saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

大峰山脈「観音峰」の春

2021-05-22 16:27:13 | Weblog
今頃はヤマシャクヤクが咲く頃だろうナ。少し歩いてみたくなったが、脚に自信がないが、思い切って観音峰に出かけました。4月26日(月)の天気は“晴れ”でした、虻トンネルを出た右側の駐車場には1台だけが置かれていました。
人影の無い静かな東屋で準備して、御手洗渓谷の吊橋をわたる。橋の途中で流を見ると桜が咲き残っていました。
「観音の水」へ登る途中で、左からバス停からの道と出合いますが、荒れていて最近、通る人がいないようでした。「観音の水」をはなれ、少し上にある展望休憩所へ行ってみましたが、樹木の生長で展望は得られなくなっていました。水平道を過ぎ、最後の鉄桟橋がある小沢は、放置された間伐材で埋まってしまい、水場としては使えなくなっています。
かつての住居跡を通り過ぎ、鳥居をくぐると自然林になる。新緑の明るい雰囲気が広がりました。東屋には入らず、石の椅子が車座に置かれた広場で休憩することにしました。新芽の梢に小鳥の声だけが聞こえ、青空に消えています
石の階段を「観音の岩屋」下へむかって登ってゆけば、左右にヤマシャクヤクの花が蕾を膨らませていました。風が冷たいせいか、咲いているのを一輪しか見かけませんでした。
観音平にでると青空がひろがり、360度の展望でした。何度見ても見飽きない展望。観音峰山頂を往復して下山するまで、誰にも出会うことのない山でした。(小さい写真はクリックで拡大します)


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