saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

東大台ヶ原周遊コース

2013-05-22 18:54:14 | Weblog
5月21日(火)天気予報を信じて石楠花を目当てに、東大台ヶ原周遊コースを訪れた。
日出ヶ岳から粟谷小屋方面へシャクナゲ坂を下り、露岩下の遭難碑付近まで降りてみたが、期待したような開花状態ではなく、花数が少ない・・・。
天気は“晴れ”のはずなのに雲が多く、PM2.5混じりの煤煙黄砂?のおかげで日出ヶ岳からの眺望は望むべくもない。正木峠から尾鷲辻、牛石ヶ原を経て、わずかに期待をつないで大蛇へ。
大蛇付近は南面の花は既に脱色して、散る寸前。シオカラ谷方面と大蛇分岐付近で丁度、見頃の石楠花が幾つかあったが、例年に比べ花の数は少なく、蕾もほとんど無かった。シオカラ谷への途中にある石楠花坂は、まだ咲いていなかったが、蕾が少なく、開花しても期待できない感じ・・・。ついでにアケボノツツジとシロヤシオの開花時期も偵察してみたが、なぜか木によって蕾のつき具合がバラバラで予測がつかないまま、ハッキリしないお天気に見切りをつけて下山した。

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台高山脈・白鬚岳

2013-05-19 18:24:55 | Weblog
5月18日(土)白鬚岳ラウンドコースを「エスカルゴ山の会」が例会で行く、と言うので同行させて頂いた。東谷出合近くに車を置いて、一つ先の橋の袂から取付く。「三角点切原」までは、よく手入れされた人工林の中、ひたすら歩く。途中、ショウジ山付近で“木の間越し”だが白鬚岳の端正な姿が眺められた。
モノレールが通じている“ショウジ山”からは明瞭な踏跡が続くが「三角点切原」への登りにかかる手前、二重山稜で一旦、左の尾根へゆき、架線場から右の尾根にもどる。急登に転じるあたりから、美しいブナ、ヒメシャラ、リョウブの新緑の森になり、満開のツツジが美しい。取付時間が9時で、やや遅かったので「三角点切原」でランチタイムになった。ここからは、幾つもコブを踏み越えて、檜の巨木が立つ1,222㍍無名峰までゆくが、新緑とツツジが素晴らしく美しい。赤山分岐へ着く頃、雲がやや多くなり、池木屋山付近は雲の中、せっかくの展望もちょっと物足りない。もう、誰も居ない白鬚岳の頂を独り占めし、倒木が多く荒れた感じの東谷林道を歩くころ、上空は雲に覆われていた。

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台高山脈・千里峰

2013-05-14 08:24:16 | Weblog
5月13日(月)台高山脈・千里峰へ行きました。5月4日(土)に赤山からの下山路に使ったとき、ヤマシャクヤクの群落をみつけ、まだ、蕾だったので、今回、その撮影に出かけたのだが・・・。何と、5月4日(土)には檜塚谷橋まで通行できた北股川林道が「山ノ神」と「北股第1トンネル」の中間点(細尾谷から30㍍付近)が崩落、結局、檜塚谷までの林道歩きが1時間、檜塚谷橋から林道終点まで50分、合計1時間50分のアプローチになってしまった。
細尾谷付近からの長い林道歩きも、満開のフジの花や萌黄色の渓谷美に飽きることもなかった。だが、目的のヤマシャクヤクは既に散り果て、わずかに数輪が咲き残るだけだった。それでは・・・、ということで、千里峰まで上がることになり「フォトクラブ大峰」としては、今月2度目の台高・稜線撮影会になった。当初の行動予定を大きく変えられてしまったが、北股川林道は帰路も釣人との出会いを与えてくれ、退屈することはなかった。

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鳥見山(とみやま)のツツジ

2013-05-09 19:46:59 | Weblog
5月8日(水)鳥見山公園のツツジ撮影会を2年ぶりに開いた。気候不順で開花状態が心配だったが、例年の通り、見事な美しさで迎えてくれた。
以前、クラブツーリズム写真講座で2度、撮影会を行ったが、2回とも雨だった。雨と霧のツツジも実に美しく、得がたい風景をみせてくれたが、今日は、まさに“五月晴れ”快晴に恵まれた。遠景は少し霞んでいるが、展望台のツツジと室生・曽爾の山々、台高・大峰山脈から音羽三山、大和三山の奥には金剛・葛城山が雄大な風景を見せてくれた。一日中、退屈することなく、撮影を楽しませて戴いた。帰り支度をする私達の背後で、やや、傾いた陽射しを受け、まさに、山が笑っていた。

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白屋岳

2013-05-09 18:44:21 | Weblog
5月5日(日)昨日、千里峰の急下降を少し急いだせいか、少し腰に痛みが残っていたが「山と渓谷」7月号の“郷山めくり”の踏査も兼ね、昨年から気になっていた入山禁止の解けた「白屋岳」へ行ってみた。
東吉野の三尾からは昨年踏査済みだったので「白屋」からピストンすることにした。“大滝ダム”の貯水で地割れの恐れがあるとかで、全村立ち退きになり、全ての建物が撤去された白屋集落、かつて、丁寧に道を教えてくださった方達も、今は居ない。家々と山畑の間を縫うように付けられた階段道が、何も無い更地の中をまっすぐ上へ続いていた。振り返れば水を湛えたダム湖を隔て、聳える百合ヶ岳(大所山)・高原山の新緑が眩い。最奥の民家跡から林道を山道の取付、不動明王(水場)へゆき、山腹を絡み登って、新しい道標がある作業小屋の横から植林尾根を登り、大平から肩の伐採跡へでる。登山道も北東の展望も以前と変わらない。植生が自然林になり、石楠花の林を通ると山頂に着く。川上中学の山名板が増えた頂から少し霞んだ大峰山脈を望み、東の鞍部から、ずいぶん上まで延びた林道を「足ノ郷越」ヘくだる。峠のお地蔵さんにお参りを済ませ、帰途につく林道の奥には青空が広がっていた。

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台高山脈・赤山(赤倉山・コクマタ山)

2013-05-07 19:14:22 | Weblog
5月4日(土)「フォトクラブ大峰」の撮影合宿が台高山脈で行われるとのことで、参加させて頂いた。と言えば聞こえがいいが・・・、
「フォトクラブ大峰」の皆さんは2泊3日の予定で赤山西尾根から池木屋山、霧ノ平、馬ノ鞍峰の縦走だから、カメラ機材と幕営装備の重装備である。
担荷総重量を考えただけで、ついて行けそうにないので、1日だけ日帰りで参加させて頂くことにして、北股川林道の檜塚谷手前の辿道を1,238㍍無名峰へでて、赤山へむかった。1,238㍍無名峰へは架線場跡からは高塚(トベット)鞍部への道が途絶えているので、壊れたフェンス右側を伝わないと、露岩とブッシュで余計な時間を食われてしまう。天候は架線場跡付近から怪しくなり、稜線を歩く頃には氷雨が降ったり止んだりとなり、期待していたアケボノツツジも、まだチラホラ咲きで、三脚を立てるまでもない。赤平の草原からの大展望もメリハリの無いモノトーンの世界。
「フォトクラブ大峰」の諸君は千里峰で幕営し、夕景、朝焼けを狙うので、ここで別れ西南稜をくだる。2~3年前まで残っていたテープが落ちたのか途中で消えていた。代わりに架線場跡への尾根に真新しいピンクのリボンが付けられていた。この付近、架線場尾根と西南稜の間に小尾根が1本入り、下山時は、ややルートファインヂィングが難しい。西南稜を右へ降りる場所のテープも無くなって、右のガラ場を目安に右前方のヒメシャラの二次林へくだる。まだ白い蕾だけのヤマシャクヤクの群落を睨み、微かな踏跡を拾い、ゴロベエ谷支流左の1065林班・飯場跡から北股林道終点に降り立った頃には天候も回復し、尾根に陽が落ちようとしていた。

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