「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

師走前の遠野

2022-11-28 09:55:42 | 地域

11月最週末辺りから、朝の気温が一段と下がった遠野です。

まだ里に雪は見えませんが、体感は完璧に冬。

 

そんな金曜日の夕方、

来年に向けて、仕事関係の参加資格申請を今月前半に済ませていたつもりでいたところ、

同様の申請をした方から、手順の最後に完了メールが届くとお聞きする。

私には・・・届いていない・・・。

申請先に問い合わせメールを送ると、申請画面を確認するように指示。

申請作業未完と思われる表示に唖然・・・今月末が締め切りなのに・・・

この時間から作業しても、ろくなことにならないと思い、

 

予定されていたジンギスカン!

久しぶり食べたと思っていたら、10月も食べていたようです。記憶が・・・汗

 

明けて土曜日、

前日の作業を無事終え、受付メールを頂いたので、あとは訂正のないことを祈ります。

と、云うことで、午後一番は、今年ラス前となったSL銀河往路。

 

桜木橋は相変わらずの人。山口県からお出での人も。

 

昨日は、相手が休みだとわかっていても、私設案内所に出てメール確認。

変化なしということで、震災後も2階をフォルクローロとして営業していた

遠野駅でSL銀河のお迎えです。笑

 

遠野駅に着く間際なので、当然、煙は出ません。

 

それでもSLを一度見ておこうという家族連れが桜木橋に。

 

SL銀河運行中、頑張っているのは遠野市観光協会の皆さん

来年の最終日は、ありがとう!また会いましょう~!なんて横断幕が出たりして・・・。

考えただけでも、涙が出そうです。

 

遠野駅到着

 

客車が切り離され、機関車の水分補強の時間

 

鉄道遺産になっても良さそうな遠野駅

かつては、ここから中学を卒業したばかりの大勢の金の卵が旅立ち、私たちの世代は、

山口百恵の「いい日旅立ち」の曲がホームに流れる中、就職・進学で都会に行く

同級生たちを見送りました。私の子供世代になると、車で新花巻駅へ行くようになり、

遠野駅の思い出も少なくなっているように感じます。

それが、駅舎問題にみられる市民の愛着の差なのかもしれません。

 

そんな気持ちを引きずりながら、午後は六日町お神明さん裏へ

 

爆煙無しの鉄橋を行くSL銀河に、数人の撮り鉄さんと手を振りました。

さあ、SL銀河の運行は来週土日が今年最後、来春で営業運行は終わります。

 

白鳥の数も増えてきて、日曜には雪のマークも。

 

と、云いつつ、今月末締め切りの申請無事完了メールが気になります。汗

 

また、12月に入ると、決算に向けた作業が始まり、

 

もっと真面目に働け!といじられる日々となります。笑

まあ、その前に放置している大腸健診の予約が先決事項です。


第11回 遠野市郷土芸能共演会 其の参

2022-11-23 16:59:22 | 郷土芸能

先日、私の同級生の父親が亡くなり、今日は時々愛妻同級生の父親の葬儀。

リタイヤ組が年々増え、親が先か自分が先か等と本気で考える「年頃」です。笑

さて、共演会の最後です。

 

6番目は平倉神楽さん

 

五穀舞

五穀舞には二通りあり、女舞から始まる女五穀と今回の天照五穀と。

(今回のは天照ではなく男五穀なそうです。どう考えても男だね 汗)

 

 

この天熊大人命さん、黒い長髪が面に掛かると顔がなかなか見えません。

 

小刻みな動きから素早い動きへの繰り返しで、正面の顔をバッチリ拝むのに苦労します。

 

決めのポーズも正面では捉えきれず。

 

五穀の成立ちを説明し天布刀玉命、豊宇気毘売命、宇迦御魂命の士卒の狐、天熊大人命が

登場した後、

 

面をはずして、激しい動きのくずし舞

 

一人舞以外の多くの演目では、このように前半は面を付けたネリ舞で、

後半はくずし舞

神話、軍記もの、狂言というジャンル別の演目がわかれば、舞の構成は上記のとおり。

神話や軍記ものは、後でネット検索すれば、歴史の内容は理解できると思います。

同じ演目名でも、どこの系統の神楽かによって、舞い方も様々、

衣装や舞手の上手を含め、楽しみ方も色々です。

と、神楽をPRしてみました!笑

 

7番目 最後は佐比内しし踊りさん

 

「庭誉め ほか」と演目名にありました。

 

佐比内しし踊りさんは、6月の日出神社例祭、9月の遠野まつり、

時期は忘れましたが、ふるさと村でも演じたと思います。

新コロ以前に近い状態で、今年は活動できたのではないでしょうか?

 

佐比内さんのこの日の主役

 

大丈夫、ちゃんとシシも撮りました!笑

 

上郷町には佐比内の他、板沢、細越にしし踊りがあり、新コロで一番影響を受けそうだと

思っていた佐比内さんが、今年は一番元気だったように感じます。

ところで、この郷土芸能祭、年々お客さんが減っているのでは・・・。

他の地域では開場前から列を作る地域もある中、相当数の芸能があると思われる遠野。

どうしたことでしょう?

 

このまま新しい葉が出ないということはないでしょうね!

郷土芸能の伝承が最重要課題であることに間違いはありませんが、

見る人がいなければ、伝承していく意義すら危うくなりかねません。

お客さんをどうやって呼び込むのか、主催する側も再考の余地ありですね~!

当然、私も、PR活動は欠かしません。笑

PRと云えば、先月辺りから地元に居る同級生の間で、延期、延期の同級会の話が。

区切りの年齢での同級会が新コロで、立ち消えになっていたのですが、

其々の家族や自身のことを考えると、区切りなどと云っていられないという結論で、

来年7月開催の方向で進みだしそうです。


第11回 遠野市郷土芸能共演会 其の弐

2022-11-22 08:47:16 | 郷土芸能

先週はBSで「夏井いつきのよみ旅」が遠野、そして、再放送の釣りバカ日誌では、

メインロケ地が釜石で、その中に遠野も。

また、日曜夜はミステリー作家六波羅一輝の推理 

「白骨の語り部・・・」では、改修前の千葉家などがメインロケ地で出ていました。

と云うように、遠野を取り上げてくれる番組が続いているのですが、

マイカーでの観光客は少しづつ増えていると感じながらも、町中は、さっぱり・・・。

そんな静かな町中での郷土芸能共演会の続きです。

 

4番目は湧水(わくみず)神楽さん

一見怖そうに見えますが、皆さん、とっても優しい人たちです。ホント!

 

今年は8月の遠野座夜神楽、9月の遠野まつり、10月の躍進みやもり祭に出演。

新コロ影響下にあっては、大健闘だったのではないでしょうか?

 

遠野まつりに引き続き、山の神舞

 

撮り甲斐があります!笑

 

湧水神楽は昭和7年に大迫町の合石から、炭焼きに来ていた人から教えられたのが始り。

その合石に伝えられていたのが早池峰岳神楽の系統の合石神楽で、

明治39年頃、その神楽の伝承者たちが北海道へ移住し、

伝えられた系統が北海道の松前神楽として残っているようです。

 

本家合石神楽はその後中断し、湧水神楽は大正6年に早池峰大償系神楽の指導を得て復活。

北海道に渡った神楽の事は、ネット検索すると詳しく出てきます。

 

湧水神楽も昭和50年代に一時途絶え、後に復活ということのようです。

 

5番目 飯豊神楽さん

 

木曾舞です。

 

源頼朝の軍勢、範頼・義経によって討たれた木曽義仲の妻、巴御前と二人の妹の軍記もの

 

飯豊神楽さんは市外でも人気のある団体で、この日は飯豊神楽さん目当てのお客さんも。

 

この演目、出演者の人数が多い。

 

舞手だけでも7人

なかなか出来る演目ではありません。

さあ、また長くなってもいけないので・・・

 

19日(土)の午後から

 

初音橋から鉄橋を狙うつもりが、先客数人、逆光。

川っぷちは草木が邪魔で、結局、鉄橋脇。進歩しないにわか撮り鉄です。笑


第11回 遠野市郷土芸能共演会 其の壱

2022-11-21 14:42:48 | 郷土芸能

昨日は、青笹しし踊り保存会では踊り嘉兵エ墓前で踊り納め、小友町では収穫祭。

もしかして、他の観光施設でも市内の郷土芸能が演じられた処があるかもしれません。

と云うことで、私のような者には非常に不都合な日となりました。

そんな重複日、3年ぶりに遠野市郷土芸能共演会も・・・。

全戸配布されたチラシでは、開催時間は10時から14時まで。

開場時間に戸惑いながら早めに出撃したところ、何時に来ても余裕で座れました。笑

 

一番目は、小友町の山谷獅子踊りさん

この後の地元小友町収穫祭へ行く都合で、この順番にしたのでは?笑

 

今年は小友まつりも無く、遠野まつりにも出演しなかったので、市内では、この日のみ?

座席に着いて間もなく、隣りの方と話をしたところ、石巻からお出でとのこと。

10月に一関で開催されたヘンベイバライというイベントで、山谷獅子踊りが

この芸能共演会と収穫祭に出演するという情報を得て来たようです。

 

収穫祭で熱演する都合もあり?、体力を温存で無難に柱がかりをこなして終了です。笑

 

2番目 上宮守神楽さん

羽黒派法性院に縁ある宮守清志によって、明治中期に再興された神楽です。

 

名前のとおり上宮守が本拠地ですが、近年は南部神社で演じる機会が多く、

この日は十八番の恵比寿舞

 

使用する釣り竿が本格的な物になってきたぶん、細すぎて撮りにくい。汗

 

金目かな?金魚じゃないだろう・・・という会話が・・・

 

恵比寿阿部さん、お疲れさまでした!

 

3番目 遠野太神楽さんのピンチヒッターは平倉神楽さん

遠野太神楽さんは流行を追っているようです。笑

四方の舞で、清めて下さいね~

 

鶏舞

 

考えてみると今月3日の東和町神楽大会でも、同じ理由で、平倉の師匠神楽である

石鳩岡神楽さんが鶏舞を演じていましたね~!

 

芸能ものだけだとスルーする方がいるので・・・笑

 

共演会前日19日(土)

なんとなく、綾織辺りへ・・・ということで二日町駅から。

先客は奥州市からの撮り鉄さんで、その隣りに入れてもらいました。

この方も相当撮りに来ているようで、撮影スポット混雑状況を教えて頂きました。


晩秋 フライング忘年会

2022-11-18 10:22:58 | 景色

先週末からの撮り貯め風景を織り交ぜて・・・。

の前に、先日のNHKEテレ「夏井いつきのよみ旅」は遠野。

しばらく会っていない同級生が出てきてびっくり!

人恋しい秋です。笑

 

12日(土)は、今年の運行も残すところ4往復となったSL銀河を追ってめがね橋へ。

秋の行楽シーズン後半ということもあり、100人を超える人。

私の後方にはksuzさん夫婦の姿もあるはずです。笑

 

11時40分頃通過したSL銀河を見送り、小峠トンネルを抜けて綾織へ。

山の鮮やかな赤色は終わりです。

 

午後は歩いて行ける桜木橋から。ここでは遠野おぢさんと隣り同士。

二つ後ろの橋では、またまたksuzさんが狙っています。

13時過ぎ、普通列車花巻行の到着。

 

13時08分、先ほどの花巻行と、こちらに向かって釜石行きはまゆりが同時出発。

 

31分、SL銀河が出発。

カウントダウンが始まっているので、寂しい限りです。涙

 

水曜日午前中外出ついでに、六日町伊勢両宮神社・松尾神社に立ち寄ると、

イチョウがいい感じになっていました。

 

それならばと遠野駅前に行くと、みるみる雲が厚くなって、

 

池はイチョウだらけ

差し詰めイチョウ温泉で、カッパも一杯

 

その日のお昼ごろには雨となり、晴れた午後にまた六日町へ行くと、

イチョウ吹雪の真っ最中

これで、今年の紅葉も終わりになるのかもしれません。

 

そんな昨晩は、3年ぶりに元の職場の忘年会

 

所長と精鋭3名、廃業するまで何十年も一緒だった同志です。笑

 

新コロで集まれなかった間に所長は2度の入院、其々の子供たちは社会人。

恒例によりまして、健康話題となりました。

 

今朝は-4℃近くまで下がり、今晩の予報には雪マークも入っており、

嫌な冬が近づいてきているようです。

寒くなると体が慣れるまで外に出るのが億劫になりがち、

日曜日は、これまた久しぶりの遠野市郷土芸能祭に行ってみようかなあ~

市民センターなので、きっと暖かいかと・・・でも、換気のために無暖房かなあ・・・。笑