saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

古代史の杜「新沢千塚古墳群」のさくら

2020-04-11 12:04:02 | Weblog
明日香の桜も満開を過ぎようとする4月9日(木)、新型コロナウイルスの感染が懸念される‟三蜜“とはならないであろう「新沢千塚古墳群」へ出かけてみました。
「新沢千塚古墳群」は橿原市の南、高市郡高取町と橿原市の境界にある“貝吹山”から派生する北西尾根に尾根の丘陵状の場所にあり、円墳が約600基存在すると言われています。
1976年(昭和51年)に国の史跡に指定された国内有数の群集墳「新沢千塚古墳群」へは、橿原神宮駅西出口から西へ伸びる県道133号線を徒歩30分です。県道を挟んで南群公園と北群公園に分かれていて、南群公園の方には無料駐車場、売店のほか、東屋や「龍の広場」「四季の広場」「棚田の広場」があります。
今回は桜が多い北群公園へ行きました。北群公園へは南群公園側から売店の上の歩道橋を渡り、入浴施設とトレーニングジムになっている「シルクの杜(もり)」の前から右の遊歩道へはいります。因みに「シルクの杜(もり)」「歴史に憩う橿原市博物館」は新型コロナウイルスの影響で閉館していました。
北群公園へはいると、視界が広々と開け、芽吹く雑木林や満開の桜の向こうに畝傍山が望まれ、青空の下、素晴らしい眺めでした。歩きやすく整備された道が直径10~20㍍ほどの円墳をぬう様に伸びていて、半肉彫七獣帯鏡が副葬されていたことで有名な第173号墳の案内石碑へと導いてくれました。
畝傍山や多武峰・音羽三山を望むビューポイントを巡り、鉄製武器類、鉄製胴甲が副葬されていた「新沢千塚古墳群」を代表する126号墳を訪ね、金剛・葛城山を垣間見る丘陵から桜吹雪に追われるように降りてきました。(小さい写真はクリックで拡大)

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