まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

これからの登山道整備のやり方

2017-07-16 23:02:18 | 日常
平成29年7月16日
今日まで岩谷の観音さんをメインに、烏帽子岩山、比婆山等いろいろな山に出かけ段木を設置し、土砂の流失を防ぎ登山道の維持保全に努めてきました。
しかしながら今のやり方では数年しか持たない。
工事をしてもその端から段木が腐食してしまうのです。
虚しくなります。
杉林の間伐材の残置されたもの、倒木を使用して整備してきましたが、やはりこのやり方だめなことがわかりました。
今でも残っている段木は電柱のように防腐剤で処理されたもの、石で作ったものは今でもしっかり残っています。
中国自然歩道などで使用されている登山道の丸太がありますがこれは意外と高価です。直径10㎝長さ100㎝で1本3000円以上かかります。
何百本と使用されているのを見ればいかにお金がかかっているのか本当に驚かされます。公費だからできる仕事です。
ホームセンターで販売されている防腐剤を注入されたサザンイエローパインという角材があります。耐候性に優れ10年から15年は持つとのこと。8,5㎝角で長さ3,6mで5000円余り。
丸太材に比べればかなり割安です。
この角材を岩谷の観音さんの登山道で使用してみましたがばっちりです。しかし、1ヶ所あたり1700円あまりします。岩谷の観音さんでは階段用段木は全部で500本余り必要です。
とても多額のお金がかかりすぐにはできません。
角材、柱材と考えていると適材がありました。
建て壊し家屋の廃材の柱材を使えばよいのでは・・幸いなことに私の住んでいる向洋駅あたりはいま山陽線の高架事業で区画整理のため住宅の取り壊しが進行しています。
その廃材を30本余りいただいて帰りました。
壁土等で汚れているので水洗いをしてきれいにし 固定するための鉄筋用に13㍉の穴をあけ、防腐剤を塗りこみ使ってみました。
岩谷の観音さんで3本設置、今度福山の蔵王山でも試してみます。先週 蔵王山で石造りの階段が壊れているのをセメントを使い直しましたが、その時出来た大きな窪みが、その後の雨により流された土砂によりすっかりきれいに埋め戻され、平らになっていました。
こんなに早く好結果が出るとは驚きです。
蔵王山はそれだけ崩壊が激しいということでしょうか。
たちまちはもう一か所セメントで土砂流失を防ぐ階段を作り、登山道の崩壊を防ぎ、利用者の安全と便利がよくなるようにしたいと思います「。
これからは手間がかかっても防腐剤を塗った段木か、セメントで固めた階段工事をやるほうが長い目で見れば無駄がないと実感しました。

>(蔵王山の登山道整備状況,1番下(石造)と3番目がセメントブロックと石)作った階段、真ん中の2番目が黒色の防腐剤を塗った段木の階段です、
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1 コメント

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登山道整備 (まっちゃん)
2017-07-18 10:20:30
お疲れ様でした<(_ _)>
ほんとにfukuharaさんの行動には頭が下がります。
ひょっとして一日何もせずボケーっとして過ごされることはないのでは?
山岳会の行事で登山道整備、清掃などがあれば予定がない限り、登山道を使わしてもらってる義務として参加はしてますが、個人的には中々・・・
・蔵王山でされる時、私にお手伝い出来る事が有れば声を掛けて下さい。
写真は蔵王山だったのですね、何か見た事のある道だと思いながら読み進みました。
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