アラ卒寿のメモ帳

国民に役立つ、行政を改革するマイナンバー制度を考える。
今年は令和6年 平成36年 昭和99年 明治157年  

電機も大変だが鉄鋼も大変だ (1)

2012-10-03 13:27:18 | 電機業界
電機業界特に家電の割合が多いメーカーの経営が大変だが、鉄鋼業界も再編で大変である。

10月1日、新日鉄と住友金属とが合併して国内シェア43% 世界2位の新日鉄住金が発足した。

合併して世界第2位の粗鋼生産量になり競争に打ち勝つというが、これまで同業の合併の例では合併による合計より大きくなることは殆どなかった。

合併のあと、需要に応じて重複部分の人員などリストラが行われる。鉄鋼の場合は象徴的な高炉があるが、端的に2基の高炉を1基に減らすことも考えられる。

製鉄所の町、北九州市には、それぞれの高炉製鉄所があるが、最盛期は40万人が働いていたのに、今は住金小倉と併せても4千人と激減しているそうである。町の声は、”高炉が減らされないか心配”である。

このことが電機業界の現状、特にシャープの経営改革と重ねあわせて大変な時代になったものだと思う。ここでも常に中国勢、韓国勢の攻勢を受けている。

リストラで現役は減っていくが、定年でやめた人は殆ど減ることはなく、新たなリストラの分は増える一方で、大企業は企業年金があるだけに、頭でっかちの体で新会社は持ちこたえなければならないので大変である。年金生活者に共通の問題で誰もが他人事と考えてはいけない。


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