠時間を確保している人の割合を現状より約5ポイント増やすことを目指す。

食生活の改善では、過剰摂取が指摘される食塩の量を1日あたり現状の10・1グラムから7グラム未満に減らす。
1日の野菜摂取量は現状より約70グラム多い350グラム、果物は約2倍の200グラムを目標とする。
野菜や果物の摂取量を増やすと、循環器病による死亡率が低下するとされる。
足腰が衰える「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」を防ぐため、
要因の一つになる足腰に痛みのある65歳以上の高齢者を1割減らす。

厚労省の担当者は「高齢になっても元気に暮らせるよう、各目標を参考に生活習慣の改善につなげてほしい」と話している。

◎健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(厚労省HP)

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html

厚生労働省では、生活習慣病やその原因となる生活習慣の改善等に関する課題について目標等を選定し、
国民が主体的に取り組める新たな国民健康づくり対策として「21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を推進しています。

 平成25年から開始した「健康日本21(第二次)」については、目標設定後10年を目途に最終評価を行うこととされていることを踏まえ、
令和3年6月から「厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会」及び「健康日本21(第二次)推進専門委員会」において、
「健康日本21(第二次)」の最終評価を行い、その報告書を取りまとめたので、概要と全文を公表します。

◎テレワークで睡眠長く 適度な出社で幸福感も 過労死白書
10/21(金) 時事

政府は21日の閣議で、2022年版の「過労死等防止対策白書」を決定した。

白書では、新型コロナウイルス禍で広まったテレワークに関する調査結果を報告。
睡眠時間が短いとうつ傾向や不安を抱える割合が多いとした上で、
テレワークの頻度が高いほど睡眠時間が長く、出社との適度な組み合わせで幸福感が得られるとの分析を示した。

通勤が不要となって心身の負担が軽くなり、家庭で過ごす時間も増えることなどが要因とみられ、
厚生労働省の担当者は「テレワークにはいろいろなメリットがある」と指摘した。

調査は全国1万人が対象。1日平均の睡眠時間が6時間以上と答えた割合は、
テレワークを毎日行っている人が66%で最多、週に一度もしていない人が54%と最少だった。

自分が幸せだと感じる「主観的幸福感」は、テレワークを「週2~3日程度」「週1日程度」の頻度で行う方が、
「一度もしていない」「毎日」より得られるとの結果も示された。
時には出社して同僚とコミュニケーションを取るなどのバランスが重要と言えそうだ。 

令和3年版過労死等防止対策白書(本文)

https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/karoushi/21/index.html

職場におけるメンタルヘルス対策の状況

https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000845811.pdf

 

 

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無記名ストレスチェック

2023年04月24日 | 情報

以前にも当ブログで紹介していますが、
東京労働局・労働基準監督署も正式に承認しているとの情報を得ましたので、以下にあらためて紹介します。

建設現場において精神障害に関する労災支給決定事案が多く発生していること等を踏まえて、
建設業労働災害防止協会(建災防)が開発した、無記名式のストレスチェックです。

現在では、東京労働局・労働基準監督署も正式に承認した「無記名ストレスチェック」として周知・啓発活動を展開しています。
ガイド本は有料ですが、参考になります。

「建災防方式健康KYと無記名ストレスチェック」

https://www.kensaibou.or.jp/safe_tech/mental_health/activity.html

建設業におけるメンタルヘルス対策の進め方-現場で実践!建災防方式健康KYと無記名ストレスチェック-

https://www.kensaibou.or.jp/book_supplies/entry/004789.html

(参考)建設現場でのメンタルヘルス対策の必要性

建設工事従事者の多くがストレスを受ける場は、建設現場

建設労働者の多くが就労する場は建設現場であり、精神障害発症にかかる労災補償状況をみると、
建設現場従事者が被災労働者となった事例が多く見られます。
こうしたことを踏まえると、その働く場である建設現場においてストレスへの対処を現場単位で行うことが効果的であると考えられます。

メンタルヘルス対策は、不安全行動防止に効果的

例えば、ついうっかりといった不安全行動が招く労災事故の背景には、少なからず不眠・疲労等の因子が関連しているケースがあります。
慢性的な睡眠不足や高ストレスの状態が続くと、体内のホルモンバランスが崩れ、
脳血流が低下し認知機能に影響を与えることが知られております。
「不安全行動」防止の観点からもメンタルヘルスの視点を取り入れることが大切です。

 

 

 

 

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