五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2023・8・30

2023-08-31 08:58:38 | 日記
朝食は鰺の干物、刻み海苔と大根おろしの和え物、生卵、納豆と小口ネギの味噌汁。午前中はいつものように本を読みながら、その内仮眠。読んでいたのは昨日に引き続いて大江健三郎の文庫(今日は『飼育』)だけど、暗さに疲れて一緒に買った「恋愛の日本史」(本郷和人)をパラパラと拾い読みする。どこから読んでもいい本は著者の論理を追わなくてもいいので助かる。でも気づいてみれば最後まで読むことが出耒た本ってみんな途中からだったことに気づく。午後、訪問看護師のMさんが来て、薬のチェック。最後に何か困ったことは?と聞くから腕に代わりばんこに湿疹が出来て薬を塗っても治らないことを訴えると清潔にしておいて下さいとだけ言って帰っていく。どうやら看護師は診断をしてはいけないことになっているらしいが、だったら「何か困ったことは?」なんて聞かなければいいのにと思う。夕食は京がんもの煮つけに明太子のおにぎり一つ。あまりお腹が空かない。食後、原田芳雄主演の「やさぐれ刑事」(脚本監督・渡辺祐介)を見る。一昔前までヘビースモーカーだった俺がいうのはなんだけど、主人公が殆どのシーンでタバコばかり吸っているのが気になる。でも当時はタバコ文化全盛の時代。これはプライムビデオだから許されるけど、ドラマの再放送ではNGになるケースが出て来るのではないか
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2023・8・29

2023-08-30 15:30:59 | 日記
銀行に行ったついでに寄った隣の書店で、大江健三郎の「死者の奢り・飼育」の文庫本を買う。若いころにこの小説は読んだ記憶がうっすらとある。「死者の奢り」は死体処理室の水槽が舞台の話で、「飼育」は大島渚に寄って映画化もされた捕虜の黒人兵の話だ。若い頃に読んだ小説はその内容を殆ど忘れてしまうのにこうして辛うじて覚えているのは、大江健三郎が俺にとってスターだったからだ。それなのにいつしか彼のスター性が輝き(若さ)を失うにつれ彼の小説を読まなくなった。最後に大江健三郎の小説を買ったのはノーベル賞を受賞するずっと以前、確か「万延元年のフットボール」だ。それなのになぜ今頃になって大江健三郎の小説を読もうとしたのか自分でもよく分からない。強いて言うなら、文藝春秋に掲載された話題の芥川賞受賞作品を読んでいる内についていけなくなって、原点回帰とでもいうべきことか?でも文句なしに読みやすい。確か面倒くさい主題を抱えた小説だったし、また流し読みしているのかもしれないけど、とりあえず今日は文学的、原点回帰的満足を味わう。朝食は鯖の塩焼き、納豆、自家製玉子焼き、大根の味噌汁。美味。夕食はソース焼きそば。こっちは可もなし不可もなし。
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2023・8・28

2023-08-29 10:01:46 | 日記
とろけるチーズと缶詰のサーディンを挟んだサンドイッチ、それに茹で玉子とトマトジュースで簡単すぎる朝食。夕べから食欲がないし、キッチンで何か調理する元気もないのだから仕方ない。食後いつものように仮眠。ご飯を食べたらすぐ眠りたくなる。癖?条件反射?女優のNが先週の金曜日に吉祥寺の劇場に忘れたクッションを届けてくれる。一週間ぶりにしばし彼女とお喋り。四時に療養士のTさんが定期的訪問。足を揉んで貰った後、買い物に付き合ってくれると云うので、買う物、食べたい物をあれこれ考えていたら、元法律事務所勤務のNさんから一時間あとに顔を出すとの電話。買い物に行けなくなってしまうので断ろうかとおもったが、数少ないお客さん、というかお金を払ってくれるお客さんであるNさんに嫌われるのが怖くて受けてしまう。でも、数時間後にひどい後悔。何もしゃべることがなければ黙っていればいいのに無理に喋ろうとするお喋りはトコトンつまらない。ロスの大谷に試合後のインタビューで「ロスで寿司を食べましたか」とか聞くアナウンサーに似ている。こんな文章を読んだ彼は怒って二度と俺の前に顔を出さないかもしれないが、それはそれで仕方ない。俺にはどうでもいい話を彼としている時間の余裕はない。なんてたって七十五才なんだから。もう時間は少ししか残っていないのだから。七時半頃彼が帰った後、お腹が空いたので買い物にいこうとしたけど、その食材で何か作ろうとしたけど、二つともキャンセル。Nさんがお土産に持ってきたプリンを食べて腹の慰めにする。それにしても彼はどうして飲み屋の親父にプリンなんて土産を持ってきたのか?よくわからない。十時からNHK で映像の世紀「プーチンとゼレンスキー」を見る。面白かった。続けて夜ドラを見る。こっちは後期高齢者には難しいドラマだ。明日も見る気にはなれない。
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2023・8・27

2023-08-28 10:24:08 | 日記
昨日久しぶりに業者向け食料品に行った時、海産物がひどく安かったので、つい沢山買い込んでしまったのが不味かった。安いには理由があって、殆どが賞味期限が今日中なのだ。別に一日や二日過ぎたってどうってことないのに思いつつ、脅迫されるように朝から蟹やイカの料理が朝の食卓に並べてしまう。いや料理と云うには烏滸がましい。蟹(何蟹か不明)は本体と足をバラバラにして味噌汁の具に、イカ(これも何イカか不明)はそのままバターそのままバターソティしただけ。辛うじて料理めいたことをしたのは、鯖の味噌煮だけか?それなのに蟹の味噌汁は殻から身を取り出すのに一苦労で、悪戦苦闘すること三十分はかかったのか?でも、食後それまでとは比較にならない悪戦苦闘が始まった。この日記を書くために珈琲を飲みながらパソコンに向かったのだが、最初の一行を書いた所で、何を何してどうしたのか覚えてないのだけど、突然キィボードが変調を来し、上段の文字を打つと下段の文字になるばかりか、しばらくするとひらがなを打っているにアルファベッドになってしまうのだ。このパソコンは春に修理したばかりだ。ちょっと機嫌が悪いだけでその内治るだろうとタカをくくってキィボードをあれこれ弄ってみたのだが、全く元に戻る気配がない。途中、疲れてソファにひっくり返ったり、おにぎりを作って食べたりして何度か挑戦し直したものの「症状」は元に戻る処か悪化するのみ。癇癪を起こした俺は、「もういいっ」と叫びながら電源を切り、キッチンに向かう。昨日から食べたかったやりいかとじゃがいもの煮つけを作る為だ。そういえば母の生存中、この料理?は何度となく作った覚えがある。母が槍烏賊の卵を大好きで、そのまま食べさせるとかみ切れないし、喉に仕えてしまう危険があったので、小さな胴体を更に輪切りにして母のお皿に並べ、更にいうと槍烏賊を食べた後に残った煮汁をご飯にかけて食べるのが大好物だったからだ。二十分か三十分煮込んだ後、味見をする。美味。してやったりと炊飯器のスイッチをいれて何気なくパソコンの前に座る。そして何気なくパソコンの電源を入れる。殆ど無意識にキィボードを叩いて自分の名前を打ってみる。するとどうだ?三十分前まで上段にあった「も」の文字が何度打っても下段にある「せ」の字になっていたのに、何と「も」の字が「も」の字として画面に現れたのだ。どんなことが起きたのかこれまた分からないけど大感激には違いない。だからといって調子にのって今日の様に長い文章を書き始めると途中でまたトラブルを起こしてしまうのが怖くて、たった三行で終えてしまった。それなのに今日、こんなに長い文章を打ってしまって送信するときにトラブルを起こしたらどうするんだろ?不安になって日記がなかなか終わることが出来ない。
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2023・8・26

2023-08-27 17:00:00 | 日記
またパソコンが故障したもんだから朝から格闘してアップするのがこんな時間(夕方五時)になってしまった。このまま書こうとすることを続けてもいいんだけど、下手するとまた故障するかもしれず、怖くて続けることが出来ない。そういうことで今日はここまで。
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2023・8・25

2023-08-26 13:22:03 | 日記
プレーンオムレツ、サラダ、カマンベールチーズ、16種類の野菜ジュース、トーストで軽いブレックファースト。夕べご馳走を食べたせいか暑さのせいか食欲があまり沸かない。おまけに体がぐったりしていてなにもする気が起こらないので、午前中はTさんから昨日貸してもらったエッセイ集「月日の残像」(山田太一著)を読んで過ごす。その中で山田さんが俺の敬愛するフェルナンド・ペソアに興味を持っていることを知って意外な気持ちになる。山田太一ドラマにペソアの影響はありやなしか?いや、そんなことはどっちでもいいことか。夕食は無理やりトンカツにする。食欲がなくて体がぐったりしている時こそ肉食でエネルギーを充填しなくては本当にダウンしてしまう。十時から「ファミリーヒストリー・伊藤蘭」を見る。いつもそうだけど、関心のあるタレントのファミリーヒストリーはどうしてつまらないのか?別にこのことも検証する必要のないことか?
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2023・8・24

2023-08-25 12:10:36 | 日記
その靴を履いて表に出て、バス停に向かって歩きだした時から、その靴はいやに「重かった」。まるで鉄靴を履いているように足を引きずりながらバス停に辿り着いた。その靴を履いたのは八月八日、銀座に映画の試写会を見に行って以来だ。その時も足に馴染まない感じがあったけど、今日ほどではなかった。それでも万が一のことを懸念して行きも帰りもタクシーを拾った。今日も最初からタクシーを利用すればよかったと思ったのは、その後、バスからJRに乗り換え、新宿駅で某私鉄に乗り換え、更に目的地の駅から今日脚本家で古くからの友人であるTさんと待ち合わせている店に辿り着いた時だった。途中までもあしをひきずり引きずり歩いてきたけど、店について靴を脱いだら足がパンパンに腫れ、小指が黒く変色していた。短時間の間にどうしてそんな肉体的変化が起きたのか分からない。でも、その靴のお蔭で折角の彼女との食事会が楽しさと痛さの鬩ぎ合いになってしまった。帰りは勿論タクシーを 呼んで貰った。家まで五千円掛かったけど、行きの痛さを思うと決して高いとは思わなかった。11時過ぎTさんが貸してくれた山田太一さんのエッセイ集「月日の残像」を読みつつ眠ろうとしたが、疲れていたのか、冒頭の一頁も読み切らない内に眠りの世界に入っていた。
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2023・8・23

2023-08-24 08:52:35 | 日記
昨日食べる予定だった朝御飯のメニュー(焼き鮭、山芋、玉子焼きかいわれ添え、もずくと茗荷の味噌汁)を今朝の朝御飯にする。お昼過ぎ、編集者兼女優のYさんが来訪。彼女から貸して貰った小説「生皮」(井上荒野)についての感想を言い合う、というか殆ど二人の意見は同じ。その中身を書くと、世の中からセクハラ野郎と糾弾される可能性があるので、書くのをやめとく。いい年(75歳と×歳)をした男女がセクハラについての微妙な話題でも盛り上がる真夏の昼下がり。Yさんと入り代わりに訪問看護婦のMさんが週に一度の来訪。いつも通り異常なし。買い物に行くつもりだったけど、Mさんが帰った後、高校野球の決勝戦を見ながら寝てしまい、起きてみたら表は暗くなっている。買い物は諦めて、レトルトのレッドカレーを食べることにする。辛い。あんなに辛いもの好きだったのに、最近辛さに弱くなっている。年をとるとその傾向が強まるのか?
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2023・8・22

2023-08-23 11:21:47 | 日記
朝、シャワーを浴びながらこのあと何を食べようかもやもや思い浮かべる。昨日鮭を買っておいた。納豆、山芋もある。ご飯はちゃんと炊いてある。玉子はどうしよう?玉子焼きを作ろうか?生卵ご飯にしようか?味噌汁はじゃがいもがいい?それとも小松菜?でも、そんな妄想はシャワーを浴びた体を乾かしている間にすっかり翳をひそめ、何も口にしたくなくなってしまったのはよく分からない。いや、アイスクリームだけは食べた。ストロベリーだけじゃたりずにバニラも。それに刺激されたのかお昼近くになってやっぱり固形物を胃袋にいれておかなくてはと、ジャガイモの味噌汁とおにぎり二つを握って朝昼兼用の食事にする。ところが夕方「孤独のグルメ」で取り上げられたカツ丼をどうしても食べたくなって、本当は生姜焼きをするつもりで買った豚のヒレ肉で、まず最初に薄いトンカツを作ることに着手。出来上がったら今度はだし汁を温めて刻んだタマネギ、トンカツを投入、解いた玉子で閉じていささか頼りないカツ丼が完成。じゃがいもの味噌汁と一緒に食す。美味さは一級品ではなかったが、食べたい時に食べたいものを作って食べる幸せ。更にうどんを作る。煎餅も食べる。朝気分は鬱だったのに夕方になったら躁になってようなものか?
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2023・8・21

2023-08-22 11:41:30 | 日記
冷蔵庫にめぼしい食材が残ってなかった。おまけにご飯も炊いてなかった。しばし朝刊を読みながら何を食べようか考える。その時、シャワーを浴びた後で毎朝飲むことにしている16種類の野菜ジュースが飲みかけだったことに気づく。うん?この残りのジュースを使ってリゾットは出来ないか?残りのジュースで足りなければスペアはある。ご飯粒はサトウのご飯をチンすればいい。ミックスビーンズを一緒に煮込むのはどうだろ?出来上りにレタスを千切って散らすのも彩りが増していいかもしれない。と云うことで作った自家製リゾット。粉チーズを一杯かけて食べたら美味なこと、美味なこと。それに満足して、夕方、リハビリに来てくれた理学療法士のTさんが来てくれるまで「生皮」(井上荒野)を読み続ける。夕食はその後スーパー買い求めたカキフライ(八個入り)とメンチカツ、それにアスパラのバター炒めのワンプレート。ご飯も炊いたのでアサリの佃煮をご飯の上に置いたりして食べる。食後は「あまちゃん」(脚本・宮藤官九郎)を最終回まで見てしまう。ついでに出演者が紅白歌合戦に出場した時のコントまがいのショーまで見てしまう。なぜこんなことを書き記すのかというと、そのコントまがいのショーは勿論、あんなに面白がってみた筈のドラマの内容を全くと言っていいほどに覚えていなかったのだ。それ故新鮮。けど、俺の認知症も心配だ。
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