馬・鹿の日曜日

日曜日の遠野、天気予報では曇り、最高気温２２℃、降水確率４０％

まずまずの天気といったところでしょうか。

そこで、休みは何しよう？と思案中の皆さんに朗報です！

２２日（日）も遠野市内では、様々なイベントが盛り沢山

 

第３９回東北馬力大会馬の里遠野大会

柏木平優遊広場で、午前９時～午後２時まで予定

う～ん、これも見逃せません　笑

 

市街地では遠野市立博物館（有料）で「東北－風土・人・くらし」写真展の最終日

各国で巡回開催されているもので国内では福島と遠野だけ

また、遠野小学校東隣りの日枝神社では例祭日

 

そして、そして、

 

松崎町白岩にある遠野郷八幡宮では太鼓系しし踊りの奉納があります

正午～午後３時頃まで

奉納するのは、次の４団体

〇　行山流舞川鹿子踊　　（一関市舞川）

〇　金津流石関獅子躍（奥州市江刺区）

〇　春日流八幡鹿踊（花巻市石鳥谷町）

〇　行山流湧水鹿踊　　（遠野市宮守町）

 

一の鳥居

遠野市内には廃絶に至っていないしし踊りが１７団体、そのうち幕踊り系しし踊りが１６団体と

圧倒的に幕踊り系の地域

 

社務所前

 

そのほとんどの団体が奉納経験を持つのが遠野郷八幡宮

創建は文治５年（1189）頼朝の奥州征伐により

田瀬から大槌までを所領とした阿曽沼氏支配の時代にさかのぼる

 

二の鳥居

寛永４年（1627）八戸から根城南部氏が遠野に移り、寛文元年（1661）に現在地に八幡宮が移る

 

三の鳥居

神社がこの地に定まった時から、例祭日は９月１５日となり、

明治の神仏分離令までは山伏良厳院が祭事を司り、遠野一円の山伏が集まって神楽座を組み、

様々な郷土芸能が奉納された

 

この地に定まった時から続けられる流鏑馬奉納の馬場

 

 

拝殿

明治以降、山伏が集う神楽は八幡神楽として生まれ変わり、祭事に共する役獅子には

長野獅子踊、駒木鹿子踊が長く務め、板澤しし踊、張山しし踊が近年含まれる

 

祓殿（奥左）と待殿（奥右）

 

さて、その幕踊り系しし踊りの聖地に太鼓系しし踊りが奉納

 

神輿殿と十二支社

 

平成の合併後は、市内唯一の太鼓系である宮守の湧水鹿踊を見る機会も増え、

だいぶ、市民の皆さんにも知られるようになったと思うが、

２２日は、その太鼓系の中でも流派や構成が異なる団体が踊る

 

稲荷・山の神・天満宮と鍛錬殿

 

遠野のしし踊り関係者の皆さんには、ルーツが同じと思われる歌詞を

郷土芸能には、あまり興味のない皆さんには緑の境内で踊るしし踊の風景が堪能できると思います

 

イベントで踊るものと今回の奉納とでは、全く意味合いが違うと個人的には感じますが、

踊の内容や所作の違いなどは全く理解できない私ですが、

郷土芸能というだけでワクワクする笛吹です　笑