saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

"清明ノ尾"から奥駈道へ

2023-11-28 11:29:03 | Weblog

10月下旬、新しくパジェロを購入した悪友が奥飛騨温泉郷中尾に住む“山の先輩に会いたい”と言うので1週間前に上高地へ行った序に、立ち寄ったばかりだったが、“暇乞い”と“悪友の遺影”を撮影するため、同行した。
その強硬スケジュールの無理が祟り、腰痛が再発、リハビリに専念していたが、好天に誘われて11月15日(水)早朝、少し不安もあったが行ける所まで・・・と、行者還林道のNo90登山口から“清明ノ尾”へ出かけてみた。

標準コースタイムの倍近い時間をかけて、ヒノキの大木がある標高1,085㍍に登り着いた。薄日が差したり、曇ったりの天気だったが、ブナの木立には霧氷が付いていた。久しく見ていなかったので新鮮!空気も清涼に感じる。
最後の急登が木間から霧氷を輝かせ見えた“清明ノ尾(1,458㍍峰)”奥駈道にも何とか辿り着くことが出来た。風は穏やかだが気温は思いのほか低く、弥山・八経ヶ岳はガスの中、聖宝八丁の尾根を覗かせるだけだった。緩やかな稜線の霧氷の先に行者還岳と大普賢岳がシルエットになっている。

行者還岳までは行けないだろうが、もう少しだけ奥駈道を歩かせて欲しい!ブナの霧氷林やツルアジサイの霧氷を眺め歩くうち、何時しか石灰岩の露岩が多い1,486㍍峰まで行くことが出来た。初夏には山シャクヤクやクサタチバナのお花畑になる台地は、枯れ野となって霧氷を煌めかせていた。時間は十分あるが、このあたりが帰路を考えたら体力も限界である・・・・。

清明ノ尾の標高1,085㍍踏変点から振り返ると、霧氷を僅かに残す大普賢岳が冬の太陽に眩しく映えていた。(小さい写真はクリックで拡大します)

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