五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2023・6・30

2023-06-30 12:01:20 | 日記
鞄の一つを整理していたら古びた眼鏡ケースを見つける。中には確かに昔かけていた眼鏡があったもんだから、どのくらい度が進んだか興味半分でかけてみたら何とこれが今かけている眼鏡よりちゃんと見える。どういうことなんだかわからないけど、そのまま二十年近く前に作った眼鏡を「愛用」することになる。昨日差し入れのご馳走を食べすぎたせいか、今日は食欲がない。朝は辛うじてチーズトーストとベーコンエッグスWITHトマトスライスを用意したけど、コンビニで買った食パンの不味さも手伝ってチーズトーストは一枚しか食べることができなかった。お昼はマグロと昆布の佃煮と水なすでパックのご飯(三分の一)を辛うじて食べる。食後、お湯を溜めて入ってからリハビリのTさんの施術を受ける。その後彼女付き添って貰って広尾のM銀行へ月末の送金にいく。やはり片道20分はかかってしまう。帰りは25分。病気前は30分あれば行き帰りできていたことを思うとつらい。夕食は豚カツを作って食べようと思っていたのに、作る段になって小麦粉とパン粉がないことに気づき、断念。なくてもソティとか色々用意することができるけど、食欲が復活して胃袋が揚げ物仕様になっていたので、結局残っていたパックご飯三分の二にお昼と同じ用にマグロと昆布の佃煮とこれもまた残り物のサバ缶を付き合わせて食べる。終日貧しい食生活だ。あしたこそ栄養分あふれる食事を作ろう。80キロ近くあった体重がまだ55キロ。頬がこけて、裸になると肋骨が透けてみえているし、腕や足も細くなって××収容所に送られる寸前の▲▲人みたいだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・29

2023-06-29 10:02:19 | 日記
今日もまた後輩の売れっ子脚本家Nさんが差し入れしてくれた食材で三食とも賄う。朝食はシラス入りもずく、水なす、大和芋、それに玉子焼きとマグロの佃煮。味噌汁はじゃがいも。昼はかなりの量差し入れしてくれた高級豚肉、一人じゃ食べきれないと思っていたところへ、来月朗読の会をウチでする女優のNさんが来たので、一緒に鉄板焼きをする。実に美味。食後一時間ほどNと次回作について話す。夕方訪問看護師のMさん来訪。内臓的には異常なし。一週間分の薬を整えて貰ってからリハビリ治療も施して貰う。夕飯は昼に豚肉を食べすぎたので差し入れのカレーうどんで済ます。食後、たまらなく映画が見たくなってネットフリックス、プライムビデオをチェック。監督の名前も知らなかったけど、豊田正義原作「妻と飛んだ特攻隊」(脚本・岡本貴也)を見ることにする。それは多分俺が今書いている戦時中の父親と殆ど同年代の兵隊が主人公の物語だったからかもしれない。最初のうちは時代背景や当時のムードをあくまでも勉強と言うつもりだったのに、堀北真樹や成宮寛貴たち出演者の熱演に次第に心情移入して2時間超えの作品を最後まで見てしまった。見事な反戦映画……と最後のクレジットを見たら、何と映画ではなくテレビ朝日の終戦特集ドラマで、知り合いのKさんがチーフプロデューサーと知って、思わず久しぶりに(若しくは初めて)彼にメールをしていた。何年あわずとこんな再会ができる俺たちは幸せだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・27

2023-06-28 10:34:05 | 日記
昨日後輩の売れっ子脚本家Nさんから貰ったこしひかりを一合だけ電器釜で炊いてみる。一合だけなのにとんでもなくおいしく炊ける。朝はその半分だけ食べる。他に魚(名前忘れた)の干物、水なす、海苔の佃煮、菠薐草の味噌汁。午前中、大谷の活躍ぶりが知りたくてBSに加入してないので代わりにYouTubeを付けてみる。25号ホームランを打ったとのこと。スゴイ!のひとこと。他に大谷の情報が知りたくてYouTubeをサーフィンしている内に、東大理科三類合格高校一覧?なんてサイトに引っかかってしまう。東大の理科三類(医学部進学コース)は受験戦争で一番難関といわれる学科だ。後期高齢者になっても学歴コンプレックスの消えない俺は合格者一名の高校から十人近くいる開成や桜蔭までしみじみチェックする。大谷とは同じ土俵ではないけど、一年に百人しか合格者のいないこの人たちもすごいと思ってしまう。午後ヘルパーのMさんが来て買い物を手伝って貰う。本当はプラチナ通り入り口にあるマルエツまで一緒にいくつもりだったが、きょうは足腰の調子がよくなく、俺は三丁目のファミリーマートで各種支払いをすることにしてマルエツはMさんに任せてしまう。帰宅後、黒人初のメジャーリーガー、ジャッキーロビンソンの活躍を描いた「42」をみる。戦後すぐの物語だけど、今もアメリカ白人の間に残っている差別意識をベースボールという世界で描き出した秀作だと思うけど、球団オーナーの黒人優遇の動機が弱い。どうせなら描かなくてよかったのでは。夜はこれまたNさんプレゼンツの鹿児島産の鰻。お吸い物と水なすの残りを付けて文句なしの鰻重なり。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・26

2023-06-27 11:00:27 | 日記
朝は数日前の豚カツ弁当の残りご飯で焼きおにぎりを作って食べる。同じ皿に玉子焼きと沢庵、それにシジミの味噌汁。週に二度掃除と洗濯をしてくれるMさんが来ている間、お湯を溜めて入浴。バスタブの中で戦前と戦後の東京の変遷の写真集を眺めて過ごす。この時代に生きた父母のことを小説や芝居にしたいと思っているのだけど、うまく書けない。いつになったら満足したものが書けるのか?それとも死ぬまで書けないで終わってしまうのか?午後、リハビリ療法士のTさんが来訪。今日は広尾まで杖だけで歩いてみましょうといわれ、歩きだしたまではよかったが、広尾病院前で突然の便意。軽くオナラをするつもりで肛門をゆるめてみたら、下痢ではなく、なんだか固い便のかたまりが二回にわたってひねり出された気配。医師に処方された便秘の薬をもう治ったのに呑んでいたのが不味かったか?Tさんにその「事実」を告げ、部屋に引き返す。Tさんは美人の人妻だが、大便の前に美人も人妻もなし。必要なのはオムツなり。買い物は放棄したので、冷蔵庫にあるものだけで夕食の準備。やたらとニンニクを欲するもんだから鷹の爪がたっぷり効いたなす(小口切り)のペペロンチーノを作る。それだけじゃタンパク質が足りないのでサバの缶詰を開けて添える。醤油をチラッと垂らすと美味。それにかぶのコンソメスープ。そのメニューにそれなりに満足していたら後輩の売れっ子脚本家Nさんが息子のS君と鰻とぶた肉とお米とか食料品をどっさり抱えて来てくれる。いくつもの締め切りを抱えて忙しいのに、こうして俺の食料事情を気にしてくれる彼女に何と感謝していいかわからない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・25

2023-06-25 19:21:34 | 日記
4時に一旦起きてトイレに行き、帰って来てからまた眠って7時前に起きる。シャワーを浴びて目覚める。目が覚めたら昨日から行方不明になっている貯金通帳を探し始める。昨日箱根から帰ってみたら見当たらないのだ。空き巣?それとも木曜日にお金を引き出す時にコンビニに置き忘れたか?特別買い物するものはなかったけど、我慢できずコンビニへ。でもそんな忘れ物はないと冷たい反応。仕方なく帰宅して朝食の用意。メニューはハムとチーズのオムレツにソーセージ、ポテトのワンプレート、それにコーンスープ。食後、30分ほどの仮眠。倒れ込むように眠るこの時間は快適だ。葉書をくれたMさんに返信。投函するついでに傍にあるラーメン屋に入る。入院中、そして退院後もずっと食べたいと思っていた4カ月ぶりのラーメンだけど、期待が大きすぎたのか、特別美味とはいかなかった。そして部屋に戻ってからは再び通帳探し。一時間やってもだめ。そこへ息子のAが来たもんだから事情を話すと、五六分もしないうちに「ここじゃないか」と呆気なく見つけてしまう。助かったと言う思いとそこにあることを忘れていた認知症的悲しさが同居する。夕方Aとはとんかつの出前ではなくDに出向いて、アラカルトをオーダー。里芋の煮つけが美味。それにニンニク揚げ、生姜焼きなどで親子のひととき。8時から大河ドラマ「どうする?家康」(脚本・古沢良太)をみる。有村架純と古川琴音が興味深い。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・24

2023-06-24 16:10:36 | 日記
この日記を書いているのは24日(土)だけど、昨日から今日大胆にも箱根行きを実行したことを時系列に記しておきたい。23日/早朝、それまで広尾駅まで歩くのが精一杯だったのに箱根まで遠出しようと言うのだから興奮して5時前に起きてしまう。7時にハムサンドイッチを作って食べる。小田急ロマンスカーの予約はしたものの、特急券を受け取る必要がないとかで、予約がちゃんとされているか心配。10時に部屋を出てタクシーで恵比寿駅⇒新宿駅。念のためにお客さんセンターで確かめる。だけれども新宿発13時の列車の為二時間以上時間を潰さなくてはならなくなる。最近旅慣れていない上に歩行に自信がなく、更には町田で俳優の浜田晃さんとロマンスカーの中で待ち合わせるといういくつかの要素が重なったこと故、致し方ないことか。定刻どおり新宿駅を発車。30数分で町田駅。ホームにHさんの姿を見たときはホッとした。14時半すぎ、箱根湯本着。タクシーで約30分でホテルマウントヴュー箱根についてオーナーのKさんの出迎えを受ける。そのあと、後期高齢者二人て貸し切りの露天風呂。自然の中で風呂に入るのは、普段風呂嫌いの俺や浜田さんにも予想外の安らぎの時間なり。18時からKさんを交えてのディナータイム。解禁になった鮎の塩焼き、鮑の蒸し焼きを初めとして贅沢なメニューに感謝、感激。電車で会ってから浜田さんとはこれからのテアトロジャージャンをどうするか話してきたが、どちらかというと後ろ向きの俺とは対称的に、浜田さんは俺の健康を気づかいつつもやる気満々。色々アイデアを出してくれる。役者道一筋82歳、健在なり。二人とも11時前には就寝。24日は昨日ですっかり風呂好きなった俺と浜田さんは、朝風呂を満喫してから8時半に朝食。今日もまた豪華なメニューで食欲旺盛。10時半にKさんに車で箱根湯本駅まで送って貰って、浜田さんが町田駅で乗り換えるまでの間、再び芝居談義。次回作のキャスティングまで話が進んで、14時前に帰宅。有意義な24時間だった。
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・23

2023-06-22 23:28:35 | 日記
朝起きた時から食欲がない。朝は珈琲と一緒に昨日ケーキ屋で買って来て貰った今日が賞味期限のモンブランを食べたら胃がもたれたのか何も食べたくなくなってしまった。午後リハビリのTさんに付き添って貰ってコンビニ往復。夕方、Nから夕御飯を一緒に食べようとメールがある。もしも彼女からの電話がなかったらコンビニで買ったポテトチップスで済ませていただろうけど、Nと一緒となると豚カツ弁当をデリバリーということになる。彼女が夕御飯に誘ってくれて今日の栄養分が確保できた。Nが帰った後、昨日と打って変わって映像三昧。途中まで見ていた向田邦子原作「イノセント」(脚本・坂口理子)、WOW佐藤泰志原作「夜、鳥たちが啼く」(高田亮脚本、城定秀夫監督)、川上弘美原作「センセイの鞄」(筒井ともみ脚本久世光彦演出)の三作品を続けてみる。「夜、鳥たち……」は冒頭のタッチから引きつけられる。最後にクレジットを見て納得。これまで外れがなかった城定秀夫監督作品だった。「センセイの鞄」を今頃見て傑作だ、感動したと騒ぎたくない。脚本家の筒井さんからお叱りの電話がありそうで怖い。でも、脚本はいうまでもなく、演出も小泉今日子も柄本明も魅力的だし、無視する訳にはいかない。
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・22

2023-06-22 08:18:06 | 日記
便秘が続く。便意がない訳ではない。いや、ありすぎる。昨日なんて折角眠ったのに便意で飛び起きてトイレに駆け込んだが、便器に座った途端に便意がどこかに消えてしまって、30分以上粘る。だめ。仕方なく諦めて、ベッドに戻るが、しばらくして再び便意に襲われる。そして再びトイレに。そして再び虚しい30分を過ごす。この虚しさが喜びに転化したのは朝方だ。肛門の感覚が狂っているのか、おならだと思っていたのに、見てみたら太くて長い大便が便器を占拠していた。途端食欲が沸き上がる。最近ずっと食べたいと思っていたハンバーグを作る。俺が作るハンバーグの特徴は、生のタマネギを使うこと。普通は炒めて挽き肉に混ぜるのだけど、タマネギの抵抗感がある方が俺は好み。ニンジンのソティとマッシュポテトを添える。午後訪問看護師のMさん来。体調は問題なし。代わりにリハビリの専門家じゃないけど、リハビリをやって貰う。夕食はあれこれ悩んだ末に残してあった焼鮭を使っての炒飯。味は微妙。食後、AMAZONやPRIME VIDEOをチェックしてみる。でも、今日は見たい映画は見つからず。昨日買った本を読みつつ時を過ごす。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・21

2023-06-21 09:55:14 | 日記
今日の朝食は、ソーセージとレタスを挟んだホットドッグ、それに十六種類の野菜ジュース。仮眠した後、ヘルパーのKさんに付き添われて車椅子なしで広尾交差点まで歩く。昨日は恵比寿三丁目まで往復して帰宅後はグッタリしたのに、その三倍はある距離を歩こうとするなんてどうかしている。案の定、途中にあるバス停二カ所のベンチで休憩。その都度後悔するが、金曜日に箱根へいくことを考えると訓練とリハビリの広尾交差点往復。でも普段なら10分程度の所要時間なのに今日は25分もかかってしまった。銀行で用を済ませたついでに久しぶりに交差点近くにある本屋に寄ってちくま新書の「写真が語る銃後の暮らし」(太平洋戦争研究会)と「昭和史の人間学」(半藤一利)を買い求める。やっぱり本屋はいい。知識を買った錯覚を覚える。帰宅後、グロッキーだったけど、いなり寿司を食べてから野口晴康監督「間謀 中野学校 国籍のない男たち」(脚本・中西隆三他)をみる。中野学校モノでは市川雷蔵主役の大映作品を見たけど、二谷英明主演のこの映画の方が感情を入れやすかった。そしてヒロインを演じた岩崎加根子さんの魅力。抱きつきたいほどに色っぽい。彼女に刺激されてか続いて藤田敏八脚本監督の劇映画二作目「非行少年 若者の砦」(脚本・具流八郎)をみる。パキさんフアンを任じている癖にこの映画だけは見てなかったが、今日みることができて地井武男の魅力に圧倒される。岩崎さんも地井さんも若いから魅力的なのか?それとも年寄りになった俺がもう若さに対する嫉妬心をなくしてしまったからか?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023・6・20

2023-06-20 10:49:51 | 日記
今日は朝から牛肉、と言っても昨日のすき焼きで残った牛肉(推定200グラム)をバター炒めにして食べただけなのだが、すき焼き用の薄切り牛肉は大きくて、とても贅沢な気がする。付き合わせはサラダ。味噌汁はシジミ。それにしても台所のシンクはもともと調理は女性がやるものと決めつけているのか、身長180センチ近くの俺が洗い物を長い時間するとなると腰をやられる。必然的にシンクは汚れ物であふれにあふれ返って、Mさんが来て洗い物をしてくれるまでその惨状から目をつぶる。午後、リハビリ療養士のTさんがくる。今日は一緒に三丁目のコンビニに付き添って貰って一人で歩く訓練。そのあと薬局まで足を延ばしたのが余計だったか、行き帰り合わせて1時間の買い物兼リハビリに、ひどく疲れて部屋に戻るなりソファにひっくり返ってしまう。でも1時間歩けただけでも是としなくては。夕方一時帰国中のUさんが顔をだしてくれて、二人でワインを飲みながら話す。彼からは父のことでまだまだ聞いておきたいことがある。夕飯は彼が帰った後、タイ風カレー。今日はランチなしだった故、インスタントのカレーだけじゃ物足りない。でもそこを我慢して12時にはベッドイン。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする