saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

ヒマラヤの“青いケシ”を求めて六甲山へ

2023-05-27 15:17:39 | Weblog
ヒマラヤで出えなかった幻の“青いケシ”の花を見たくて六甲高山植物園へ行きました。開花したと聞いて5月9日(火)早朝、カメラ機材を持って、奈良の自宅を後にしました。
車、電車、バス、ケーブルを乗り継ぐこと6度、ようやく辿り着いた六甲高山植物園。開園時間ちょうどに合わせて入園。窓口で花の咲いている場所を尋ねると、misérable!「昨日の雨で散りました」と云うのだ。“開花した“でわなく、1輪さきました!とネット上には書いて欲しかったナ~。
常連さんらしい三脚持参の方を見つけ、ホントの例年の開花時期、花の咲く場所をたずねると、例年なら5月20日~6月10日位に見頃を迎えるが、ネット上の写真の様に群落で咲くことは皆無!精々多い時で5~6本が咲く程度だ、と教えて頂いた。この日は“青いケシ”の花に出合うことは出来なかった。仕方なく12時に元町へ行って、本場の“小龍包”を賞味、帰宅。
 
因みに、ヒマラヤの“青いケシ”に関しては、エベレスト街道、アンナプルナBC、ランタン谷などでも見つけられなかったが、中国の四姑娘山の山麓で、もう少し紫色が濃い花を見ることができたが、種類が異なるものだった。その時、黄色や赤のケシの花も見ることができた(〇枠の写真)。
その後、写真仲間のT氏が六甲高山植物園へ季節ごとに訪れて、花の苗を買っている、と云うことが分かった。彼が15日(月)に訪れたときには、咲いていたと教えてくれ、22日(月)に同行して貰えることになり、再訪しました。


10本足らずでしたが、“青いケシ”は見事に咲いていました。訪れる人の数も増え、賑わっていました。クリンソウは今を盛りと咲き誇り、ニッコウキスゲの花にも出会え、山へ行った様な気分に浸る事ができました。
(小さい写真はクリックで拡大します)

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