五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2022・4・29

2022-04-30 05:26:27 | 日記
本当は昨日の日記には母を寝かしつけてから旧知の蜂谷眞未さんが出演した「ほととぎすのきょうだい」(作演出・石川詩織)を見に行ったのだから、その芝居について書いておくべきだったのだけど、十数年ぶりに父の名前をYOUTUBEチャンネル で耳にしたことと、妹が旭日小授賞を受けたことへの母の感想が面白くて、見てきた芝居のことを云々する気持の余裕がなくなってしまった。それにつけても身内ながら「妹の力」には恐れ入る。渡米してから日本のテレビや映画には僅かしか出ていないのに、民放各社、主立った映画会社の社長と会長名で胡蝶蘭が続々と届く。祝電も百通近く。あ、こんなことをわざわざ書くと、いかにも自分の妹は偉いんだぞと自慢しているみたいに思われるだろうけど、言いたかったのは、妹の会社宛にそれらの胡蝶蘭や祝電が届くたびに俺が代理に受け取らなくてはならず、一日中落ち着かない時間を過ごしたのだ。何しろ今ざっと数えただけでも十数回はインタフォンで応対し、妹はしばらく帰国しないので、大きな胡蝶蘭の鉢植えを抱えてその置き場所を求めてビルの中をあちこち迷った末に、母の部屋に三鉢、お店に三鉢、誰もいない事務所に一鉢収容した後で、ロスの妹に電報も含めて一々メールしていたのだからさすがに疲れたけど、ここでも母が一鉢五万円はする胡蝶蘭の鉢植えが三鉢も新たに自分の部屋に置かれているのを「凄いわねぇ。綺麗だわねぇ」と惚れ惚れと見つめているのに救われた。その傍らで一昨日奮発して母に買ってあげた紫陽花の鉢がベランダで風と雨に晒されているのを見て僻んでいる俺がいる。まぁ、そんな訳で(どんな訳?)今朝の老老ブレックファーストのメニューを書いておくと、焼き鮭with和風サラダ、納豆、海苔、きゅうりの糠漬け、もやしと小口ネギの味噌汁。老老ディナーは、4時に久し振りに元法律事務所勤務のNさんがくると電話が入ったので、母には寒いので煮込みうどんを届けておく。Nさんは相変わらず元気。お土産に母上と一緒にと和菓子の詰め合わせを貰うが、賞味期限が今日中だという理由で、Nさんが引き上げた後、夕飯の代わりに一箱全部食べてしまって、胃袋が餡子で発酵する★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・28

2022-04-29 05:23:53 | 日記
三か月に一度、母はK研究所病院循環器科の定期検診を受けることになっているのだけど、これが結構面倒というか大変。というのは予約時間は午前中と決まっていて、更にその一時間半前には採血をしなくてはいけないのだ。今日は老老ブレックファースト(鰯の生姜煮withカイワレ、納豆、海苔、きゅうりの漬け物、かぶの味噌汁)の後、9時半には病院に出向き、採血をして貰ってから検診の時間までお互い話すこともなくぼんやりと待つ。でも検診は5分あったか、なかったか。血液検査の結果はどこも悪くないというのだから文句のいいようがないのだけど、待っている時間がちょっと辛い。甘いものがたまらなく食べたくなって、病院を出てから近所のスーパーで安売りしていたエクレアを買って二人で食べながら帰宅。編集者のYさんからメール。父の著書「紛争終結論」が図書館でかなりの頻度で貸し出されているらしく、なかなか貸り出すことが出来ないとのこと。YOUTUBEチャンネルで専門家が父の名前をあげたからか?その番組の中でも父を紹介するのに妹のKの名前をあげられていたけど、父は死ぬまで、いや死んでからもKの名前がついてまわる。それは俺も同じだけど、有名度からすれば諦めるしかない。そのKに春の叙勲で旭日小受賞が授与されたとか。そのことを伝えた新聞を母に見せたら、喜ぶと同時にKの写真に71歳と年齢が書いてあるのに気づき、「あら、いつの間にかKもお婆さんになっちゃったわね」との感想。それに続けて「でも、私の方がお婆さんだわね」と来年百歳になる母は何だか勝ち誇ったように笑う。★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・27

2022-04-28 05:15:47 | 日記
前からそんな傾向はあったけど、母の「偏食」ぶりが著しい。「偏食」と言っても「何か」を食べないというのではなく、目の前にある「何か」だけずっと食べ続けるのだ。以前は俺と同じようにオカズの小皿を二品か三品、それにご飯と味噌汁を置いたのだけど、母はオカズだけ最初に食べてしまってから、ご飯をオカズなしで食べ、最期に冷めた味噌汁を飲むという順番に気付いて、それでも構わないけど、出来るだけ色々なものを食べて貰うように、納豆をかけたご飯とオカズを一緒に盛りつけたプレートを出すようにした。同じプレートだったら箸を動かしやすいのではと思ったからだ。でも、これも失敗する。小皿と同じでプレートに置かれた同じオカズだけ食べてしまって、最期にご飯が残ったりする。そのご飯も納豆ご飯だったりすると、納豆だけ先に食べてしまう。そこで今日の老老ディナーは目先を変えてみようと、二人分のネギ炒飯、オニオンスライスとカイワレのサラダ、えのきの明太子和え、サバ缶のキムチと納豆和え、かぶときゅうりの糠漬けをそれぞれ大皿(中皿?)料理として俺と母の真ん中に置いて、好きなものを好きなだけ食べてくれと言ったら、ちょうど母の目の前にあったオニオンスライスとかいわれのサラダだけに箸は向って、他のお皿には全く向かわない。途中で他のオカズも食べなよと注意してみたけど、効き目はなし。大型の新タマネギを丸ごと一個使ったからかなりの分量だったけど、母は仇みたいにオニオンスライスを食べ続けたのだった。この試みは失敗か。因みに老老ブレックファーストは母のリクエストでパン食。蜂蜜を塗ったトーストに、スクランブルエッグとソーセージとサラダのワンプレート、それにキャンベルのミネストローネだったけど、母はオカズやスープは後回しにして蜂蜜トーストだけを食べ続け、最期に残ったスープは完全に残飯処理になってしまっていた。もう母の食べ方を気にするのはやめにした方がいいみたい。食べてくれるだけで大儲けだと思おう。昨日の日記にある方からYouTubeの国際政治cHで「終戦論」というテーマでウクライナ問題をめぐる専門学者たちの座談会があって、そこで俺の父親のことを話しているとコメントを貰ったので、見てみることにする。確かに父には「戦争集結論」が専門だったし、父の研究が今のウクライナ問題に関係あることは確かだが、そんなことより父の名前を十数年ぶりにテレビから聞くことが出来たことに複雑な気持になる。ますます父のことを小説に書きたくなった★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・26

2022-04-27 10:27:46 | 日記
台本には冒頭少年に扮した若い女性と初老の男が浜辺でキスするとある。それが一度だけじゃなく、続けて二度、三度、四度と二人は十分程の間にキスする。それも挨拶のキスではなくて、二人の新たな旅立ちの証拠となる熱烈な愛のキスだ。そんなシーンで始まる「パラソル」という芝居の週一で続けてきた勉強会。初老の男は俺が演じ、少年と若い女はKさんが演じる。先週まではホンヨミに徹してきた。台詞も全部覚えた。そして今日からは立ち稽古だ。でも、ここで問題が発生する。キスの真剣度だ。特に少年は愛を請い求めるように初老の男の唇を求める。台本を読んで貰って出演交渉する段階で、キスするシーンが多いことはKさんは分かっていたし、抵抗はない筈だ。だから「堂々と」俺にキスを迫る。でも、そこで演出家としてそのキスシーンに物足りなさを感じた俺は、彼女に「もっと激しく」とか「もっと求めて」とか言ってシーンを成立させる為に要求を加熱させる。勿論まだリハーサルだし、コロナ対策的にもマスクをしたままで唇はつけていない。でも、キスをされる男と演出家が同一人物だと、うっかりするとセクハラなんてもんじゃない。おまけに経費削減の為、稽古は二人きりだ。見方をかえれば立派なセクハラだ。公演の時まで彼女の怒りを買って訴えられないように注意が必要だ。そんなことをもやもや思いながら稽古終了後母を寝かしつけてから、6時に山種美術館近くにあるご飯屋「めぐたまキッチン」で殆ど同年配の脚本家筒井ともみさんに会う。昨日会ったTさんも40年のつきあいだったが、今日のともみさんとも知り合って40年だ。数々の名作を執筆して来た彼女と凡作を辛うじて書いてきた俺とは脚本家の位が違うが、美味しいものを限りなく求め,作って食べるところで二人の利害と立ち位置と興味が一緒になる。彼女の最近のエッセイ集「もういちど、あなたと食べたい」や以前出版し映画化もされた「舌の記憶」には決してグルメではないけど彼女の「食べ物史」が書かれていて、読んでいる人間の胃袋を刺激する。この「めぐたまキッチン」は彼女と成城時代からの親友のOさんが経営するお店で、安くて美味しそうなオリジナル料理が手書きの日替わりメニューから溢れている。それらを殆ど片っ端から注文して、テーブルにOさんの好意でドンドンドンと置かれた何本かの銘酒を酌み交わしながらお喋りした三時間。昨夜に続いて今夜もいい宵だ。★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・25

2022-04-26 05:17:26 | 日記
毎日のように通うスーパーで買った商品を袋詰めしていたら、離れたところで同じように袋詰めしていた初老の男が、俺の目の前に置いてあった無料のビニール袋を取りにくる。わざわざ俺の前まで来なくても、男の前にもビニール袋があるんだからと思って、そっちにもありますよと注意してあげたら、袋の大きさが違うんですと柔らかく言い返されてしまった。なるほど、比べて小と中くらいの違いがある。少しショックを受ける。俺は毎日のようにこの店で買物していて、パートのオバチャンたちとは仲良くなったりしているのに、大きさの違う袋が置いてあることに気付かなかった。その初老の男をそれだけで尊敬してしまう。老老ディナー(麻婆茄子と炒飯)を終えて、母を寝かしつけてから7時に脚本家のTさんと待ち合わせた井の頭線の池ノ上駅に向う。彼女がくるまでの30分ほどの間に、母と祖母が住んでいたこの町をうろついて、当時の母娘の光景を思い浮かべたりする。Tさんとこの駅に待ち合わせたのは、昔二人でよく行った近所にあるスナックHのマスターだったHさんが亡くなったとの知らせを受けたからだ。偲ぶ会ではなかったが、店の中には有名映画監督のNたち常連が集っている。ちょっとした同窓会気分になって、浮かれてしまった俺はその後Tさんを誘って下北沢の街を彷徨う。Tさんとは知り合ってもう40年になる。その間、毎日の様に電話でお喋りしたり、酒を飲んで泥酔したり、思い出が一杯ある。でも、これからは会ったりお喋りしたりするのは、年齢的に今日が最期かも知れない。そんな覚悟を決めてTさんとの時を過ごす。因みに今日の老老ブレックファーストは炊きたての御飯にうるめ鰯、和風サラダ、納豆、海苔、かぶの糠漬け也。★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・24

2022-04-25 05:25:47 | 日記
母の食生活に変化が起きているのか?昨日は中華丼の豚肉を一切れ残したかと思ったら、今日の老老ブレックファースト(チーズオムレツ+薄切りトマト+5種類の野菜の自家製スープ)の内、他のものは全部食べたし、スープの野菜は残していないのに、スープ本体だけを残している。口に合わなかったのか?と聞くと、耳が遠くて聞こえないフリをする。それ以上は問い詰めない。でも、豚肉一切れにしろスープの本体にしろ残し方が変だ。老老ディナー(ざる蕎麦+がんもどきと椎茸の煮物)の時もそうだった。俺と一緒盛りにした蕎麦を皿を舐めるように食べきったのに、となりに出したがんもどきや椎茸には見向きもしない。母の舌と胃袋に異変が起きている。食事の準備しながら何気なくつけたNHKスペシャル「ブラックホール1、2 」の再放送を見る。オンエアされた時にも見たけど、今回も次第に惹き付けられる。お蔭で蕎麦を茹でた後、母を部屋に迎えにいくことで中断するのが惜しくなった程だ。タイムスリップした山田孝之扮する主人公のモノローグドラマとして彼の生きてきた時代を語ってはいるけど、この演出家(作家も兼ねている)、時代だけじゃなく人間を語る。男と女を語る。特に第二部のラストシーンは秀逸だった。5/1に新作が放送されるとのこと。録画予約しておこう。5時過ぎに母を部屋で寝かしつけてから昨日パスした映画に行こうと思ったのにソファに坐ったらダメ。でも、昨日に引き続いて今日も別の国で異常な体験をしてしまった俺は4時間後の9時直前で目が覚める。ている。でも、そのお蔭でNHKスペシャル「ヒューマンエイジ」を見ることが出来た。今日はNHKスペシャルの日。★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・23

2022-04-24 05:23:14 | 日記
昨日続けて五時間もの上映時間の映画を見てしまったことが火をつけたのか、今日は絶対映画を見に行きたくなって、ネットであれこれ検索した結果、夕方下北沢のトリウッドで上映されている短篇映画「終点は海」と「Key」の二本立てに行くことにする。その為に体調を整える。昨夜はあまり寝ていないのでこのまま出向いたら確実に眠ってしまう気がして、老老ブレックファースト(サンマの梅煮、納豆、和風サラダ、なすの漬け物、もやしとかぶの葉の味噌汁)の後、お昼まで合法的仮眠。起きてから早めの老老ディナー(解凍したカレー)までの間、父の著作「SDIと日本の戦略」を読み進める。スパイ小説まがい?素人を読者対象として書いたのだろうけど、反対に専門家が読むには抵抗があったのではないかと思ったりする。食後出掛けるまでに休んでいる内にドッと疲れが出て、またしてもウタタネ。気付いた時には折角の映画に間に合わなくなって、出掛けるのを断念。それが7時前。その後机に向って再び父の本を読んでいたら知らない内に「別の国」に連れていかれて、気付いたら11時。四時間もの間、俺は椅子に座ったままでいたことになる。異常な光景、異常な体験だ★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・22

2022-04-23 05:15:56 | 日記
今日もまたKは最近顔をださないわね?と母が言うもんだから、ロスにいるKに電話して娘の声を聞かせてあげる。Kが東京に帰って来ている時は、一緒にいてもお喋りなんかしないのに、電話だと「おしゃべり婆さん」になる。それはそれでよしだ。結局は必要としなかったのだけど、銀行の通帳の住所変更をする為に口座を作った時の住所を調べておこうとする。でも、引っ越しを頻繁に繰り返してきたこともあって、15年前に住んでいたマンションの住所が正確に分からない。南麻布だったか?西麻布だったか?マンションは××壱番館という洒落た名前だったことは覚えている。でも何番地かは分からない。仕方無く押し入れの奥から古い年賀状を取り出してやっと判明。よくぞ15年前の年賀状をとっておいたと自分をほめてあげる。老老ブレックファーストは昨日使ったサバ缶の残りを千切りキャベツとマヨネーズ和えにしたもの、筍の煮物、キムチ入り納豆、かぶの糠漬け、ネギとかぶの葉の味噌汁。老老ディナーは中華丼ともずくの中華スープ。食後、ふとした気まぐれから宮部みゆき原作「ソロモンの偽証(前編)」(脚本・真辺克彦)をNETFLIXで見始めたら止まらなくなって、続けて後編も見てしまう。合わせて5時間弱。映画に飢えている証拠か?★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・21

2022-04-22 05:39:50 | 日記
「タブー(下)・桜木家の人々」の構成を考える。平行して父の著作「戦略なき国家は挫折する」を読み進める。軍縮論、戦争終結論などと言ったテーマなのに、一般向けに書かれたカッパブックスなので読みやすい。それに父は息子の知らないところでこんなことを考えていたのかと新鮮な思いだ。不味いこと含めてもっともっと父のことを知りたいと思うけど、動きがとれない。「タブー(上)小野田家の人々」の時の様に証言者が認知症の母を除いて全て物故者となる前に関係者にあっておきたいと思う。でも焦らないこと。百枚の短篇小説をかくのと同時に進めていけばいいのだ。老老ブレックファーストはサバ缶と千切りキャベツのサンドイッチと母は蜂蜜トースト。それにチーズオムレツとキャンベルのコーンスープ。老老ディナーは鶏のから揚げとアスパラ揚げにサラダ。それに舞茸の味噌汁。六時前に映画プロデューサーのKさんが久し振りに来店。時々芝居関係者や友人が立ち寄って一緒に飲んで行ったけど、ちゃんとお金をいただいての営業活動は一か月ぶりか?気分をよくして俺も程よく飲む。Kさんが帰った後、今期第一話をみた後それ以降も見たいと思った唯一のドラマ「未来への10カウント」(脚本・福田靖)の第二回を見る。この時間帯のこの前のドラマが最悪だったのでこのドラマがよく見えるのかも知れないが、まぁまぁの印象で最期までみる。因みに先週ピザのバイトにしては主人公がいい部屋に住んでいると思っていたけど、実は大学を出てからピザの配達人になるまでに家庭もちだったみたいだ。どうでもいいことが気になる★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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2022・4・20

2022-04-21 09:50:31 | 日記
朝、風呂に入る前に寝る時に洗浄液につけた入れ歯を口をゆすいだ後で口にいれるように母に言ってから風呂をあがった後で着る衣服を用意する。だが、いざ部屋を出ようとすると、母は洗浄液から取り出した入れ歯をまた洗浄液に戻してしまって平然としていることが多々ある。夕方眠る時は反対に、口から出して洗浄液につけた入れ歯をもう一度口にいれて「どう?」とばかりニヤッと笑う。母には入れ歯を洗浄液に入れる意味が分かってないみたいだから、一々イライラしないよう心がけてはいるのに、一々イライラしてしまう。老老ブレックファーストは鰺の干物WITH和風サラダ、もずくときゅうりの酢の物、海苔、油揚げの味噌汁。食後、今日もまた神戸のKさんにメールを返信してみるが、送信できないから仕方無くメールを印刷して、そこに事情を書いて郵便にする。実にアナログ、万歳アナログ。ポストの近くで女優のNに会う。隣町に住んでいるんだから会っても不思議はないんだけど、以前は毎日のようにあっていたのに最近はあまり会わなくなって、今日はホボ一か月ぶりだったもんだからちょっと感激してしまう。従兄弟のS君から先日頼んでおいた父の著作(「戦略なき国家は挫折する」など)が送られて来る。自分の書いた脚本やエッセイだって捨ててしまう俺だから、父の著作が手元にないのは不思議ではないのだけど、S君はそのことをどう思っただろう?でも、とにかくこうしてウクライナ問題をきっかけに父の研究分野(戦争論)を知ることになるのも何かの縁だ。この間「完」のマークをつけた700枚の小説は、父のことを書こうして結局主人公は母と祖母のことになってしまったが、こうして父の著作も手に入ったことだし、もう一度父を主人公にした小説を書き始めようと思う。このあいだの小説のタイトルが「タブー(上)小野田家の人々」なら今度は「タブー(下)桜木家の人々」、上下合わせて1200枚の小説を死ぬまでには書き上げたい。老老ディナーは春キャベツとブタコマのペペロンチーノともやしのコンソメスープ。多分食事の前におやつをお腹一杯食べたに違いない母は、少なめに盛ったパスタだったけど食欲が湧かない様子で、パスタを一本一本食べるものだから45分も掛かってしまった。意地悪な俺は、途中でやめろとは言わない。食後、猛烈な眠気。テレビのニュースを見ながら8時ごろまでソファで熟睡。目が覚めたらそのままベッドで翌朝4時半まで。母の眠り病が移ったようによく眠る息子なり。★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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