やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

エアコンのクリーニング

2010-11-30 | その他
この夏の猛暑でだいぶエアコンを
使ったので、ここらで一回クリーニングを
依頼しようと思い立つ。

八王子の「自然派くらぶ生協」が
身体にやさしいエアコンクリーニング
やってるというので頼んでみた。



蓋をあけたところのフィルターの
掃除くらいまでは素人でもできるけど、
奥はなかなかできへん。

ポイントは熱交換器という
奥の心臓部のクリーニング。
最近のお掃除ロボット付き
エアコンもこの部分の
クリーニング方法にシノギを
削っているようだ。



やってきたスタッフは意外に
若く、テキパキと養生シートを
はって分解していく。

基本的にからだに優しい
洗剤をポンプで噴霧して
クリーニングし、最終は
水をポンプで噴霧して
キレイにしていってくれた。


夏しか使わないというと
冬も少しでもいいから使うと
カビの発生が抑えられるとのこと。

平成13年に買った、三菱「霧が峰」。
性能はどうですかと聞くと、
部品の交換が10年から8年と短く
なっているけど、このエアコン
まだまだ使えますよと。



どうして「霧が峰」を買ったか
覚えていない。近くのコジマで。
その頃はまだサイト情報など
なかったことだけは確かだ。
ほんの7年で家電の買い方が
激変したことを想う。

パリの香り

2010-11-29 | その他
パリを舞台にしたとある打合せ。
東京にいることをふと忘れそうになり、
パリへ行きたくなるのが自然な情。

それが家に帰ったら、不思議なことに
嫁さんがパリ帰りの方からお土産を
いただいてきた!

いろいろありがとうございます!
その一部;


パリの香りがするでしょ。
これは偶然を越えた何かがあるのかも。
いやあるに決まってる…うまくすると
パリにいく徴(しるし)かもって…甘いっ!

血量 4723cc

2010-11-28 | からだ
有楽町の献血ルームに行ったら改装してた。
シンプルモダンで新しいビジネスホテル
のような受付ラウンジ。


10月6日の改装っていうか、正確には
ビルの同一フロアでの引越しだそうだ。
もとあった場所にいって、無いって
思う人もいるらしい。
今度は有楽町駅側だから鉄道風景が
眺められる。




受付を済ませて中の献血コーナーの
方へ行くと、広々と広がる贅沢な空間。
1.7倍の広さになったそうだ。

儲かっている審美歯科って感じ。
もっといいデザインにすればなぁ思うけど、
病院だからこんなもんなのか。

聞けば、秋葉原の献血ルームは、
近未来的だそうだ。次回の改装場所は
和風でいってはいかが?



1年前の献血で初めてNGを食らって
ショックだったけど、奇しくも丁度
11月27日やった。今回は楽勝でOKがでる。

ふと、自分の血液量をお聞きすると
4723ccと教えていただく。7が入ってて
ちょっとハッピーな感じ。

版画家 駒井哲郎展

2010-11-27 | art
木版画の棟方志功とともに戦後世界で
デビューした駒井哲郎の生誕90周年展が
資生堂ギャラリーで開かれていた。


資生堂一族福原義春さんがサラリーマン
時代からこつこつ買い集めた作品を
文化は死蔵すべきでないという考えに
基づいて、世田谷美術館の初代館長
大島清次さんに相談し寄託したもの。

1999年の話。その名物館長大島さんは
2006年に亡くなられる。名著『美術館とは何か』
は日本の美術館批判として優れているけど
その話はまた項を改めて。

福原コレクションのことはこちらにくわしい。



資生堂ギャラリーで展示されていたのは
とても小さい作品が多かった。iPhoneか
iPadくらい(笑)



クレーの影響はあるどころか
模写したような絵もある。

クレー、ルドン、ミロ、シャガール、
ドガなどに関する文章を1950年代から
70年代にかけてたびたび寄稿している。
しかも彼らの油絵などではなく版画に
着目しているのが彼らしいと思ったけど。



そんなことも図録で知った。
この図録は内容も色も素晴らしい。

きっと前回の2003年のがベースに
なっていること、そして福原さん
始め資生堂の方々の美意識の現れだろう。


展示会は12月19日まで。無料。

ペロー建築展

2010-11-26 | 建築
パリの国立図書館の脇を通ったことがある。
ペローの設計した四角いビルが4つ
シンメトリーに建っている。


なんてこと無いなぁって当時は思っていたけど、
これがポストモダンの終焉を告げるものだったと
わかったのはずっと後の話。




共用空間(業界的にはボイドという)や土地との
関係性の重視というものの萌芽はあるけど、
その後、建物のフォルム=姿を大胆に変革しながら、
表層をメッシュでさらに自由に包んで行くと
いう境地を開拓しつつある。
男性的でかわいくないし好きじゃ無いけど。




初台のオペラシティーで彼の建築展をやっている。建物のフォルム、メッシュの使い方が
わかる点では行ってもいいかも。考えや図面などは
書籍やネットで十分なところが惜しい。12/26まで。

展示に関するコンセプトを語っているインタビュー
YOUTUBEを貼り付けられるようになったから
試みてみた;

新しい建築のことば

2010-11-25 | 建築
建築の新しい潮流を示すことばの
話になる。

ポストモダンと言われるローカル性を
デザイン化した建築が終焉して以来、
様々な動きがある。



コンピュータによる計算によって形態が
割と自由になって、曲げたりクネクネ
させたりが可能になる。

一方、エコ意識の高まりによって、
新築からリノベーションの動きは
ウネリとして大きい。

鉄、コンクリート、ガラスが表面で
えばってる建築も終わってしまい、
素材も様々な変化していっている。



電脳空間は拡大の一途で、人々の関係の
繋がりも、血縁、地縁からあらたな
インタラクティブ性に夢中な層が増大だ。

そのなかで、建築のあり方、姿の話は
いつまでも尽きなかった。。2000年に
よって一つの区切りが生まれている
という話は示唆にとむ。

「日本・ポルトガル修好150周年」記念切手

2010-11-24 | カルチャー
お世話になった方にお礼状や
資料などをお送りするのに
宅急便より切手を貼って出そうと
思い立って、郵便局へでかける。

順番待ちしながら記念切手を
眺める。いい切手が少ないなぁと
思いながら、ふと目が止まったのが
「日本・ポルトガル修好150周年」記念切手。


上部の組切手は狩野道味が1593~年に描いた
六曲一双の南蛮屏風で、交易模様が
描かれていて力がみなぎっている。

先日ポルトガルが話題になった。
世界中を領土として支配した
過去の栄光を抱えながら、現在は
EUの弱小国として貧しく優しく
美味しい。ほんとイイ国だと。



窓口の順番が来たので、切手で
送りたいのですが、と希望を
伝えると、記念切手を混ぜましょうか
といい提案が来る。

それでお願いすると、なんと
彼女が選んだのが、そのポルトガルの
記念切手!

5枚ほど選ばせてもらったけど、
南蛮屏風絵が入ったことは言うまでもない。



歴史をひもとけば、1860年というから
江戸幕府末期に、米・蘭・英・露・仏に次ぎ、
日本にとって6番目の修好通商条約を
ポルトガル(葡)と結んだらしい。
あんまり対等ではなかったのかしら。

昔行ったポルトガルの街々が
思い出される。

父の手術と退院

2010-11-23 | 
映画の公開と平行して、父が右脚の
手術を行っていた。大腿部の血管の
流れが悪くなって痛みがひどくなったので、
人工血管を入れる手術だった。

成功確率は5分5分で、それを承知で
父は手術にかけ、それに克った。
80歳になっても挑む姿を尊敬する。



入院は母に任せっきりで申し訳ない。
これをきっかけ母は初の携帯電話を買ったけど
ほとんど繋がらないから固定電話へかけていた。

手術前に見舞いに行ったら
とても退屈そうで、持っていった
2種類のお菓子をぱくぱく平らげた。
父の食欲に手術の成功をちょっと確信した。



去年は別の病院に通っていたけれど、
薬療法しか行わない病院で、両親は
それが不満だった。

たまたまご近所の方から、似た病例の
手術が成功したという話しを聞き、
横浜市立みなと赤十字病院に通院先を
変えることになる。

何人かのドクターに診てもらったけど
どの方もすばらしく、両親は全幅の
信頼をおいている。



横浜市がハード整備を受け持ち、
指定管理制度で赤十字が運営を
行っている。この制度を活用した
好例かもしれない。

自宅に帰還した父と電話で
話したけどとっても嬉しそうだった。
いくら素晴らしい病院でも長居はね。

ハーブ&ドロシー本人中継

2010-11-22 | 映画
青学の学生達によるトークイベントが
11月11日に開催されたんけど、
なんとその11日後の本日、別プログラムの
トークショーが開かれた!

11月22日はいい夫婦の日だから、
ハーブ&ドロシーに登場いただいて
いい夫婦、理想の夫婦像をテーマに
行う2回目のイベントが始まった。

言うは易く行うは難し・・紆余曲折も
あったと聞くけれど、学生達がよくがんばり
大学関係者のご理解のもと。いろんな方々の
協力もあって、大成功となった。



雨のなか200人の方が参加下さったんだけど、
映画を観た人?という質問に、会場の
約7割の人から手が挙がったのには驚いた。

そんな中、元ファーストレディーの
鳩山幸夫人が登場して、会場が華やぐ。

とても気さくで夫婦仲の良さが伝わる。
庶民派ではないけど、手作りや夫への
尊敬が伝わってきていい感じ。

監督は結婚したこと無いから、
語る資格がないっていいながら、
結婚にあこがれがある話しぶりが意外。

学生達の相談役だったさとなおが
モデレータ役を引き受けて、学生達を
うまく表舞台にだしながら、会場を
笑いとともに和ませてくれた。



後半の2部の目玉はハーブとドロシーの中継。
バックアップはこちらでもまだ見れますよ。

アメリカからの中継(スカイプ)、そして会場の様子を
中継(UST)するというパズルを限られた
資材と予算がないなか解いてくださったのが
協力のジョルスさんたち。

冒頭音声が聞こえなかったのを解決したのが
学生で、後から聞くとミュートがかかって
いることに気づいて、最初からやり直したって
言うのだから大したもの。



いい夫婦の日だから、夫婦の秘訣の質問がとんだり
監督からもなぜいい人が見つからないだろうって
質問にも、ドロシーがユーモアを交えながら
答えていくんだけど、なんせハーブの短い答えが
笑いをとる。

最後は猫のアーチーが登場して、全部もっていった
その奇跡の3ショットをどうぞ!


いやぁ、ほんと2回のイベントみなさん
お疲れさまでした!ありがとうございます。

盲目のチェンバロ弾き

2010-11-21 | art
武久源造さんにロバハウスで再演いただいた。
1992年にロバハウスが始まった年にお招き
したんやなぁ。18年ぶり。

プログラムは、バッハと彼の自作の対峙。
山口眞理子さんのヴァイオリンやチェンバロの
合奏もいくつかある。




生まれながらに目が見えない運命のなかで、
感覚系への洞察が深い。鼻は終生再生するらしい。

目や耳は一度機能が麻痺すると再生できないのに。
それを語る彼の目差しは深く遠い。



演奏家を大別すると聴覚人間 視覚人間に
わかれるそうだ。前者は聴かないと理解できないし、
後者は楽譜からの理解が早い。それらが混ざって
アンサンブルすることの楽しさを語ってらした。

チェンバロ作りの第一人者久保田彰さんが
映画学校に通って初監督をした『チェンバロ
にサインをしていただく(ちなみに、このDVDは
朝岡聡さんナレーション、帯は林望さん。
武久さんの即興は凄まじい!)。

どうやってサインされるのかと思ったら、
本とペンを手で確認したら、「いきますよっ」
ってかけ声のもと、書のように描いていただく。




音楽家の使命は、ちょっと先を見通すコトだと。
先をいってる音楽をやるのが音楽家の使命と。
芸術、哲学、歴史への洞察と話しは尽きない。