今日のハイライトは午後から見に行った映画「新聞記者」(脚本・詩森ろば＋高石明彦、脚本監督・藤井直人))に尽きる。この「令和」のご時世に(いや企画されたのは「平成」だろう)よくもこんな映画が企画され、企画されただけならともかく、「製作」され「配給」「上映」されたものだと驚くばかりだ。何しろあの菅官房長官が記者会見で追求の鋭さに排除しようとした東京新聞の女性記者望月さんをモデルにしているんだよ。何しろ今問題になっている内閣府とその下部機関(内閣情報室)をやり玉にあげているんだよ。その内閣府の圧力にめげずに退職に追い込まれた前川元文部事務次官を堂々と援護(ばかりか出演まで)しているんだよ。更に云うと映画の中で女性記者が追求する事件が、明らかに国家戦略特区事業としての岡山理科大学の獣医学部新設を巡る加計学園問題だと分かるんだよ。ちょっと昔だと外務省秘密漏洩事件を扱った映画や下山事件を扱った映画もあったりはした。でも、このご時世だ。昔に比べて報道や表現の自由は大きくなったみたいに見えて、圧倒的に狭まった感のあるご時世らしい。そこにこんな映画を見ることが出来るなんてただただ驚くばかりだ。いや、そのことばかりじゃなく、何よりも韓国人俳優であるシム・ウンギョンの好演ぶりを褒めなくてはいけない。元々日本語が喋れたのかどうか分からないけど見事に日本人の女性記者を演じきっていたし、その好演を引き出した監督の藤井道人の抑制の効いた画面づくりも称賛に値する。そしてエンドロールで更に驚いてしまったのは、この映画を実質仕切った制作会社がウチの客でもあるSさんが社長を勤める会社だったことだ。普段はつまらないテレビドラマを作ってますよとヘラヘラしているくせに裏でこんな強面の映画を作っていただなんて、映画館を出た途端Sさんに電話を掛けて称賛を浴びせてしまった。新聞広告では「『ペンタゴンペーパーズ』や『スポットライト世紀のスクープ』を超える本格社会派サスペンス・エンタテイメント！」とあったけど、本当にそうだった★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日(満席)15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
老老ブレックファストは刻んだ茗荷とネギと生姜と鰹節を山盛りにした厚揚げに、オクラともずく、更に卵の黄身を加えた納豆、ひじき、きゅうりの漬け物、菠薐草の味噌汁。食後、買い物に出かけ、両手が塞がっているのに近所の雑貨屋の前を通り掛かった時にご注文いただいたごみ箱が入荷していると言われ、後でまた取りに来ますと言えばいいのに、それまで両手で持っていた買い物袋を片手にまとめ、ごみ箱を空いた手に持って帰宅。このごみ箱はそんなに待ち望んだものなのか?そう一日でも早く欲しかった母のオムツ入れだ。中にごみ袋を入れてオムツを頻繁に取り替えてここに捨ててくれ、毎日チェックするから取り替えないと分かるからなと母を脅かして部屋の表におく。1時からリハ。今日でリハ前期のクールは終了。まだ細かく直す処があるだろうけど、大筋としてはOKサインを出す。土日は休んで月曜からは照明と音楽もいれての通し稽古に入る。更に進化、大きくなってくれとこの作品の「親」としては願うのみ。リハがおしたので老老ディナーは簡単に皿うどん。といっても豚肉ときのことチンゲン菜ともやしがたっぷり入ってボリューム満点だ。安売りしていた蛸の頭を細切りにしてきゅうりと合わせた酢の物も添える。SH君が体調不良とのことでお休みなので、本当なら店にいて電話を待たなくてはいけなかったのだが、ジイさんも体調不良で、五階で横になったらそのまま眠ってしまう。店に電話してきてくれた方がいらしたらごめんなさい★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日(満席)15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
今日は朝食の後、9時前にはここを出て茅場町に9時半過ぎには行かなくちゃいけないから朝ドラが終わったらすぐに店まで来てくれないと困るよと7時半前に風呂から出た母に云っておいたのに、母が店に現れたのは八時半過ぎ。風呂から出た後色々とやることがあっててねと言い訳する母だが、今はそれを責める時間がない。後10分位でチーズトーストとハチミツトースト、ソーセージWITHサラダ、スープ、バナナの老老ブレックファストを終えて俺はここを出なくちゃいけない。殆ど無言のまま食事を胃袋に押し込み、食後のクスリを飲み、歯を念入りに磨く。そう、今日は9時45分にSデンタルクリニックの予約をしてあるのだ。何とか十分位で俺は出かける支度をすることが出来たが、母はまだのんびりパンを齧っている。母よ、ごめん。俺、出かけるから終わったら鍵を掛けて帰ってくれる?と言い残して出ようとすると、あら?何処かに出かけるの?と怪訝げな顔をする。だから9時半過ぎには茅場町に行くんだって云ったじゃないか?茅場町って何処よ?人形町の近く、八丁堀の近く、ちょっといけば上野、浅草だよ。あら、私、そんな処行ったことがないわと云う母の言葉を全部聞くか聞かないかで部屋を飛び出していた。結構早足で茅場町からデンタルクリニックに飛び込んだ私に、歯科衛生士をいれて三人の女性スタッフが俺を見るなり、あら?随分と太っちゃったわね?と一カ月前に会ったばかりなのに云う。1時からのリハでも、桑原なおさん初めスタッフたちがお腹が急に膨らんじゃったわね?と云う。おいおい、君らとは一昨日も会っているじゃないか?一体なんだって急にそんなことを?いやいや、自分でもそれは気づいていたのです。数日前にユニクロで買ったTシャツが体にぴったり過ぎていることもあるけど、リハが始まるとお菓子につい手が延びてしまったり、いつもは食べないカップラーメンを食べて室しまったりした結果だって。明日から間食は絶対禁止と云うことで。お客さんは映画プロデューサーのKさんが雨の中来てくれて、今日も又映画界芸能界の色々な話題で盛り上がって★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日(満席)15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
何故渋谷川(古川)は水量が増量してしまったのか?甲羅乾しする岩場が水没してしまって、亀たちの姿を見ることが出来ない。数日ぶりに訪れた亀カフェの女主人も俺に愛想を売る様に淋しいわねぇと云う。どうも最近、この女主人が信用できない。本当に亀たちを愛しているのか?それよりし渋谷川の管理責任者はどうしてこんなに水量を増量させているのだろうか?何故と言えば、今日も母は何故?と思ってしまうことをやってくれる。午後、電話してきたもんだから何事かと思ったらクリーニングに行って来るとのこと。だったらクリーニングに出す服があるから俺が行って来るよと受け取りに行くと、冬物のワンピースを一枚渡して来る。これだけ?そうよ。冬物なら急ぎじゃないだろ?色々やることがあるから急ぐのよ、と意味不明の反論。何故母はこんな冬物のワンピースを一枚急ぎでクリーニングに出そうとしたのか?よく分からない。そんな母との老老ブレックファストのメインは肉じゃがを作ったのだけど食材が少なかったので残りのゆで卵やがんもどきや白滝を入れたらおでんみたいになってしまったのでおでん風肉じゃがと命名した料理、それに納豆、市販のひじき、茄子の味噌汁。夕方は妹も一緒にサバの味噌煮、茹でたそら豆、川越屋のもめん豆腐で冷や奴、かぶのサラダで老老老ディナー。食事を終えてからベランダに出て三人で夕涼み。こんな機会は最初で最後だろう。お店はノーゲスト。あ、そうだ、昨日は某有名俳優事務所の代表、Yさんが一人で来てくれたことを書き忘れていた★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日(満席)15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
以前見たことは見たのだけど、徹夜開けだったのか途中眠ってしまった「彼女の人生は間違いじゃない」(原作監督・廣木隆一、脚本・加藤正人)がHULUにアップされていたので、SN君とバトンタッチした後、五階で見てみる。いつもなら睡魔に襲われる時間なのに、画面にグイグイ引き込まれる。先日見た「火口の二人」(脚本監督・荒井晴彦)にも出ていた瀧内公美が主役。彼女だけを比較すると「彼女」の方が魅力的だ。監督の女性を見るスケベ度が圧倒的に違う。この作品を評価するのは「火口」を見た後だったからか?どうなんだろ?今日は1時からリハ。今日まで何回かリハしてきて、その間にも直し直し直しをしてきて、漸く作家の俺にも今回の芝居の人物像がはっきり分かって来たと書くのは無責任か?でも、俳優さんが動いてみて、それまで頭の中で書かれた人物を立体化しようと足掻いてみて、作家にも演出家にも初めて人物が分かって来る。最初から俳優にどんな人間なんですかね?と問われて滔々と人物像を喋れたら幸せだけど、こうしてリハする間に掴めていくのも幸せで、その幸せついでにまだ公演二週間前だと云うのに満席になった日(7/14)が出た。この調子で他の日も予約が殺到してくれ。因みに今日の老老ディナーは火曜日なのでお休み。老老ブレックファーストは自家製ポテトサラダに目玉焼き、納豆WITHかいわれ、かぶの漬け物、若布とネギの味噌汁ということで★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日(満席)15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
今朝の老老ブレックファーストは焼きサバWITHししとう、納豆、ポテトサラダ、ゆで卵としいたけの味噌汁。一週間前、新聞広告の写真がとても美味しそうに映っていたので即注文してしまったサバの切り身がドサッ?(18切)も届いたので、しばらくサバは頻繁にメニューに登場しそうだ。それはそれでいいんだけど、母が風呂から上がった後、それまでは老老ブレックファーストの時間を決めておいたのだけど、忙しくていやだと云うもんだから、いつでもいいから用事がすんだら店に来てということにしたら、今日店に現れたのはそれから一時間後十五分後の八時四十分を過ぎた頃。私にはそれから温め直したりするもんだから席に坐ったのが八時五十分にはなっていて、五時半には起きている私には、空腹時間三時間だ。ちょっと辛い。午前中、台本のラストを再び書き直してから1時にリハ開始。5時過ぎまでかなり密度の濃いリハが出来た気がする。老老ディナーは豚肉キツネうどんに俺はプラス海鮮丼(と云ってもイカのみ))母の悪臭が治まったのは、妹がオムツの履き方を指導してくれたせいか?まだ油断禁物だけど、ちょっとだけ安心する。お店は八時過ぎにキャスティング会社勤務のNさんが顔を出してくれる。いつもの様にいつもの話題で盛り上がったが、彼が帰った10時ごろにはもう私は瞼が閉じたまま。後はSN君に頼んで眠ってしまう。★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
今日は一日中母と付き合っていた。六時半には母の入浴につきあい、八時には老老ブレックファースト(チーズトーストとハチミツトースト、自家製のゆで卵とポテトのサラダ、ソーセージ、母は牛乳、私はトマトジュース)その後三時間の間にこの日記を書いたり台本を読み直したりしたけど、1時半にはビルの表で待ち合わせて一緒に広尾商店街のメガネドラッグへ二月に買った母の補聴器の調整に付き合う。最近聞こえない聞こえないと云っていたので付き添ったのだけど、その原因が電池を交換する時に反対方向にいれていたことと知って脱力。その後、広尾橋からバスで以前から連れていけと言われていたアトレにあるユニクロへ。母はシャツを、ついでに私もジーンズを買い求める。小腹が空いたので駅前にある回転寿司へ。二人でマグロ、イカ，貝類など頼んで三千円。それでも母には高い気がするらしい。4時過ぎバスで帰る。バス停の傍のスーパーに寄って味噌、醤油など調味料と食材を買い求めて帰宅。老老ディナーは寿司でお腹が一杯なのでパスしたからよかったけど、これで老老ディナーまで一緒にしてたら12時間以上付き合うことになったし、96歳の母と71歳の息子の過ごし方としては交際過剰だ。★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
今回の「待ってる。」と云う作品は「ゴドーを待ちながら」に触発を受けて書きだしたものの、勝手にそのアンサーソングにしてしまったものだ。我々は何を待っているのか?ゴドーの場合は「神」
であったり「死ぬこと」だったり、結局ゴドーは登場人物の前に登場しない。でも、「待ってる。」では何らかの形で「相手」を登場させたい。それは一体何なのか?1時からリハは、そのことを念頭に進めていく。その後、6時から帰朝中の妹夫妻を交えてすき焼きの鍋を囲む。今日の最大イベントは、その後母を部屋に戻してから三人でどうやって母にオムツを掃かせるかを話し合ったこと。最終的に同じ女である妹が説得してくれることになったが、どうなることか?妹夫婦が帰ったのが9時過ぎだったのに、私は後片付けもしないで五階へ。そのまま眠ってしまって次に起きたのは翌朝の四時過ぎ。何もしない演出家だけど、それはそれなりに何かをして疲れているのか?因みに今日の老老ブレックファーストは、プレーンオムレツwithサラダ、納豆、かぶの漬け物、とろろ昆布の味噌汁と云うメニューだった★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
であったり「死ぬこと」だったり、結局ゴドーは登場人物の前に登場しない。でも、「待ってる。」では何らかの形で「相手」を登場させたい。それは一体何なのか?1時からリハは、そのことを念頭に進めていく。その後、6時から帰朝中の妹夫妻を交えてすき焼きの鍋を囲む。今日の最大イベントは、その後母を部屋に戻してから三人でどうやって母にオムツを掃かせるかを話し合ったこと。最終的に同じ女である妹が説得してくれることになったが、どうなることか?妹夫婦が帰ったのが9時過ぎだったのに、私は後片付けもしないで五階へ。そのまま眠ってしまって次に起きたのは翌朝の四時過ぎ。何もしない演出家だけど、それはそれなりに何かをして疲れているのか?因みに今日の老老ブレックファーストは、プレーンオムレツwithサラダ、納豆、かぶの漬け物、とろろ昆布の味噌汁と云うメニューだった★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
今日は四人の女性に会った。まず最初は勿論、母。彼女は最近とみに時間の概念を失ってきているみたいで、7時過ぎ風呂から上がってきた時に8時に老老ブレックファースト(サバの塩焼きWITHしし唐、納豆、かぶの漬け物、スクランブエッグ、水菜とネギの味噌汁)だよと云ったのに、顔を出したのは8時半前。ちょっと前までは約束の時間を10分過ぎると電話して催促したのだけど、鬱陶しそうだったのでやめてみたら約30分の遅刻。老老ディナー(豚肉のペペロンチーノ風サラダ菠薐草添え、自家製ポテトサラダ、若布と茗荷の味噌汁)の時も同じ。5時半にきてくれよと云っておいたのに6時近くになっても現れない。お店の都合もあるけど、急かすのは嫌だし、トレイに乗っけて母の部屋に持っていく。あらもうそんな時間?わざわざ持ってきて貰って悪いわねと言いながら悪びれていない母。老老ブレックファーストをの後片付けとこの日記を書いてから11時に二人目の女性、デザイナーのSさんと会いに池袋のスタバへ。秋の公演「女」の宣伝葉書のデザイン打ち合わせだったのだが、彼女は数年前に結婚するのと同時に姑の介護生活に突入したのを知っていたので、自宅での介護生活の体験談を聞く。ちょっと想像もつかない壮絶な体験もあって、これから私にもそんなことが襲って来るのかも知れないと思うと身の引き締まる思いになる。帰宅してしばらく部屋で台本の演出プランを練っていたら、三人目の女性Yさんが今日もリハがあると思って差し入れを持ってきてくれる。彼女は近所にある高齢者施設での朗読イベントを終えた帰りで、日頃から高齢者の様子を観察していたりするので、さまざまなタイプの加齢の仕方や惚け方があったりすることを教えて貰ったりする。来てくれたお礼にルーフバルコニーに出てビールを飲みながらやがて自分たちにもやって来る老いの世界を想像したりした。四人目の女性は、四年ぶりに顔を出してくれた今日初めて老いや惚けとは関係ない女性、Eさん。今日も一緒だったが映画プロデューサーのTさんと広尾にあった店に連れてこられたのは今から二十年近く前で、当時はまだ22,3歳だったから現在オーバー40か。それから年に一度か二度、結婚してカナダに移ってからは数年に一度は顔をだしてくれているけど、俺のEさんに対する印象は、二十年前と殆ど変わらない。Tさんは彼女のことを美人だろ、美人だろと俺に同意を求めるけど、おいおいTさん、美人であることは否定しないけど、彼女の魅力はそんな美人度ではなく、話す力、聞く力も含めて彼女と一緒にいると何とも幸せにさせられる表現しにくい魔力の持ち主と云うことだろ?Tさんもそのことを感じているからこそ20年近くも一緒に酒を飲んでいるんじゃないのかよ?とEさんがこの日記を読んでいることを知っていつつ、口説いてみた。Eさん、もう俺たちは面と向って口説くことが出来ない初期高齢者であります。★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日15日は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
一杯書きたいことがあるのに短い日記になってしまうのは、日記を書く翌朝に時間がないときで、後20分後には部屋を出なくちゃいけないので、多分今日も短い日記になってしまうだろう。と云うことで、こういう時には箇条書きですます。まず老老ブレックファーストはチーズトーストとハチミツトースト、ミネストローネスープ、キャベツとサーモンの缶詰のサラダ、老老ディナーは麻婆豆腐にもやしの炒めもの、それに若布スープ。母は食事中部屋に迷い込んできた雀に可愛い可愛いと歓喜する。その母性愛的嬌声が俺には痛々しい。銀行に寄った後一週間ぶりに亀カフェに顔をだす。お久し振りですねと声をかけられるかと思いきや、女主人はいらっしゃいの一言のみ。あんなに亀について話したりしたのに女主人はつれない。早々にカフェを出てバスで目黒に出る。アトレ地下で魚と肉を仕入れた後、ニトリへ。ベランダに置くテーブルを買い求める。かなり重い。仕入れた食品も重い。それでバスで帰るのはチトきつい。。1時からリハ。後14日も稽古を残して七分通り出来つつある。いつもより早めの仕上がりがちと怖い。。店はノーゲスト。私は五階で「緊急取調室」(脚本・井上由美子)の最終回を見る。大倉孝二の使い方最高。ゲストの吉田耕太郎の演技は。まるで舞台みたいでちょっと辛い。12時半新訳「ゴドーを待ちながらの」を読みながら眠る★テアトロジャージャン第16回公演「待ってる。～粗大ゴミ置き場に愛は捨ててあるか～」(作演出・桃井章)/出演・桑原なお、荒木真樹彦、岸本敏伸、茂木英治/日時・7/10(水)～7/15(月祭)開演時間は10日11日は19時のみ。12日13日は14時＆19時、14日15時は14時のみ。/料金3000円/お問い合わせは090ｰ9964ｰ2231まで
