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北海道美術ネット別館

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■置戸コンテンポラリーアート(3) 廊下

2012年08月24日 01時23分45秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
(承前)

 置戸コンテンポラリーアート、こんどは、玄関から左右の廊下に展開されていた作品について。

 冒頭は、地元・置戸町の前田幸治さん「カラスの群れ」。
 置戸は、遠軽町白滝などと並ぶ黒曜石の産地。
 学校で習ったと思うが、北海道の黒曜石はナイフの素材などとして日本中に流通していた。

 前田さんの黒曜石ナイフは、12日のワークショップ「地球ピザ計画」でも使ったのだが、けっこうよく切れる。
 縄文時代の人々が重宝したのもわかる気がした。

 前田さんは、黒曜石の作品を作っているらしいが、筆者は初見。
 いろいろ調べてみると、置戸町生涯学習情報センター(図書館)の前館長を務めるなど置戸の社会教育で活躍している前田幸治さんという方がいらっしゃるようだが、同一人物なのだろうか?




 橋本祐二さん(札幌)「つらなり」

 橋本さんは道立工業試験場に勤めるガラスのプロ。
 
 さまざまな形のびんが、廊下の窓ガラスぎわにならんでいる。

 だれかがいたずらしたらしく、同じ色のワインのびんが1本交じっていた。  




 佐々木恒雄さんは平面を4点ほど展示。

 テキストが貼ってあったので、引用しておく。

外出して太陽の下、風景画を描く行為は、自身の表現世界を、キャンバスの
中に広げる為の描写訓練であろう。
方形真白な入口の、奥に広がる立体空間に手を伸ばし、彫られた場所に色
のつく彫刻刀を使い、頭の中のイメージに沿って、丁寧に削り出す。彫り出
された世界が一枚の絵になる。
今回の作品群は、左手で私のまぶたの裏に広がる世界に手をつっこんで形
を確かめながら、右手で削り出した彫刻を覗く入口だ。


 佐々木さんは網走在住。
 奥行きを欠いた、フシギな絵だと思う。平面的に、横に広がっているのが、魅力なんじゃないだろうか。




 川村魚実さんのモノクロ写真は、かつての放送室か何か、狭い空間に展示されていた。




 武田恵美さん(東京)の絵画。
 ボールペンなどで描かれた、モノクロームの世界。



はこ展(2009)
橋本祐二ガラス博物誌(2002年)

http://tsuneosasaki.com/
佐々木恒雄展「本日ノ庭」(2009)
ART! MEET! MART! (2008年11月)

□君と本とカメラ http://d.hatena.ne.jp/knanami/




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