「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2020総集編其参

2020-12-27 15:28:01 | 地域

今年も残り一週間を切りました。

 

先週あっという間に降り積もった雪景色も、ここ数日でだいぶ融け、

年末寒波の前の静かさという感じです。

 

さて、総集編の残りということで、

 

9月

この月に開催予定だった遠野まつりは中止となり、15日は遠野郷八幡宮例大祭

芸能奉納は役付きの団体の事情に合わせてということで

ご覧の長野しし踊りさんは13日に奉納しました。

 

例祭当日の15日は、八幡神楽をお供に神事が執り行われ、

 

役付きの芸能団体から遠野太神楽さん

 

駒木鹿子踊りさんの奉納

残念ながら板澤・早池峰張山しし踊りさんの姿は無し

 

同じ9月の21日

青笹町の六神石神社宵宮

夜神楽には飯豊・平倉の二団体が例年通りに

 

翌22日の例祭はいつものように神事が行われ、前夜に引き続き平倉神楽さんの奉納、

そして青笹しし踊りさん・・・残念ながらその姿は無し

寂しい例祭に華を添えてくれたのは盛岡の三本柳さんさ踊りの皆さんでした。

いつものように熱演でしたが、参拝客が疎らだったのが残念。

 

10月

神社の例祭が集中するお盆前後からこの10月まで、今年は、ご覧の一部を除くと

イベント系も含め、ほぼ中止

そんな10月中旬、宮守のめがね橋にて花火

数は少なかったのですが、これもまた癒されました!

 

10月下旬、コロナ禍に関わらず季節はいつものように過ぎていきます。

 

11月

そのコロナが無ければ、上旬に高校時代の同級会が行われる予定でした。

その区切りの歳の内にということで地元有志にて合同参拝

今年・来年から新しい生活が始まる人も多いと思いますが、まずは健康で・・・。

一年遅れながら来年こそは、市外・県外の同級生も交えて集まりたいと思います。

 

11月

下旬には板澤さんと青笹の両しし踊りの踊り納めのはずですが、今年は青笹のみ。

一年を通して、目にした遠野のしし踊りは、長野と駒木とこの青笹

情報ではSL銀河のお出迎えに何団体か踊ったようですが・・・。

子供たちも参加している芸能ということで、難しい部分もあるのは承知ながら、

他の芸能も含め、こんなにも演じなくなるとは・・・。

そして、下旬

お盆過ぎに亡くなった義母の納骨

 

12月

拙案内所向かいで、またまた不幸

2月の義叔父から始まり20件、そのうち身内関係者6件、費やした日数ひと月以上。

そもそもコロナ禍の影響もあってか、本業に支障がなかったのは不幸中の幸いです。汗

そして、25日

あともう数年は頑張りたいと云っていた飲み屋さんが閉店

今年前半までは、なんとかしたいと考えていたようですが、流石に人の動きがないと・・・。

昨晩は営業ではなく店仕舞いにお邪魔しました。

私の披露宴の二次会も行い、事あるごとに青春歌謡を楽しみ数十年

大変お世話になりました!

と云うことで私の区切りの歳でもある2020年は、コロナ禍と仏事の年となりました。


2020総集編其弐

2020-12-25 18:19:08 | その他

メリークリスマス!

 

昨日今日は雨交じりの天気、年末年始は-10℃越えの予報です。

ここにきてまた拙案内所周辺では仏事がありました。

この辺りだけでも今年は6件目、とほほです。

さて、総集編の其弐

 

5月

さくらまつりも南部神社例祭芸能奉納も中止となり、例年通りだったのは桜

 

百・高橋・東・松田氏関連ということで、百専右衛門が寄進した踊鹿の稲荷神社を見学

稲荷勧請の許可状原本を拝見させて頂きました。

 

6月

父方の伯母逝去

 

7月

時々愛妻の伯母逝去

2月に時々愛妻家の叔父が亡くなってから、ここまでに仏事が9件

 

そんな中、下一日市の遠野座では夜神楽が開催され、

 

大出早池峰神社では宵宮での夜神楽奉納は中止となり、

神社隣りの交流館でコロナ退散祈願の奉納。

 

その翌日には大出早池峰神楽さんが例年通りに例祭にお供

数少ない今年の芸能ものと云うことで、癒された思いでした。

 

8月

綾織町石上神社例祭

綾織しし踊りさんの奉納はありませんでしたが、神事には石上神楽さんの姿が。

 

そして、遠野座には外山神楽さん、塚沢神楽さんが出演。

 

お盆も終わりとなり、明日は7月に亡くなった時々愛妻家の伯母の納骨という日、

あろうことか時々愛妻の母逝去。

流石に夫婦共々、意気消沈、今年はそういう年なのだと思うしかないですね!


2020総集編其一

2020-12-21 15:49:44 | その他

2020年も残り10日ほどになってしまいました。皆様お元気でしょうか?

12月の初めにブログ更新後は、御無沙汰しておりましたが、

私自身はいつものように平々凡々と・・・。

 

とは云え、あまりにも急に真冬になったので、予定も狂いっぱなしです。

年が明ければ、尻に火が付くのは百も承知ながら、やる気が出てくる前に

2020年の総集編ということで・・・笑

 

1月

元日の遠野三山神社への初詣から始まり、5日は住まいのある地区の新年会

 

どんと祭、各種新年会と続き、遠野郷神楽共演会

雪が少ないながらも例年と変わらない1月でした。

 

2月

義叔父が亡くなりました。この辺りから、遠野でも新型コロナが話題となり、

 

鱒沢神楽初舞、そして町家の女子神楽

 

小友町の裸参り

と、市内に伝えられている民俗・芸能ものにも、明らかにコロナの影響が出てきました。

 

3月

国内を巡回するオリンピック聖火の「火」が遠野にもやってきました。

そろそろオリンピックは今年開催は難しいのでは?と思い始めた頃です。

 

下の娘の卒業

コロナの影響で、卒業式も謝恩会も無し

 

4月

昨年から始まった百専右衛門関連での高橋、松田、東関連に没頭し始めた頃

 

附馬牛町荒川駒形神社では本殿修復が始まり、神楽奉納

と云うことで、コロナをだいぶ意識しての生活が始まりました。


江刺民俗芸能フェス2020後編

2020-12-01 12:09:14 | 郷土芸能

12月に入りました!なんとなく忙しくなりそうな予感。

健康管理第一で残り一カ月を乗り切ろうと思っているのですが、

市内ではインフルエンザ予防接種を受けるのが難しいようで、それが気がかり。

まずはマスク・手洗いで頑張ります!笑

さて、江刺民俗芸能フェスの後半です。

 

6番目は招待団体ということで北上市の早池峰流綾内神楽さんです。

釜石自動車道を江刺田瀬ICで降り、北上方面へ進むと「あぐり夢くちない」

という産直があります。その産直の手前に萬蔵寺というお寺さんがあり、

綾内はその産直とお寺さんの間辺りのようです。

 

演目は「諷誦の舞」

 

荒舞を選んだようです。

 

同じ兄弟神楽の平倉神楽さんは1月の遠野郷神楽共演会、7月の遠野座、9月の六神石神社例祭

に出演ということで、コロナ禍にあっては善戦したと思います。

残念ながら、師匠の石鳩岡神楽さんを生で観に行くことは叶わず。

 

熱演でした!

 

7番目 金津流伊手獅子躍さん

 

文政11年(1828)に同じ江刺の石関から梁川に伝えられ、伊手には明治36年に

梁川の第一別家として伝授されたもののようです。

 

演目は「島霧」

2匹の鹿が遊んでいる所にもう1匹がやってきて、怒った最初の2匹がやっつけようと

したところ、後からきた1匹が最初の2匹を降参させるという内容のようでした。

この団体は高齢化が進んきていることから現在若手育成中とのことです。

 

8番目 川西天間太鼓保存会さん

創立39年目の創作太鼓のようでした。

 

9番目 最後は金津流石関獅子躍さん

 

太鼓系のシシ踊りを見るようになったきっかけのひとつが

ここの安部さんとの出会い、当時はまだ踊手だったような気がします。笑

 

この日の演目は「切り返し」

 

礼庭、島霧に次ぐ儀礼的な舞とのこと

 

安永2年(1773)に宮城県から伝えられ、昭和30年代に13代を数えて中断。

平成に入り、再復活を成し遂げ、現在は15代目?かと。

トリにふさわしく、ステージでの踊りが終わり、会場後ろに下がった後まで

鳴り響く太鼓の音を聞いて全幕終了

外に出ると田んぼに白鳥が群れをなしている姿があり、なんとく、

これが今年最後の生芸能かもしれないと思いつつ、帰途へ。