「高知ファンクラブ」 の連載記事集1

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鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」 ・・・夢

2010-11-24 | 鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」

                             情報プラットフォーム、No.232, 1 (2007)


 高知県宇宙利用推進研究会(てんくろうの会)は、第21回龍馬賞を受賞した。授賞式は龍馬の生誕・没日の11月15日に行われた。賞状には「世界で初めて宇宙を旅した酵母を使った日本酒『土佐宇宙酒』などを実現し、全国に夢と話題を提供した。

壮大でありながらも実現性を持ち合わせたアイデアは、高知県の大いなる可能性を感じさせ、地域、産業の活性化にも貢献した」とある。龍馬賞は様々な分野で活躍した県内の個人・団体を表彰するもので、入交好保氏が坂本龍馬に続く人材の育成を目指して創設した。県内マスコミでつくる「高知報道12社会」が選考している。

 


  酵母「俺たちをどうするつもりだろう。ガラスの試験管に入れられたぞ。入り口を塞がれた。窒息しないかな」、U研究官「宇宙旅行は一週間だから、しばらく我慢してよ」

 


  高知県酒造組合を中心として18の藏元が一体となって取り組んだことを評価したNHKは「世界初!宇宙酒開発にかけた情熱」と題して放送した。このGOOD JOBトークショーでは「憧れの『宇宙』と愛する『お酒』を結び付け、新たな市場を開拓した人たちの原動力は何だったのか? 

 

メンバーが経験した『新たな発想を形にすること』『夢を切り拓くこと』『智恵を持ち寄ってものづくりをすること』の魅力を『土佐のおんちゃん』たちが生の声で伝えるトークショウです」とある。

 


  酵母「大音響、それにすごい振動だ。何が起こったのだろう」
  坂本龍馬の夢は蝦夷地開発であった。池田屋事件で夢に終わったが、その意気込みは土佐藩に、甥の直寛に引き継がれた。そして龍馬の夢は実った。

 

その孫が反骨の農民画家と言われて帯広で活躍した。「『おかえり! 直行さん」北海道から龍馬の子孫 初めての里帰り」として、2007年3月まで坂本龍馬記念館で坂本直行展が開かれている。

 


 酵母「ここは何処なんだ」、ロシア人宇宙飛行士「ここは国際宇宙ステーション。君は無重力を経験する始めての酵母なんだよ」 
 高知県民の夢の一つは、車寅次郎に高知に来て貰うことであった。

 

「男はつらいよ」シリーズの49作目に「男はつらいよ、寅次郎花へんろ」で高知ロケが予定されていた。マドンナは田中裕子と決まっていた。その夢は渥美清さんの他界で実現しなかった。高知に来ていないが、「男はつらいよ、寅次郎心の旅路」でヨーロッパへ行っている。マドンナは現地のツアーガイド役の竹下景子である。「望郷の念で帰国を決心した彼女の前に恋人の外人の青年が駆けつける。寅さんは搭乗直前の空港ゲートで呆然とする」が要約。

 


  寅さん「本当にウイーンに行ったのだろうか。夢だったのかも知れない」、さくら「御前様が『お兄ちゃんの人生そのものが夢みたいなものですから』と言っていたわよ」、寅さん「また夢を見るか」、さくら「体に気をつけてね」、寅さん「ダンケ」、満男「今のドイツ語じゃない」、寅さん「やっぱりウイーンに行って来たんだ。夢じゃないんだ」

 


  酵母「本当に宇宙に行ったのだろうか。夢だったのかも知れない」、御前様「夢のような計画だから」、蔵人「なかなか良い仕上がりだ。さすが宇宙酵母だよ」、酵母「やっぱり宇宙に行って来たんだ。だから美味しいんだ。夢じゃないんだ」

 

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鈴木朝夫  s-tomoo@diary.ocn.ne.jp

 高知県香美郡土佐山田町植718   Tel 0887-52-5154

 

鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」 目次 

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                    (ソユーズ打ち上げ写真)

出典:司牡丹土佐宇宙酒


 



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