saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

冬牡丹咲く雪の長谷寺へ

2021-02-18 12:58:30 | Weblog
雨戸を開けると一面の銀世界!、昨夜の天気図では北海道の上空に発達した低気圧がいたから、もしかしたら橿原でも雪がチラつくかも・・・と思っていたが、2月17日(水)は、朝からボタン雪が横殴りに降っていました。
湿雪ではあるが、今日、明日の冷え込みが、この冬最後の氷瀑撮影の機会になるだろうナァ~、フォトクラブ大峰のメンバーは入山したのだろうか?彼らが行くであろう、大普賢岳東壁右俣や上多古谷の阿古滝は今や遥か遠い存在になってしまったが・・・。
長谷寺か當麻寺へ行こう、きっと冬牡丹が咲いているはだ、見に行くぐらいは行けそうだ。雪は降り続いているが、地面に落ちた雪はすぐに溶けて、積もりそうにない。少しでも早く行ける長谷寺へゆくとしよう。
長谷寺山門前に着くと、運よく駐車場が1台分だけ空いていた。雪は、まだ降り続いていたので、少しは冬牡丹の藁傘にも付いているだろうと期待して、仁王門をくぐる。
門の先は、長い“登廊”の階段が続いているが誰もいない。撮影に訪れる人は少ないのは、やはりコロナの影響だろうか?
冬牡丹は月輪院の下に咲くが、おかげで“登廊”から、ゆっくり撮影がたのしめました。ここから蔵王堂を経て、本堂への階段を登ってゆくが、ここでも人に会うことはなかった。
本堂の中を通り抜け、舞台にでると風が強く、吹き降りになっていたが、すぐに小降りになった。五重塔・三重塔跡をまわって下ったが、寒椿、蝋梅、紅梅、山茶花などに雪が付いて、ほんとうに美しい。室生の山々も、雪が小降りになると見え隠れして、冬山の気分も味わえました。
最後は本坊へ行って、本堂の方を振り返ってみると言う、お決まりのコースでしたが、“梅に鶯”という、思わぬシャッターチャンスに恵もまれました。

長谷寺を離れ、桜井付近まで来ると、ひと時、雲が切れて薄日が射し、風花が舞う音羽山が綺麗な姿で見送ってくれました。(小さい写真はクリックで拡大します)


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