「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2023 八幡神楽 in 遠野座

2023-08-17 14:50:48 | 郷土芸能

盆明け早々に仏事のメール2件。どちらも同級生の親が逝去で、火葬の日も同じ。

7月の同級会への出席をお願いした際、二人共、親の介護・健康問題で出席できないと。

この盆中、廻った親戚も従兄弟世代となり、みなジジ・ババです。

次のお迎えが気になる年齢になってきました。笑

 

13日(日)は町場のお盆

まずは我が家の父が眠るお墓へ

 

続いて、時々愛妻家のお墓へ

 

午後は、菩提寺の和尚さんが我が家へ。

これで、お盆の最初の行事は終了です。笑

 

その後のお盆の様子は後ほどと云うことで、その前に

12日(土)の遠野座夜神楽の様子から

 

この日は八幡神楽さんでした。

八幡神楽さんは現在、遠野郷八幡宮の役神楽となっています。

 

45分間の限られた時間での演目で、まずは三番叟。

思い出しましたが、出番前数日の夜7時頃、散歩していると法螺貝の音が何度か

聞こえました。遠野座出演の為、八幡神楽さんが練習する合図だと理解できました。笑

 

次はお馴染みの恵比寿舞

 

市内の山伏系神楽では、どこでもこの恵比寿舞を得意演目のひとつにしています。

 

おそらく、江戸時代には内陸の大迫早池峰系神楽を演じる人々より、沿岸の

修験・山伏との交流が盛んだったのかもしれません。

 

この後、鯛を釣るのですが、当初、声をかけられていた方に、すぐ釣らせず、

焦らすように相談していた所、急遽、鯛の役は、別な女性に替わってしまいました。

 

下舞

市内の同系神楽には、ほぼ下舞はなく、八幡と兄弟神楽の上宮守神楽さんの下舞は、

おそらく、中断後に早池峰神楽の下舞を模したと考えられます。

 

権現舞

 

この日の夜神楽は、時間前には、少なかったお客さん

始まった直後ぐらいから、席が埋まり始め、

 

最終的には、いつもぐらいといった感じでした。

 

さあ、そろそろ口から火を出します。

 

厄払いと合わせて、火防の意味合いも兼ねて

 

胎内くぐりのない権現舞では、お客さんが縦一列に並んでカミカミ。

勿論、私も噛んでもらいました!

噛んでもらう前に権現様の口に御花を上げると喜ぶようです。笑



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お花は浄化して (阿部)
2023-08-18 06:41:07
尻から出て懐に
の様な構図の写真ですね。
やはり民俗文化はお花文化ですね
厳しい世の中なので最近は少ないようですが
遠野座 (笛吹)
2023-08-18 08:06:32
阿部さんへ
ちょっと時間が経ったので、遠野座の神楽の切り口に困りました。笑
遠野の芸能は、素人演芸祭的なイベントでは、御花が良く出ますが、
肝心の郷土芸能では、あまり見かけません。
だからと云って、現状のように催促されると野暮ったい気もします。
御花を置く入れ物など、他の地域の芸能をもうちょっと参考にすべきではないかと思っています。
いずれにしても、御花が上がるように芸に磨きをかける必要はありますが。汗

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