五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2024・5・11

2024-05-12 14:09:35 | 日記
人は事件や事故でなくなった場合、その知人友人たちはその死を衝撃的にとらえて厚く弔うが、長い闘病生活の後になくなった場合は、知人友人たちにある覚悟が出来ているからそれほどの衝撃は与えない。でもそれは故人が辛うじて知人友人の中に記憶として残っている時だ。残っていなければ「そうか」で済まされてしまう。多分自分もその口だと思う。時間が経てば更に俺の存在を知る人間は少なくなるので、「そうか」が「ふーん」とか「へぇ」に変わるかもしれない。いや,まるで反応しない人間の方が多くなるだろう。それはそれでいい。一時期脚本家だったが、何の実績も残せなかったし、知人友人関係もどんとん希薄になって家族以外で俺のことを知る人間も皆無に近くなっているに違いない。その時俺は「無」になる。「絶対的無」だ。そう言っておきながら朝は冷凍しておいた鯖を解凍して焼き、ついでに山芋も解凍して朝食の膳に並べたことを書き記してしまう滑稽さよ。因みに夜は天カス以外に具のない焼きそばを作って食べる。でも、その前後5時から7時までと9時から11時までの合計四時間は椅子に座ったまま眠り続けていた。地蔵なり。不気味だ。
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