中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

人間的つながり

2020年07月31日 | 情報

認知行動療法の第一人者である、大野裕先生(認知行動療法研修開発センター)のコラムです。
「親しい人との関係が良い人や地域の人たちへの信頼感が維持できている人は、
うつ病を発症する割合が低くなる。」
小職が主張する「アナログ」の効用です。

人間的つながり 改めて実感  
2020/7/27 日本経済新聞 

地球温暖化の影響だろうか。日本では毎年のように豪雨災害が起きるようになった。
7月も各地で大規模な豪雨災害が起こり、多くの人が避難生活を余儀なくされている。
被害にあった地域の人たちの今後の道のりを考えると、胸が痛くなる。

復旧に向けての活動を進めなくてはならないが、被害にあった人たちだけで復旧・復興に向けての活動が
できるわけではない。
国や自治体など公的な支援はもちろんだが、ボランティアの草の根の支援が大きな力になることは、
先の東日本大震災でも体験した。

しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大のために、広くボランティアを募ることができない。
県内や地域内のボランティアしか受け入れることができない状況が続いている。
しかし、それでも、予想を上回る人たちがボランティアに参加しているということを知って、
こころが温まる思いがした。

はるか昔から、私たち人類は災害や感染症など自然の脅威に襲われ、生き抜いてきた。
私たち人間が、お互いに助け合うことの大切さを本能的に知っているからだろう。
これまでの研究からも、まわりにいる人たちを信頼してお互いに助け合うことができれば、
こころの健康を保てることが実証されている。

親しい人との関係が良い人や地域の人たちへの信頼感が維持できている人は、
うつ病を発症する割合が低くなる。
ボランティアに参加した高齢者は心身の健康が増すという報告もある。

こうした人間的つながりがますます大事になっていると、私は感じている。

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過労とパワハラで自殺

2020年07月30日 | 情報

トヨタ自動車グループの従業員数は、36万人以上だそうです。
ですから、色々な事案が惹起するのも致し方ないでしょうか?

今回は、なぜ、労災ではないのですから、うつ病発症の原因は私傷病か、乃至は個体要因になるわけですが、
もう少し詳しい事情を知りたいものです。

 

トヨタ男性社員の自殺労災認めず 妻の請求棄却、名古屋地裁

7/29() 共同

 

トヨタ自動車の男性社員=当時(40)=が2010年に自殺したのは過重な業務と上司のパワーハラスメントが原因として、愛知県豊田市に住む男性の妻(49)が労災を認めなかった豊田労働基準監督署の処分取り消しを国に求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(井上泰人裁判長)は29日、請求を棄却した。

訴状によると、男性は1990年にトヨタに入社し、084月以降、自動車部品の量産ラインの立ち上げなどに従事。0910月ごろうつ病を発症し、101月に豊田市内の雑木林で首つり自殺した。

妻側は、上司から支援がないまま一方的に怒鳴られるなどのパワハラを受けたと訴えている。

 

 

トヨタに12千万円損賠提訴 「過労とパワハラで自殺」と遺族

7/14 共同

 

トヨタ自動車の男性社員=当時(40)=が2010年に自殺したのは過重な業務と上司のパワーハラスメントが原因として、愛知県豊田市に住む男性の妻(49)と長女(19)が14日、同社に計約12300万円の損害賠償を求め名古屋地裁に提訴した。

妻は自殺を労災と認めなかった豊田労働基準監督署(同市)の処分取り消しを国に求める訴訟を157月に起こしており、今月29日に判決が言い渡される予定。

遺族は「会社は業務負担や職場環境について配慮せず放置しており、安全配慮義務に違反した」と主張している。

 

 

トヨタ社員遺族が賠償請求 「過労とパワハラで自殺」

20.7.14 日経

 

トヨタ自動車の男性社員(当時40)が2010年に自殺したのは過重な業務と上司のパワーハラスメントが原因として、愛知県豊田市に住む男性の妻(49)と長女(19)が14日、同社に計約12300万円の損害賠償を求め名古屋地裁に提訴した。

妻は自殺を労災と認めなかった豊田労働基準監督署(同市)の処分取り消しを国に求める訴訟を157月に起こしており、29日に判決が言い渡される予定

訴状などによると、男性は1990年にトヨタに入社し、車体生産ラインの設計などに従事していた。08年のリーマン・ショックで人員削減や残業規制が行われ、男性の労働負荷は高まったが、上司から支援は得られず、大声で怒鳴られるなどのパワハラを受けた。

男性は09年秋ごろから不眠症状などを訴え、うつ病を発症101月に豊田市内の雑木林で首をつって自殺した。

遺族は「会社は(男性の)業務負担や職場環境について配慮せず放置しており、安全配慮義務に違反した」と主張している。

妻は労災補償を求めたが、豊田労基署は12年、「業務の心理的負荷が有力な原因とはいえない」として不支給を決めた。〔共同〕

 

 

トヨタ系社員の過労死認めず 地裁「過重労働と言えず」

2016317日 朝日

 

トヨタ系列の下請け会社員だった男性(当時37)の突然死は過労が原因だとして遺族が国を相手取り、労働基準監督署の労災保険不支給決定の取り消しを求めた訴訟で、名古屋地裁(田辺浩典裁判長)は16日、原告の訴えを棄却した。

訴えたのは、トヨタ系列の下請け会社「テー・エス・シー」(横浜市)の社員として、愛知県東海市の関連工場で働いていた同県安城市の三輪敏博さんの妻香織さん(39)。訴状によると、救急車の部品組み立てなどをしていた敏博さんは2011年9月に虚血性心疾患で死去。遺族は直近1カ月の時間外労働が国の過労死認定基準の約100時間だったと労基署に訴えたが、85時間と認定され労災保険は不支給とされた。

訴訟では、休憩時間も働き、うつ病も発症していた敏博さんには過重労働だったと主張。だが判決は、時間外労働を約85時間と認定したうえ、「特に過重な長時間労働に従事していたとは認められない」とした。

記者会見した香織さんは控訴する方針を示し、「仕事に起因したうつ病であった点も考慮してもらえなかった。裁判官には働く人の立場で現実を見て判断してほしい」と訴えた。

 

 

トヨタ系列の過労死認定 名古屋高裁/基準未満でも過重負荷

2017225 しんぶん赤旗

 

トヨタ自動車系列の下請け会社に勤めていた愛知県安城市の三輪敏博さん=当時(37)=の突然死を過労死と認めなかったのは不当として、妻の香織さん(39)が国の処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が23日、名古屋高裁でありました。

藤山雅行裁判長は「業務との因果関係は労災認定基準を満たさずとも認められる」として、請求を棄却した名古屋地裁判決と半田労基署の不認定処分を取り消し、労災と認定する逆転勝訴の判決を言い渡しました。

敏博さんは、トヨタ自動車の2次下請け「テー・エス・シー」のチームリーダーで2011年9月、虚血性心疾患で死亡。香織さんが12年に労災保険支給を申請しましたが、半田労基署は、時間外労働が認定基準100時間(直近1カ月)を下回る約85時間だったとして不支給と判断。一審判決も同様の理由で訴えを退けました。

高裁判決は、「(約85時間の)時間外労働だけでも過重な労働負荷である」と指摘。さらに休憩時間が取れず、タイムカード打刻後のサービス残業もあった上に、うつ病で発症前1カ月は5時間程度の睡眠が取れない状態だったとして「健康な人の100時間超の時間外労働に匹敵する過重な負荷だった」と判断しました。

 

 

トヨタ社員がパワハラ自殺 労災認定、遺族が賠償請求へ

20191119日 朝日

 

 トヨタ自動車の男性社員(当時28)が休職から職場復帰した後の2017年に自殺したのは、上司のパワーハラスメント(パワハラ)が原因だったとして、豊田労働基準監督署(愛知県豊田市)が9月11日付で労災認定していたことがわかった。遺族側は同社に損害賠償を求める方針という。

遺族側代理人の立野嘉英(たちのよしひで)弁護士によると、職場復帰後に通院しなかったり、自己申告しなかったりすると「治った」と判断され、休職前のハラスメント行為と復帰後の症状や自殺との因果関係が否定されることが多いという。「今回の認定は実態を踏まえた適正な労災認定で、意義が大きい」としている。

立野弁護士によると、男性は東京大大学院を修了して、15年4月に入社。1年間の研修期間を経て、16年3月に同市の本社に配属された。上司から翌月以降、繰り返し「バカ、アホ」「こんな説明ができないなら死んだ方がいい」などと言われたほか、個室に呼び出されて「録音してないだろうな。携帯電話を出せ」などと詰め寄られたこともあったという。

男性は16年6月ごろ精神疾患を発症し、同7月から3カ月間休職。復帰後は別のグループの所属になったものの、同じフロアにこの上司の席があったという。男性は翌年7月、「死んで楽になりたい」「もう精神あかんわ」などと周囲に漏らすようになり、同10月、社員寮の自室で自殺した。

トヨタ側は当初、遺族に対し「死亡は上司の言動によるものとまでは認められず、会社として責任を負うものではない」と説明。だが、遺族の労災申請を受けた豊田労基署は、男性が休職前にパワハラで適応障害を発症し、職場復帰後も治癒していなかったとして労災認定したという。

遺族は立野弁護士を通じ「息子はたくさんの希望をもってトヨタに入社した。それが上司からの苛烈(かれつ)な暴言で歯車が狂い、帰らぬ人になりました」「(会社の)パワハラを放置するような対応がさらに息子を苦しめたのではないか。今回の認定を契機に、パワハラ被害が生じないよう、職場環境の改善に努めていただくことを切に希望します」とコメントした。(遠藤隆史)

トヨタ自動車広報は、元従業員が労災認定されたことは事実と認めた上で「労働基準監督署の決定を真摯(しんし)に受け止め、労働災害の防止と社員の健康管理に努めていきたい」とのコメントを出した。

 

トヨタの調査や男性の手帳などから判明したパワハラ行為

・日常的に「バカ、アホ」と言われる

・「なめてんのか、やる気ないの」「こんな説明ができないなら死んだ方がいい」などと叱責(しっせき)される

・(地方大学を卒業後、東京大大学院を修了した男性について)「学歴ロンダリングだからこんなこともわからないんや」と言われる

・個室に呼び出されて「俺の発言を録音していないだろうな。携帯電話を出せ」などと詰め寄られる

※遺族側代理人弁護士への取材による

 

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ラジオ体操の歌

2020年07月29日 | 情報

最近、オンエアされているテレビCMの紹介です。

それは、草刈正雄さんが 出演している某健康食品メーカーのCMです。

その中で、草刈さんがラジオ体操の歌の歌詞を朗読しています。

 

藤浦洸作詞・藤山一郎作曲

 

『新しい朝が来た 希望の朝だ

喜びに胸を開け 大空あおげ

ラジオの声に 健(すこ)やかな胸を

この香る風に 開けよ

それ 一 二 三

 

新しい朝のもと 輝く緑

さわやかに手足伸ばせ 土踏みしめよ

ラジオとともに 健やかな手足

この広い土に伸ばせよ

それ 一 二 三』

 

この歌は、毎日聞くことができます。

 

ラジオ体操は、理にかなった体操だそうですが、

ラジオ体操の歌も、精神医学的にそれなりの理にかなった内容なのではないかと推測します。

藤浦洸さんの作詞ですが、先見の明があったと言えるでしょうか。

 

余談ですが、藤浦洸さんは、作詞家でテレビ放送初期のタレントさんでもありました。

 

専門家のご意見も聞きたいところですが、特に「新しい朝が来た 希望の朝だ」は、とてもポジティブで、

この歌詞を聴くと一日がさわやかに始まるような気がします。

630分から10分間の放送ですから、歌のほうは、余りにも日常的過ぎて

聞き流してしまいがちですが、実は趣のある内容なのです。

 

小職も、大好きな歌です。

自己流の精神療法です。

 

 

 

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(参考情報)過度な手洗い、

2020年07月28日 | 情報

(新型コロナ)過度な手洗い、強迫性障害? 先見えない不安、生活に支障も

2020715日 朝日

 

 新型コロナウイルスの感染予防のために、手洗いやアルコール消毒が推奨されている。
だが、過度に繰り返し、日常生活に支障が出ていないだろうか。
状態によっては、精神的な障害の一つである「強迫性障害」になっている可能性がある。
専門家は「必要に応じて治療によるサポートも受けられる」と呼びかける。

「新型コロナウイルスが怖いです。外出は自粛していますが、
インターネットの情報を読むと不安になります。見なければいいのですが、
することもないのでついネットを見てしまいます。どうしたらいいのでしょうか?」


これは新型コロナの感染が拡大していた3月、40代の女性から横浜労災病院の
勤労者メンタルヘルスセンター長を務める医師の山本晴義さん(72)に届いた相談のメールだ。
山本医師は20年前から無料で心の健康についてのメール相談を受けており、
これまでは1カ月に届くメールは平均で月600件前後だった。
だがコロナ禍で相談が急増し、5月は延べ1202件寄せられたという。

「見えないウイルスとの闘いには、先が見えない不安がある。人との接触も避ける必要があり、
ストレス解消が難しい」。
こうした状況から、リスクが高まっていると山本医師が危ぶむのが、強迫性障害だ。
強迫性障害は、意識しても避けられない不安などの「強迫観念」と、
不安な気持ちを打ち消すために過剰に繰り返す「強迫行為」を特徴とする心の疾患の一つだ。

代表的な症状は「汚染・洗浄」に関するもの。
電車のつり革に触ることでウイルスへの感染が心配になり、
何度も手を洗う▽トイレ後に手洗いやシャワーを繰り返す――などがある。
人によっては、気になって外出できなくなるケースもあるという。

「誰にもそういう面はある。気を付けるのは日常生活に支障がでる場合だ」と山本医師。
相談者の中には、水道代が月10万円を超える人もいたという。
過剰な手洗いは、皮膚を傷つけ、感染症のリスクを高める恐れもある。
「『何のための行動か』を意識すること。感染を防ぐためか、安心感を得るためか。
もし後者で行っているのであれば注意が必要です」


強迫性障害の要因や症状は多様だが、特に注意が必要なのは、
コロナ禍で強い緊張感・恐怖感を感じている人たちだという。
重症化のリスクが高いとされる高齢者や基礎疾患がある人たち、
あるいは医療関係者は、完全な衛生管理を求められるからこそ、
強いストレスを受けていることが、相談内容からも読み取れるという。

また、小さい子どもや若者も、ストレスへの対処方法を知らないこともあり、リスクが高いという。

 

 自分や周りの人がそうなったら、どうすればいいのか。

山本医師によると、心を落ち着かせるために「ルール」を決めることが有効だという。

例えば▽コロナの情報を収集する際は、できるだけ実用的なものに限って1回5分、1日2回にする、
というように時間を区切る▽手洗いは、帰宅時や食事前、トイレ後など、
自分で決めたタイミングで行う▽退屈な時間は不安を生むこともあるので、
誰かに必ず連絡するなどの日課を決める――といった具合だ。

また、子どもや若者には、周囲の大人が落ち着いた対応を見せれば安心することもあるという。

「未来への不安ではなく、『今』をどう生きるかを意識することで気持ちが楽になることもある」と
山本医師は心構えを説く。その上で「周囲の人は、行為を責めずに共感してあげることが必要。
医療機関での治療も選択肢に考えてください」と話している。

 

■国内では推定100万人強

厚生労働省によると、国内では強迫性障害の有病率に関する調査は少なく、全体数の把握は難しい。
欧米などの調査結果と同様に人口の1~2%程度と仮定すると
国内では100万人強の人が悩んでいると推定されるという。

また、厚労省の調査によると、日本は欧米に比べて精神科の受診率が低いとされている。
そのため「重症でありながら、受診行動に至っていない人も相当数いて、
精神科を受診することへの躊躇(ちゅうちょ)も依然強いものと考えられる」などとしている。

 

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座りすぎは、心にも悪影響

2020年07月27日 | 情報

一方で、在宅勤務の弊害です。
通勤のが無くなることによる運動不足、それに、在宅で座っている時間の長時間化です。

死亡リスク高める座りすぎ  中川恵一(東京大学病院准教授)
2020/7/15 日本経済新聞

在宅勤務中の20代~50代男女(会社員)を対象にしたあるアンケートの結果、
約8割の人が、「座って仕事する時間が増えた」と回答しています。
1~3時間増えたが4割強で最も多く、3~5時間が約2割、5時間以上の回答も2割弱ありました。

また、「自宅でできる運動をしている」のは半数以下でした。
前回でもお勧めしましたが、30分に1回立ち上がって動いたり、
強めの「貧乏ゆすり」したりするとよいと思います。

もともと、世界でも座って仕事をする時間がトップクラスの日本で、
新型コロナ感染症は座りすぎをさらに助長させているわけです。
紹介した調査でも、6割弱の人が、「在宅勤務になり体への影響がある」と答えています。

前回、前々回でも書きましたが、座りすぎはがんを増やすという多くの研究結果が出ています。
しかし、座っている時間については自己申告でしたから、正確さに欠ける問題がありました。

6月、一流医学誌に掲載された米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究では、
対象の約8000人に加速度計を装着してもらい、座っている時間と動いている時間を連続する7日にわたって、
正確に調べました。
その結果、肥満や喫煙などのリスクファクターを調整しても、
長く座っている人にがん死亡が多いことが明らかになりました。
がんで亡くなった268人を、座る時間の長さで比較したところ、
最も長いグループは最も短いグループに比べて82%も死亡リスクが高いことが分かりました。

この研究では、座っている時間30分をウォーキングなど軽度な運動にあてることで、
発がんリスクを8%下げることができるとしています。
さらに、中度の運動に置き換えれば31%ものリスク低下につながるといいます。

座りすぎはがんを増やすだけでなく、心にも悪影響を与えます。
1日12時間以上座っている人は、6時間未満の人と比べて、
メンタルヘルスの悪い人が約3倍も多いという調査もあります。

コロナ禍は在宅勤務という新しい勤務形態を広げました。
しかし、長時間じっと座っていることは危険です。在宅での「働き方改革」を進める必要があるでしょう。

(参考)日本人の座位時間は世界最長「7」時間!座りすぎが健康リスクを高める
あなたは大丈夫?その対策とは・・・
2019年10月11日 スポーツ庁
https://sports.go.jp/special/valuesports/7.html?fbclid=IwAR1EO9d8i9_SSqduGSIerk_NRQNQbeGrMOw-46VGfmhFfQP31GWMlWCrCb0#sub-an02-1

“座りすぎ”が健康リスクを高めていることをご存知ですか。

 

オーストラリアの研究機関の調査では、日本人の成人が平日に座っている時間が、
世界20カ国中、もっとも長い1420分=7時間ということがわかりました。
さらに、座っている時間が長いほど健康リスクが上がる研究結果も次々と報告され、
メンタルヘルスにも影響を与えるといわれています。

デスクワークの多い日本のビジネスパーソンにとって“座りすぎ”のリスクを減らすには、
どのようなことができるのでしょうか?

日常のなかで“動く”ことを意識しよう!

 

座りすぎの健康リスクを緩和するには、座っている時間を少しでも短くするのが第一です。
会議を立って行ったり、昇降式デスクを利用したりするのが効果的です。
しかし、デスクワーク中心のビジネスパーソンや、
トラックやタクシー運転手などの運転業務を担っている人など、
長時間座り続ける必要のある人たちにとっては、座る時間を短くするのは限界があります。
そこで、できるだけ仕事の合間に“立つ”、“動く”ことを意識しましょう。

 

30分に1回立ち上がり動くと、座りすぎによる健康リスクを軽減するといわれています。
オフィスであれば、用件はメールや内線電話ではなく、相手のデスクまで歩いて話す、
こまめにプリントやコピーを取りに行くなど、立ち上がって動く習慣をつくるのがいいでしょう。

 

オフィスでの実践例

• 用事があるときはメールや内線を使わず歩いて行く

• こまめにプリントやコピーを取りに行く

• 立って仕事をする(昇降式デスクの利用も)

• 立ってミーティングや会議をする

• 立つことを促してくれるアプリを活用する

 

自宅での実践例

• 座りながらテレビを見る時間を減らす

• テレビのCM中は立ち上がって家事をする

• ネットサーフィンは時間を決める

• 読書は1章読んだら、合間にストレッチを挟む

• ネットショッピングよりも買い物に出かける

(出典:(公財)明治安田厚生事業団 体力医学研究所
『「座りすぎ」はカラダにもココロにも悪い?』を参考に作成)

 

 

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