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ねがうこと、ゆだねること

上野文化の杜アーツフェスタ・初日

2016-03-25 | art
藝祭の名物「藝祭御輿」

昨日から3日間、上野公園で「上野文化の杜アーツフェス
タ・2016春」と銘打って、アートや音楽のフェスが始まる。

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上野中学校ブラスバンドによるオープニングステージ

上野公園界隈の施設が連携して文化芸術イベントを行う。
小中学校による演奏、藝大の邦楽演奏や金管十演奏、東京
文化会館の若手金管演奏、サンバ隊、チンドン屋など、花
見にちなんだプログラムが始まってる。概要はできたての
こちらのサイトで。


西洋美術館「 カラヴァッジョ展」にちなんだカフェなど出店も

青柳正規(文化庁長官)
宮田亮平(東京藝術大学学長)
吉見俊哉(東京大学大学院教授)
山崎 亮(コミュニティデザイナー)
によるシンポジウムは面白かった。上野公園にくれば誰
でもアーティストになれるというメッセージをもつが、
文化や芸術の担い手が誰なのかという視点が印象に残る。



吉見さん「土(アグリ)を耕す(カルチュア)のが農業。
つくっていくプロセスが文化(カルチュア)」

山崎さん「官から与えられた上野公園が市民のものに変わ
りつつあるし、変えていく」

青柳さん「これから成長経済、消費文化が望めないとすれ
ば、のんびりしたときに充実感をもてて、なんとなく楽し
めるのが日本の文化」

「グローバル化なのでちょっと頑張って日本文化をアピー
ルしなくてはいけませんが」と新長官へのエールもある。



宮田さんは藝大受験におちた話も触れながら、長き上野生
活を思い出されていた。シンポジウムの後のサンバ隊によ
るフィナーレでは笛吹き踊られ、拍手喝采。


藝大サンバ隊

主催は上野「文化の杜」新構想実行委員会という、上野公園
を国際的文化交流拠点にしていく目的で、上野公園のオール
メンバーが連携していこうというプロジェクト。

昨秋から関わらせて頂いているんだけど、芸術文化プログラ
ムの最初のお披露目。お天気にもめぐまれ、桜も見頃なので、
花見がてら上野公園へ遊びに来てくださいね。