saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

台高山脈・令和の明神平

2020-01-24 16:16:45 | Weblog
2020年、令和になって最初のお正月「フォトクラブ大峰」の厳冬期撮影会合宿に参加させて頂きました。1月2日(木)5時起床、お雑煮で簡単に朝食を済ませて、念のため「フォトクラブ大峰」の皆さんのLin交信内容を覗いてみる。Linの交信内容を見る限り、主力メンバーは11時頃に大又登山口を出発になると予測、9時に大又登山口に着くよう、家をでる。
食料・飲料(全てアルコール)・燃料を若い人達が担荷(ぼっか)、12月に荷上してくれているので個人装備と行動食、撮影機材だけを担荷すればよいのでザックは14㎏チョイ程度。これなら彼らの2時間前にでれば追いつかれることは無いだろう。
大又登山口までの路面に雪は無く、新品のスタッドレスも活躍の場面はなかった。道中から見上げた稜線は真っ白、霧氷は着いているようだった。9時20分、到着した駐車場は満車、かろうじて一番奥に隙間を見つけることができた。
旧林道終点ゲートの連絡箱に登山届を入れ、傾斜の増した坂道をゆくが横嵓谷出合の広場まで雪もなく道も凍結していなかった。旧馬酔木山荘跡へ沢を渡り返したあたりで足元に薄く雪がみられ、最初の下山者に出会った。みなかみ山荘跡で休んでいたらキワダサコへ向かって進み、行き詰っている人がいた。「国見山へ直登ですか?」と聞いたら「明神平へ行きます」と言う。ここ「みなかみ山荘跡」からは、右へ少し下り気味に沢を渡るため、雪があると、ときどき直進して左のキワダサコへ入ってしまう人がいる。
ほとんど凍結していない明神滝で休んでいたら幕営装備と思われるザックを背負った50歳代ぐらいの二人組に追いつかれた。聞けば明神平に幕営するのが目的で、定着してピークハントするわけではないらしい。明神滝の上からは樹林帯、5度目の沢の横断を終わればブナ、ヒメシャラ、リョウブなど落葉樹の九曲折(つずらおれ)のpromenadeだが、もうバテ気味で周囲の霧氷を撮るのにカメラを引きずり出すのが精いっぱい。水場で1㍑の水を加えたら更に足取りがさらに重くなり、明神平にたどり着いたのは11時半を過ぎていました。12月に荷上げしたとき、整理清掃したと聞いていたが、その後、誰かが入ったのか、小屋の中は食片や包装紙が散乱、かなり散らかっていた。幸い管理人のM氏が荷上してくれた新品の石油ストーブとカセットコンロは無事だった。昼過ぎには「フォトクラブ大峰」のメンバーも到着した。
久しぶりに霧氷の森や遠く、金剛・葛城山脈を展望、前山や水無山など思い思いの撮影ポイントに散らばり、撮影を楽しみました。空模様はイマイチ、夕焼けの色も良くはなかったが、それなりに満足して宴会モードに( ^ω^)・・・。夜は残念ながら星は見えず、星景写真の撮影はできなかったようでした。  
3日の朝、桧塚奥峰、笹ヶ峰・奥の迷峰、薊岳など、それぞれの目的地へと出かけました。朝焼けは、そこそこ綺麗で霧氷を薄いマゼンタに染め、雲の切れ間からは青空も垣間見ることができました。
5日頃まで滞在するメンバーと別れ、ブナ、ヒメシャラ、リョウブのpromenadeを下るザックに霧氷がカラカラと乾いた音をたて、落ちてきた。(小さい写真はクリックで拡大)

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奈良県の明神山

2020-01-13 10:12:59 | Weblog
令和元年も押し迫った12月22日(日)「エスカルゴ山の会」が奈良県の明神山で納山山行をするというe-mail連絡を頂いていたので当日、天気予報は当初の雨から”曇りのち雨”に変わっていたこともあり、参加させて頂きました。
出かける前、朝一番に念のため、実施計画の内容に変更が無いかPCで確認しようとしたがトラブルが発生、いやア~な予感はしたが、催行担当者に電話確認を入れずに家をあとにしました。
集合時間には少し早かったので途中、天神山麓に住む姪の家へ立ち寄り、正月の酒をとどけてから、集合場所のJR 王子駅南口へと向かいました。
事前に聞いていた駐車場に車を入れ、近くのファミリーレストランでコーヒーを飲みながら待ちましたが、集合時間になっても誰も姿をみせない???、集合場所を間違えたのかと思い担当者に電話を入れたら”中止“にしたとの事、いやア~な予感が的中でした。
しばし逡巡したが、せっかく来たのだから歩くことにして大和川を渡り、対岸のガードをくぐる。畠田方面への広い車道にでると、マラソンの誘導をするボランティアの方が数人立っていた。道路を歩きたくないので道を横断し、対面の階段をあがり、学校の東側から住宅街を抜けて畠田古墳群へ。そこから明神4丁目の団地のスーパー「ヤオヒコ」へむかいました。
スーパー「ヤオヒコ」の南側、公園横にある朱塗りの鳥居をくぐって坂道を直進、道なりにゆけば明神山への舗装林道へ続いている。車止めのゲート辺りから振り返ると矢田丘陵がすぐ近くに見える。鳥居から40分ほどで山頂の明神山自然の森展望台に着く。
社が祭られる山頂は、標高からは想像もできない素晴らしい大展望が広がっています。まさに360度、遮るものはありません。残念ながら今日は曇天、いまにも雨が降りそうに周囲の山々に雨雲がたれこめ、視界をわるくしています。是非、もう一度、晴れた日に訪れたいと思う。
早めの昼食をすませた正午を過ぎ、気温が一段と低くなったのを感じ、下山の途につきました。スーパー「ヤオヒコ」前からJR 王子駅南口へのバスが丁度あったので、これに乗車、往路2時間近く歩いたが帰りは、乗車時間わずか7分でした。駐車場を離れるころ、雨が本降りになっていました(小さい写真はクリックで拡大)















9。

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