どうしたらこんな状態になるのか分からないけど、何かの拍子に溜まってしまってシンクに山積みになってしまった食器や鍋釜を横目で見やり、出来るだけ汚れ物を増やさないでおこうとしたメニューは侘しく淋しい。でも、今朝は息子のＡが来るので、「父親の料理」として鰻丼、大和芋、お吸い物と云うメニューを供する為に、まずはシンクの片づけをする。でも、10分以上立ち続けるのは腰が砕ける。そこで洗う食器や鍋釜を三分割して洗い出す。十分なら持つ(だったら毎日やればいいのに)途中で傍に置いた椅子で休憩して何とかやり終える。Ａは大和芋も鰻も美味しいと食べてくれる。これは調理の腕とは無関係だが、一緒に食べるあいてが美味しいと食べてくると用意した甲斐があるというものだ。食後、検案だった家具の移動をＡに手伝って貰う。と言っても小さな本棚を窓際から壁際に移すだけのことなんだけど、何とか無事に移動できて、部屋の印象が変わって企画者(俺のこと)は大満足。Ａが帰った後、仮眠してからNETFRIXでランチ(焼き餅)しながら相棒セレクション「ノアの方舟｣を見る。2時間半の大作。テアトロジャージャンに数多く出演していただいた浜田晃さんがゲスト出演されていた。
朝起きた時には食欲がなく、でも食べたいと罪深い気がして、朝は明太子と昆布のおにぎり、昼はカップうどんを喉から胃袋に流し、押し込む。それでも夕食は肉類を食べなくてはと思い、貯蔵してあった合い挽き250グラムを使って、徹底的手抜きのハンバーグを作る。どの位手抜きかというと、タマネギは刻んでそのまま炒めない。パン粉を牛乳に浸して云々と云うのを省いて、パン粉は塗るだけ。牛乳は卵の黄身と一緒につなぎの役割をするだけ。これでも充分美味しいハンバーグが出来る。付け合わせはポテトサラダと菠薐草のポタージュスープ。今日は11時からファジスタの津森久美子さんが主催するポルトガルのファドを愛する生徒さんたちの集いが催される。本当は俺も参加したかったが、6時間の長丁場は無理だと思って辞退する。でも、久しぶりにこのビルにポルトガルの香りが漂う
世の中はGWに入ったみたいだ。テレビの情報番組が駅や空港の混雑具合を報道している。食欲はない。無理して鯖の干物、海苔、明太子、かぶの味噌汁を用意して食べる。表には出たいけど、歩くのがしんどいので出ない。いや、それ以前の問題として眠い。ただただ眠い。椅子に座っていれば眠る。テレビを見ていれば眠る。ずっと眠っている。昼はおにぎり一つ。夜は餃子に炒飯、それに中華スープと云うメニュー。テレビは報道特集「北朝鮮で深刻な飢えと凶悪犯罪」「新プロジェクトX」「突撃！カネオくん」「花咲舞が黙ってない」「街並み照らすヤツら」と続けてみる。「街並み……」はエンドロールで高田亮さんが脚本家だと知って驚く。
10時から「9ボーダー」と云う新番組を見る。19歳､29歳､39歳が多分女子年齢のあらゆる意味での決断年齢だというコンセプトで作られているドラマらしい。今までは20代→30代だけが取り上げられていた傾向があるが、その点10代→20代、30代→40代も取り上げたことが面白いと一瞬思って1話，、2話と見ていく内に40代→50代、50代→60代、60代→70代も取り上げればいいのにと思ってみたりもする。なにか拍子に部屋の模様替えをしたくなる。何年かに一度強烈に沸き上がる衝動だ。頭の中ではこうしてあーしてとプランはねっても、現在肩から腰にかけての痛みと歩行能力の弱体化を理由として実際に家具を動かしたりしない。男性の場合「7.5.ボーダー」ってあるんじゃないだろうか?俺は70代のちょうど半分から肉体のアチコチに問題が起こり始めた。
自業自得ながらMcafeeなどと表示されたウィルス感染表示が一秒おきに画面にあらわるもんだからそれを消すのに指先を酷使してブログをのんびり書く心境になれない。でも書けるだけ書く。6時45分起床。7時半には朝食の支度。メニューは赤魚の生姜煮、明太子と塩辛と梅干しのワンプレート、小松菜の味噌汁。8時朝ドラ「寅に翼」を見る。8時45分にハウスヘルパーのXさん(まだ名前を覚えない)来訪。スーパーへの買い物をたのむ。9時半にXさんがスーパーから帰ってきて次の契約先に帰っていく。この間広尾病院に救急搬送された時の請求書が来ていたので杖をつきつつ払いに行く。目の前にバス停があるので、帰りに広尾駅まで乗る。銀行で月末の支払いと送金。帰りがまた大変だったけど、目黒行きのバスで恵比寿三丁目まで。二時に再びXさんが来訪。今度は朝御飯の後片付けをしてもらう。彼女が帰った後、A・アラン脚本監督の映画「ONODA」を見る。傑作。
午後からずっと考えていたけど、昨日(24日)何をしていたか、何を考えていたか、夕方訪問看護師のTさんが来て、あ、ちょっと待って、指定薬局の薬剤師さんも一緒に来て、俺が服用すべき薬をあーだこーだ二人で話していた。それは覚えている。その後、五時を過ぎていたから夕食の支度をした筈だけど、何を食べたのか。どんなテレビを見たのか覚えてない。でも、何かを見ていたのだろう。そして昨日と同じように5時過ぎに椅子に座ったまま仮眠に入って起きたのが11時前。ここで6時間近く眠っていることになる。テレビに映っていたのは「事件の真実?」と云うドキュメンタリー。5時過ぎにテレビから流れている番組がんまりつまらなくて無意識?の内にNetflixかプライムビデオに変えてしまったらしい。でも、そのことに気付かない俺は、新聞のラテ欄でその番組がどこの局でやっているのかをチェックするが、どこにもそんな番組は載ってない。それに今、何時なんだ？安い腕時計をしているんだからチラッとみればいいのに見もせず、自分が何時の世界にいるんだか分からなくなって悶える。でも昨日（23日）と同じく無用病者のようにベッドに近寄って行って「正式な睡眠」に入る。
ガラ携からスマホに変えたからって電話やメールが増えるとは思っていなかったけど、今日一日電話もメールも一通もないと、ガラ携の時代はメールが一時間おきには来ていたことを思い出し、新しいスマモをアーでもないコーでもないといじりまくった一日。だからって一日中起きていた訳ではなく、例によって朝食(鰺の干物、明太子、イカの塩辛、納豆、小松菜の味噌汁)の後は10時前から11時半までソファで仮眠に入る。午後は午後できつねうどんを食べた後、一時間半ほどの仮眠。夜はカキフライを作ろうとしたのだけど、パン粉がないことに気づき、慌てて冷凍しておいたパンを大根おろしですってパン粉を作るが、細やかさ不足のパン粉になってしまって、揚げたら妙な膨らみをもったカキフライになってしまった。カキフライになすの揚げ物を添える。夜は夜で8時頃から椅子に座ったまま仮眠に入って目が覚めたのが11時過ぎ。椅子から立ち上がると夢遊病者の用に離れた処にあるベッドまで歩いて行き、着替えもせずにベッドイン。ここで不愉快な足し算。7時に起きて23時に本格的に眠ったとすると、起きていた時間は16時間だけど、その間にうたた寝していた時間は朝の1時間半＋昼の1時間半＋夜の3時間の合計6時間。それを差し引くと起きていた時間は16時間－6時間＝10時間になってしまう。計算していて恐怖！
いつもやることだけど、この日記のタイトルである日付と実際に書いた日と実際に出来事が起きた日が三つ巴になって転がっていくもんだから書いている当人の頭の中もくるくる廻っている。でもいいや。どうせこの一両日に起きたり書いたりしたこと。そして事実として俺の手の中にはスマホと呼ばれる魔物が捕らえられ，時々音楽を奏でる。何かと思ったら魔物の声だ。何処かを押したり触ったりしないといけないと焦る内音楽は消えてしまう。何曲か「鳴り過ごした」後、漸くキャッチしたのは50歳から女優修行しているYさんの声。それはもう時効になっている、40年も昔のこと。愛しい彼女から電話が掛かって来た時以上の喜びだ。正体不明の「機械」でお喋りすること15分。だんだんとこの正体不明の「機械」と俺も仲良くなっていかなくてはいけない。
朝簡単な食事(おにぎり)を食べて、息子のＡに付き添われて10時に目黒のドコモショップに行く。いよいよ俺も慣れ親しんだガラ携を卒業してスマモに進学するのだ。でも、このスマホの入学式と云うのが面倒くさくて、ややこしくて、難しい挨拶が飛び交っていて、生徒の俺は意味不明の世界に突然入れられてしまったのだ。Ａについてきて貰ってよかった。というより主役は引率者のＡになっている。Ａと店の担当者は聞いたことのない××語と▲語で会話を交わし、そこに時折日本語と英語が挟まる。そんな狭い空間に1時間半。俺は黙って二人の会話を聞いているだけで、それが音楽もどきになり、例のごとく睡魔に襲われ、やっと手に入れたスマホ。だからと言ってすぐ俺が使えるわけはなく、買い物して帰宅してからＡの厳しい授業が待っていた。1時半に訪問医、4時にリハビリ療法士のTさんの来訪あり。夜は昨日の残りの肉じゃが、スーパーで買った塩辛と明太子のワンプレート、それに昆布のお吸い物。因みに昼はＡと恵比寿駅前の回転しない回転寿司屋で六千円の出費。安かったけど美味しくはなかった。
朝6時半起床。シャワーを浴びる。バスタブにお湯を溜めて入らないと決めたし、気候が暖かくなったこともあり、シャワーを浴びることが苦にならない。珈琲用にお湯を沸かしてから朝刊を取りにいく。インスタントだけど暖かい珈琲を飲みながら朝刊を捲る時々は本当に幸せ時間だ。でも今日は一面に「イスラエルがイラクに反撃」と云う見出しが踊り、二面にその解説が大きくのり、それだけじゃ足らず4面、9面そして社説にも取り上げられていると中東情勢をいやがうえにも注目して読み進める。地政学的にも歴史的にもイスラエルの主張が納得できず、また反対にユダヤ人がどうして世界中で嫌われるのか考えている内に瞼は閉じ、うたた寝が始まり、椅子に座ったまま熟睡状態に入る。目が覚めたのは中島みゆきの歌声がテレビから聞こえてきた時だ。テレビの画面に映し出されているのは、恐らくは…「プロジェクトX」…テーマはどうやらカメラつき携帯が出来上がるまで…そこまでは分かったが、何故「プロジェクトX」が今の時間に放送されているのか分からない。この時間は「チコちゃんに叱られる」とやっている筈…と新聞のラテ欄を見てみたら、何時の間にか総集編の時間帯はプロジェクトXに代わり、「チコちゃんに」は9時からになっている。どうやら俺の知らない間に番組編成が変更になったようだ。別にそれはNHKが俺の知らない間にやっても文句が言えることではない。ただ約一時間のうたた寝から熟睡、そして番組編成の変更によって俺の体内時間が狂ってしまったようだ。食欲もおかしい。鯖は解凍し、後は焼くだけなのに食べる気がおきずに冷蔵庫に再度しまわれ、代りに食パンを一枚チーズトーストにして食べることにしてしまった。その後、薬を飲む。看護師のTさんが今朝用に用意してくれて行った薬だけど、10錠の薬はちょっと多い気が……と思った途端、俺の眠り病はひょっとして一日に三回飲む薬の催眠作用が影響しているんでは?一昨日バスタブの中で眠ってしまったのもこの薬が一因なのでは?と気付く。
