やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

伊東にいくならハトヤ

2015-05-10 | 
伊東市内を車で走っていると、ホテルハトヤの看板が
目に入る。道路にも看板がでているし。やっぱり強烈
だったハトヤのCMを自然と口ずさむ。



ホテルのサイトには過去のCMコーナーがある。最初の
CMは1961年。ボクの生まれた年だから、これはさす
がに見ていないか。



このあたりだと見た記憶もある。作詞・野坂昭如さん、
作曲・故いずみたくさんのコンビ。大阪でもCM放送し
てたのも驚き。伊東の温泉ホテルに関西からも行く人
がいたんだね。



小学校の頃って泊まりの旅行はあまり行ってない。父
の勤務先の保養施設やお伊勢さんに行ったくらい。も
っぱら山口のいなかへ里帰りだったなぁ。

いまだってホテルや旅館がテレビCMをだすのはまれ
なのでは。全国チェーンでもあればともかく。テレビ
CMの価値を早くから見抜いていたんだろう。



ハトヤのCMが伊東をいろんな意味で有名にしただろう
し、熱海とならんで伊東を団体旅行のメッカにしたんだ
ろうと想像する。

wikiによればテレビ神奈川・テレビ朝日の関東ローカル
でスポットCMを今でも流してはることに驚く。そして、
譲渡をうけた創始者が、もとの所有者が鳩を出すのが得
意な手品師だったことにちなんで「ハトヤ」と名付けた
とはw

伊東温泉・登山電車付き旅館

2015-05-09 | 
伊東に行く用事があり、一泊する。どこにしようかと
探していると、「陽気館」が気になる。1910年(明
治43年)創業、異なる19室。高台の露天温泉から街
と海見え。



なにより、「傾斜45度、距離30メートルの登山電車
が高台と行き来する」っていうのに惹かれる。宿に
ミニとはいえ登山電車ある宿なんて。



40年前に設置したそうで、地元のメーカー製作。操
作はセルフでエレベータみたいなもだけど、動きだ
すと急斜面をゆっくり登って楽しい。



男の子だからか。子供のころ、電車の運転席を覗き
たかった気持ちが蘇る。ミニ登山鉄道の動画はyou
tubeにあちこち載ってた。宿のサイトのものをピッ
クアップするね;



早朝露天風呂に入ると、外国人の若い男性がちょう
ど入れ替わりででるところ。Hiと挨拶を交わしたく
らいで、どこから来たのかとも聞けなかった。裸の
入湯を恥ずかしそうにしてたから。



外人向けの注意事項が貼ってある。なかなかいい感
じのデザイン。立ってシャワーを浴びないこと、と
細かく、親切。

新しいモダンな宿よりも、昔ながらののんびりした
空気と、長い時が刻まれた旅館は落ち着く。そうい
う年齢なのかもw

素泊まりにしたので、地元の人に教わった寿司屋で
地の魚を楽しみ、朝は伊東駅初の駅弁を始めた、「
祇園」で稲荷寿司を買う。ともに美味。

鎌倉・初詣

2015-01-11 | 
毎年恒例の初詣へ鎌倉へ行く。ここ数年は
藤沢から江ノ電に乗り、鎌倉高校駅あたり
から湘南の海を眺めながら極楽寺駅へ行く
コースがお気に入り。

住宅街を通っていたのが、いきなり海にで
るのは爽快。天気もよく、サーフィンやウ
ィンドサーフィンをやってる人達も多い。

極楽寺でお参りを済ませると、おみくじを
ひく。去年はお葬式も重なったし、大吉っ
てことはないかも・・とお坊さんに渡され
たのは「凶」。



20数年ぶり。もともと結婚する年に極楽寺
で凶をひいたので住職さんに訴えたら、今
が一番底であがる一方ですからと言われた
のが気に入り、以来毎年来ている。

そのことは、珍しく「大吉」だった2年前に
ここに書いている。

これは底なのかもしれないし、これで底な
らありがたいのかも、と思いながらおみく
じを巻きつけてお寺さんに置いていく。



糸の「木木」、こんな時期に早く開いてる
のが珍しい洋服の「Nui Nui 1st」、ジャム
の「Romi-Unie Confiture 」、雑貨の「Cha-
hat」と変わらぬお店に立ち寄る。

「Chahat」ではインド西部砂漠地帯のカッチ
地方の刺繍が面白かったので、トートバッグ
を買う。カッチって名前も面白いw



ランチは「パパスノエル」で食べ、夜は「な
ると屋+典座」でいただくのも毎年同じ。月
替りでメニューが変わることを始めて知る。


仕事始めは、淡路島出張

2015-01-06 | 
仕事始めは、淡路島出張。11月9日から毎晩点灯し
ていたプロジェクション・マッピング&イルミネー
ションが終了するので、関かわった人達と再集合。



これで見納めかと思うと、大事に見ておこうって
いう気になる。フレームが潮風の影響で動いてな
いか心配だったけど杞憂。

ミリ単位でも動いていないのでは。映像で拡大さ
れるからバレやすいところなんだけどね。

2ヶ月間大きなトラブルもなく毎日3回点灯できた
のは、設計・施工がよかったこともあるけど、な
により、クライアントや地元運営者のおかげ。



みなさんお疲れさまでした、ありがとうございま
す!楽しい打ちあげとなる。その勢いで近くの山
にみんなでタクシーで登る。

頂上には昭和3年に縮小サイズで復活した洲本城
の天守閣がある。お化粧直しを近年うけたそうだ。



久しぶりに山から見る、洲本の夜景。都会とはち
がって派手さはないけど、やさしい光の点描が、
三熊山と大阪湾の暗さに挟まれて灯っていた。

南房総・ブラウンズフィールドと慈慈の邸

2014-10-18 | 
写真家であり、日本伝統文化の探求者でもあるエバレット・ブラウンさんと
打ち合わせることがあり、これを機に、南房総を訪ねる。

奥様でありマクロビオティック料理の先駆者でもある、中島デコさんと1999
年に世田谷から南房総に引越し、農業を始め、カフェ「ブラウンズフィールド」
を開く。2012年には古民家を再生し、宿「慈慈の邸(じじのいえ)」もオープ
ン。暮らしとあそびの完成形かもしれない。


慈慈の邸・概観

農業が盛んなエリアで、休耕田・畑などぱっと見ない。稲刈りが終わった時で
切られた稲株がたくさん広がっている。彼らの家というにはあまりにも広い、
エリアには、田んぼ、畑、林、家、カフェ、宿、蔵、ツリーハウス、小屋など
が点在。猫達や犬の歓迎をうけるし、ヤギが4頭草を食べてるし、別世界。



田舎暮らしなんだけど、二人のセンスや、建築家、左官、大工、庭師といった
日本の匠の技が加わる。「慈慈の邸」の設計は国立の「光風林」。とても手が
入っている。企業ではなく、夫婦個人でやるんだから凄い。

つい1週間前にはクラウドファンディングで集めた700万円を超える資金を使い、
別の隣家2000坪の買取契約が終わったそうで、取り壊して資材置き場になる
ことから逃れただけではなく、あらたな遊び場が広がっていく。「完成形」
ではなく、とどまるところを知らないw

「慈慈の邸」はもともとお祭りの拠点にもなっていたような、集いの家だった
んだけど、10年前から空き家に。エバレットさん達が家を復活させることに。




夕食は、もちろん中島デコさんのマクロビ料理。エバレットさんの仲間のお茶
の先生や生徒さんや、ロンドンの弁護士で東京で発表会があって初来日なのに、
成田空港から直接ここに3泊しに来た方々との夕食会に混ぜてもらう。

聞きなれない魚のフライは、豆による魚風のフライだったりw手の込んだマク
ロビ料理がカラダにもやさしく、とても美味しかった。最後にはデコさんも手
を休めて、歓談に参加しはった。


料理教室も行うウッディなキッチン

夜更けに解散して、離の風呂へ行こうとするも真っ暗。闇の中を手探りとはこ
のことで、何も見えない。なんとかドアにたどり着き、スイッチを見つける。
この時に草木にかぶれただろう、シャワーをしていると腕がさっと出来物が
生まれたのには驚いたけど、じき退いたのもいい思い出。


自慢のヒバ風呂

朝食ものんびり行ったら、夕食参加者はもとより、何組かの泊客も一緒に、ダ
イニングの大テーブルに集合して食べていたところに、最後の一人として参加
したのも恥ずかしかったけどいい思い出。


ダイニングというかみんながあつまる大テーブル

朝ごはんも地場野菜におかゆで、とても美味しく、ありがたく感じる。

真鶴の海・三様

2014-09-19 | 
真鶴半島は三方が海に囲まれている、というのは地図から
わかるけど、どんな海岸が広がっているのか。

最初に行ったのが、半島の南端。遠藤貝類博物館の脇を通り
抜けると、視界が開け海が見える。急な坂をおりると海岸。



三つ岩といって名所の小島があるところ。岩場で砂浜はない。
歩きにくいし殺風景と思っていると、浅瀬には小魚や蟹がけっ
こういて見飽きない。貝類が岩にへばりついててアートだ。





『貝類圖絵』を紹介してもらった「カフェ蛸の枕」からは真鶴
漁港が見える。砂浜だったけど埋め立ててたとか。



カフェの建物はもともと旅館だったのを、カフェに改装。居心
地のいい空間。真鶴に8年前に移り住んだ店主・山田朋美さんが
行きたいカフェがないのでご自分で始めたとか。



2階建ての空間はけっこう広くて大したもの。客室をそのままに
している部屋も残してあり、畳の上でヨガの教室も行うそうだ。
港が眺められるので、いつかお泊りイベントがあれば行きたい。



砂浜のビーチはないのか尋ねると、岩海岸が唯一だと教わり行
ってみる。砂浜は砂浜なんだけど、有料道路が沖にかかってい
て、景色は台なし。



夏はどの海も海水客で賑わうとか。一段落した今からがゆっ
くり海を楽しめると聞き、いいタイミングに来たなぁと思う。

京都・新しい飴店とチョコレート店

2014-08-19 | 
京都四条の川嶋旅館から散歩すると、変わったの店作りの
飴店にで会う。化粧品店かと思ったってスタッフの方に言
うと、油とり紙屋(いえてるw)とかいろいろ言われるそ
うだ。食品、まして飴屋には程遠い雰囲気。



店の名前は「クロッシェ」。すぐ裏手にある、飴の製造卸
をやってはる老舗「今西製菓」に製造OEMを依頼する、商
品企画・販売会社で2013年春オープンだとか。

「今西製菓」は創業130年とかで、見に行ってもようと思っ
たらお盆休み。お向かいの薬屋さんが、その飴を扱ってるて
いうんだけど、そこも盆休み。出直しやねw

味見をいっぱいしていって下さいね、という言葉に、真に
受けては京都はコワイからなぁと思いながら、二三食べて
みる。そして「アントワネット」と「葵の唐衣」という見
た目も味も爽やかなものをおみやげに買う。



ちょっとしか入っていないのに500円やから、まさにお土
産用。そうはいっても、500円は安いし。微妙にうまい値
付けなのかも。全部手作りだしね。

ショップは京都店だけで、ネット販売も。東京の百貨店催
事はいくつも出展してはるみたいだから、知ってる方もい
るかも。




錦市場へ向かって歩いてると、古い町家に挟まれて、派手
だけど上品なファサードに惹かれる。なんでもニューヨー
クで人気のチョコレートが、やはり去年京都に出店。海外
初進出だそうだ。



名前は「「Marie Belle(マリベル)」。塀と塀に挟まれた狭
い路地を曲がった奥に店舗はある。そこまではひっそりし
ていたのに、お店は女性客で混んでるから驚き。朝9時台
だっていうのにw



前はフレンチの名店だったそうだ。奥にはカフェもあり、
坪庭もあって、いい感じ。2階は貸しスペースだとか。チ
ョコレート好きではないし、お茶する時間はないので、ア
イスクリームをテイクアウトする。



チョコレート同様、ニューヨークから空輸したそうで、あ
りがたいアイスクリームw東京には自由が丘と渋谷のトゥ
モローランドに併設されてるそうだ。出店の経緯はこちら
など。



京都の新しもの好きをちょっと垣間見た気もする。観光客
がターゲットかもしれないけど。

京都・町家の宿・120年前創業

2014-08-16 | 
京都駅には日本初の駅ビル内劇場「京都劇場」があるんだけど、
そのチラシが目に留まる。三谷幸喜さんの文楽「其礼成心中」が
公演中。

2012年パルコ劇場で初演され好評だったので、2013年の再演は
チケットをとりにいったけど、撃沈。京都で見れたらいいなぁと
思って、チケットぴあにかけあうと明日の午前中に空いてると。

東京なら即予約だけど、ここは京都のお盆。まずは宿探ししなく
ては。場合によっては周辺や大阪と思いながら、楽天トラベルを
みると、明治期の日本宿「川嶋旅館」が予約できる。

チケットぴあで予約を確定させることもできたので、まずチェッ
クインすることに。京都駅のコインロッカーは2箇所あるんだど
どれも使用中。一時預かりも長蛇の列だから。



これがいい宿でとても気にいる。明治34年(1901)創業の町家。
120年の歴史がある3代目が宿主。なんでもお母さんのおばさんが、
始めはったとか。3で割ると平均40年。皆さん長く経営されたこと
がわかる。


鍵のかからないふすまと押入れ。ともに市松模様。

5畳の部屋がボクの部屋。ふすまがドアで鍵もかからない。全部で
5室しかない。他の4部屋はみなヨーロッパ人とのことで驚く。挨
拶した夫婦はオランダからと言っていた。よく知ってるというか、
こういう宿を好む人達は国に関係なく、たまらないと思う。


部屋の掛軸と活花。

京都でよく泊まる「吉水」ともなんとなく似ている。100年前の
数寄屋造りで、鍵がかからない襖なところ、外人比率が高いこと、
朝食込みで1万円しないこと・・


廊下に沿って一直線に部屋が配置。

「吉水」は東山を少々登るので、景色はいいし、緑に囲まれて環境
も抜群だけど、町中にでるのはちょっと不便。


奥には坪庭。

「川嶋旅館」は四条通りからはいったところで、錦市場にも徒歩5分
圏ととても便利。今回の様に急に泊まって、食べに出歩いたりするに
は都合がいい。


坪庭に祀られていたお稲荷さん

小田原城・象の故ウメ子・甘味屋「おほり」

2014-08-13 | 
小田原城内の公園の一角にはサル山がある。地元の方に
教えてもらったんだけど、以前は動物園があったそうだ。
人気者のインドゾウのウメ子さんが2009年に62歳で死
亡したことを契機に閉園。

「重要な史跡はできるかぎりかつての状態に復元」とい
う方針で、文化庁がもともと閉園を求めていたとか。


ありし日のウメ子さん。なかなかいい眺めでしょ。

そんなに堅いこといわないで、時代に応じた利用方法に
変えていけばと思う。でも動物園自体、半自然的だと反
対する人、お城はお城らしくすべきだと思う人、いろい
ろいるだろうからなぁ。小田原の事情は知らないけど。

動物たちは他の動物園や新設された「こどもの森公園わ
んぱくらんど」などに移されたとか。動物園自体は反対
ではないのかも。



観光用にお堀に架けられた、赤い「学び橋」を渡ると、
向こうに古いいい感じのビルが見える。奥津ビルって言
って、カフェやジュエリーショップや不動産屋があるん
だけど、その2階に「甘味や」と書かれた店が個性を放
ってる。



3卓しかないこじんまりとした「おほり」というお店。
窓際の一等席は1卓だけで、先客の若い女性二人がお
茶している。

窓際が埋まってるからまたにします、とお店をでよう
とすると、女性客がよかったら相席でどうぞ、と声を
かけてくれる。

お邪魔させてもらい、フルーツ白玉あんみつを注文す
ると、果物がざっくり大きく切ってあって、美味しい。
寒天、白玉、餡、アイスクリームもぶちこんだ感じw




お堀の借景を楽しんだり、女性客とも話すと常連とわか
る。店主に聞くと、ここで17年甘味屋をやってるとか。
その前はお茶屋さんとして営業してはったとか。



かわいい女性が好きですわ、と豪快に笑ってるのを見る
と、ゆっくり和む。

三浦半島・大浦海水浴場

2014-07-28 | 
実家は横浜市金沢区にあるんだけど、亡き父のことで、
何度も実家に帰っていると、車で1時間圏に湘南以外に
もたくさん海水浴場があることに気づく。

今年は、LIXILギャラリーの海藻展に驚いたり、岡山の
牛窓
へ行って、海でもっと遊ぼうって思ってたのに、
ぜんぜん行けてない。

お焼香をあげて、三浦半島の南端を目指す。中心的な
存在っぽい「三浦海岸海水浴場」はちょっと混み合っ
ててパス。京急の三浦海岸駅近くだから電車でもいけ
るから便利なんやろう。



車で更に南に行くと、「大浦海水浴場」に着く。これ
がこじんまりしてて気に入る。そんなに混んでないし。
西伊豆の小さなビーチって感じ。わざわざ西伊豆に行
かなくてもって思わせる。



太平洋に直接面しているから、水もきれいそうだし。
モリ突きを楽しむ人もいる。海面を魚がジャンプする
のを数回見たから、魚も多いのかも。

手ぶらっていうのか何も使わわずに泳ぐっていう人は
少数派で、浮き輪やボートなど、なんらかの海道具を
使う人が多い。

それが楽しいからなんだろうけど、海の怖さがあるか
らかもしれない。



風が割りと強かったから、暑かったけどゆっくりゴザ
に座って海を眺められた。一度突風が吹いた時は、テ
ントが飛ばされそうになった人も。



夏の家は2軒しかないけどいちおう監視員も一人いる。
退屈そうにしている若者だった。ビーチのそばには数
軒民宿もある。