「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2022 砥森神社例祭

2022-09-28 08:55:32 | 郷土芸能

遠野郷八幡宮の宮司様の紹介で、足を運んだ宮守町の砥森神社のお祭り、

初めて行ったのは、15年前のことです。

 

新コロの影響で昨年は神事のみだったと思いますが、それもどうだったか・・・記憶が・・・

今年は、あらまちの南部ばやしは出ないと聞いており、雨の予報ということで、

ギリギリまで躊躇。

24日(土)神事が始まる直前に滑り込みました!

 

神事始りは鹿込神楽さんの打ち鳴らし

地域で不幸が重なったということで、太鼓だけとなりました。

神事に神楽という組み合わせを当たり前のように書いていますが、

地域に神楽がないところの方々には不思議なんでしょうね~。

 

神楽のシンガクも、南部ばやしも、若者のお御輿もありませんでしたが、

笠にビニールをかぶせて下郷さんさ踊りさんが参加。

 

神社のお神輿は、例年通り、宮守支所、老人施設等に立ち寄るコース

今年も左に見える馳掛けの稲が。

 

芸能ものとしてさんさ踊りの他、町内の若者たちによる和會太鼓も同行。

数年前はトラック移動していました。

 

移動中の行列を先廻りして、休憩

 

通りに出てくれる人たちの数も寂しくなりましたが、

今か今かと出たり入ったりしながら、こうして待っている人の姿はいいものです。

 

集会所前でひと踊りしてお昼。

午後は雨ということで、私は撤収。上宮守経由で車を走らせ、小峠トンネルを抜けると、

ザアザア降り。

 

昼食後、時間を持て余し、近場のいつもの場所で。

遠野駅出発直後は爆煙で何も見えず、通過直前で姿を現し、濡れた煙を被って、顔にはスス。

戻って洗顔となりました!笑

 

明けて25日(日)は晴れ

午前中、神社では残りの神事、通りでは下郷さんさ踊りさんが踊り歩くということで・・・。

 

前日の笠に被せたビニールをはずして、本来のさんさの姿です。

 

途中、何度かの休憩を挟みながら、通りを踊り歩きます。

 

昔ながらの町家の建物が何棟か残る良い通り

 

酒屋さんの店先にある遠野どぶろくの幟についつい目がいきます。笑

遅れましたが、大阪のYさん、お酒ありがとうございました!

 

釜石線の踏切を超えれば駅前どおり、そして下郷

 

午前中の最後

 

宮守駅前で輪踊り

 

もうすぐお昼です。

 

やあやあ、やっと午前の部が終わった~!

午後は、下郷エリアを門掛け、普通の年ほど多くは回らないようですが、

それでも夕方近くになりそうということで、ここでさよならです。

 

終了地点側の石碑

右は達曽部 左は土澤

これで、市内の例祭芸能ものもほぼ終了。祭りロス、気持ちの切り替えができるか不安です。笑

そんなことも云っていられない状況になってきたので、お祭り話題はここまででしょうか・・・。


2022 六神石神社例祭後編

2022-09-27 08:26:33 | 郷土芸能

六神石神社例祭後編です。

 

板澤しし踊りさんが奉納を終わる頃、青笹しし踊りさんがやって来ました。

今日の顔触れは、と見ると、遠野まつりには参加していた幹事長も、

遠野まつりでも姿が見えなかった社長もいません。

 

まあ、そんなもんだべな・・・と思いつつ、気持ちは踊りへ  笑

 

それでも、「エドス」のK兄とK信が、頑張ってるから良しとしましょう。

なんのことを云っているのか、さっぱりわからない?笑

 

いつものように拝殿・本殿廻りを三周するものだと思っていたところ、一周で終わり。

ハチの攻撃があったようです。

どうりで、前の団体の奉納でカメラを覗いていると、黄色いものが動き回っていました。

 

餅撒きが終わると、板澤しし踊りさんが社務所前で

 

新コロでお休み中だった板澤さん、遠野まつりの夜の部は見ていないので、

わかりませんが、6月の日出神社例祭でも、この日も、メイン演目らしきものは無し。

 

また、四つ掛かりなども見たいものです。

 

最後は地元の青笹しし踊りさん

 

遠野まつり二日目の八幡宮でもトリを勤めました。

 

踊る前、関係者に今回参加しなかった社長の動向を確認したところ、

どこかに遊びに出かけたんじゃないのか?との返事・・・。

 

同じ保存会員でも温度差があるようで、それはどこも同じかもしれません。

 

恒例によりまして、柱掛かり

 

いつも疲れた雰囲気を上手に表現する種ふくべさん

今回はバトンタッチする種ふくべさんがいないこともあり、最後は本当に息も絶え絶え。

拍手!

 

少し雨が強めになってきたところで、

 

おしまいです

参加された皆さん、お疲れさまでした!

今年は昨年よりは美味しいお酒が飲めるのではないでしょうか?

また、来年、お会いしましょう~!


2022 六神石神社例祭前編

2022-09-26 11:32:46 | 郷土芸能

昨晩、訃報が・・・。高校の同級生で家が近所だったK君、長身でバレー部。

急なことで、私と同じ中学で同級生の奥さんも、途方に暮れた感じ。

30日(金)に葬儀・火葬とのこと。ご冥福をお祈り申し上げます。

こんな時にと思いましたが、予定どおりに更新します。

 

23日秋分の日は青笹町の六神石神社の例祭

笛吹峠の道路沿いにあるのは六角牛神社で、こちらは中沢にある六神石神社

どちらも、「ろっこうし」です。

 

予報通りに小雨降る中、神事

 

平倉神楽さんの打ち鳴らしで始まりです。

 

拝殿内で豊栄の舞が奉納されていると、外からしし踊りの太鼓の音

上郷町の板澤しし踊りさんが奉納にやって来ました。

 

神事が終わると神楽殿では花巻の和太鼓満月組の皆さん

 

青笹しし踊りさんが拝殿廻りで奉納を始めた頃には、神楽殿では平倉神楽さんの

八幡舞となり、上を観たり、下を観たり。笑

 

青笹しし踊りさんの奉納が済んだ頃、盛岡の三本柳さんさ踊りさんが神楽殿で舞を披露。

 

はやし舞だと教えて頂きました。

 

場所を境内社務所前に移し、輪踊り?

お気づきかと思いますが、笠をかぶっていません。雨に弱い素材が含まれているとのこと。

なんか、得した気分。笑

 

笠をかぶっているとわかりませんが、皆さんお若い!

 

盛岡のさんさ踊りパレードしか観たことが無いと云う隣席の人は感動していました。

 

新コロ流行後も、こうして欠かさず来てくれることに感謝

 

他の芸能でも云えることですが、演目名がわかると、知ったかぶりができるのですが・・・笑

 

最後は社務所前に整列しながら、踊って終了です。

 

前半最後は、餅撒き

後方にいた昔のお姉さん方も、本気になって拾っていました。


2022 六神石神社宵宮神楽

2022-09-25 19:06:49 | 郷土芸能

22日(木)は、青笹町の六神石神社の宵宮でした。

遠野まつりが終わり、普通の生活に戻って4日目、なかなか仕事に集中できません。笑

観光協会さんのHPで確認すると、今年はJAZZが初めに行われ、後半に神楽。

神楽に間に合うように出撃です!

 

JAZZ演奏のアンコールがかかる前あたりに滑りこみ、終了後に居合わせた同級生から

声をかけられました。

 

来ると思ってた・・・と。小笑

逆に、神楽が始まった辺りに彼の姿が見えなくなったので、

そうなんだろうなあ・・・と思いました。

 

同級生の中で郷土芸能マニアだと云われている私です。笑

 

さて、宵宮の神楽、今年は平倉神楽さんだけということで、松迎舞から

 

千秋、萬世の兄弟による福徳円満、喜寿報恩、家内安全、子孫繁栄の祈祷舞。

この日は親子での舞でした。

 

胴が変わり、

 

天女の舞

一番だけで舞うのが普通のようですが、塚澤早池峰神楽さんには、二番、三番の

歌詞も伝えられているとのことです。

 

明日は祇園の祭り事、明日は祇園の祭り事、いざさらい出て遊ぶなり~

 

上手い!と釜石の方々から声がかかりました。

 

とりら、とりら と云う歌詞が耳に残ります。

 

天降り(あまくだり)の舞

遠野まつりの二日目、八幡様でも舞いましたよね。笑

 

常連のお客さんから、頑張れ~!いいよ、いいよ!・・・

大声援を受けての舞となりました。

宮司さんは、その様子に驚かれたようです。それも、そのはずで、

遠野では郷土芸能は静かに鑑賞するものだと認識されています。

 

しかし、近隣の神楽では、声援が飛ぶ例が多々あることをお知らせしておきます。

 

また、こう書くと、笛吹はしし踊りより神楽ばかりだからなあ~

と、云われそうですが、演目数の差が、文章・写真の量に比例するだけなので、

ご了承下さい。笑

 

猿田彦の大熱演を受けて、

 

他の神々が登場して、

 

くずしに入ります。

 

毎週土曜日に練習している成果が、きっちりと出る舞でした。

 

下舞い

 

権現舞

 

胎内くぐりをし、頭カミカミで終わりです。

ここの立派な神楽殿、いつの日にか、式六番は勿論のこと、その他の演目を織り交ぜた

神楽だけの公演を見たいものだと、また、思った宵宮でした。


2022 遠野まつり遠野郷八幡宮編

2022-09-23 08:47:31 | 郷土芸能

遠野まつりが終わった日から長袖、そして、今日も予報は雨。

六神石さんの例祭だけど・・・。

どうしようか考えても天気は変わりそうにないので、やるべきことを、

と、云うことで、遠野まつりの最終編です。

 

流鏑馬が終わると、最後の神輿還御行列

 

宵宮、例祭、流鏑馬、神輿渡御・還御と一年で最も忙しかった行事も終盤

ご苦労様です!

奉納する芸能団体は、拝殿前にて披露した後、馬場を巡っておしまいです。

拝殿前のほうが、芸能の見ごたえがあって良いですが、町中編と同じで、

こちらも、拝殿前、神楽殿、馬場とが、ほぼ一緒の時間となり、全ては無理。

動き回る余力がない私は、馬場に居座りです。笑

 

順不同で、張山しし踊りさん

 

この後姿は、東禅寺のMちゃん

遠野まつりでは、勝手に安否確認させて頂くお一人です。笑

 

板澤しし踊りさん

六神石には出向かれるのでしょうか?

 

烏合烈火衆

私と同年代と思われる人たちが頑張って担いでいました!

 

飯豊神楽さん

今年のまつりは全体的に笑顔が少な目だったという印象ながら・・・。

 

上柳獅子踊さん

 

綾織しし踊りさん

 

暮坪虎舞さん

このお二人の動きに見入ってしまいました!

いつかは馬場で、梯子虎舞をご披露下さい。

 

上組町南部ばやしさん・・・馬場の芝生に赤が映えます。

どこが行かなくても仲町だけは・・・の伝統も途切れましたねえ~

 

トリは青笹しし踊りさん

今年、小中学生に伝えておかないと、経験のある生徒がいなくなる可能性大との思いで

練習してきたと聞きました!

 

新コロ三年の重み?重荷? どこの芸能も同じことでしょう。

 

抜けたお腹を太鼓で隠している初老さん方の感慨もひとしおだったのでは?

 

お疲れ様でした! 数日休んだら、六神石ですね!笑

 

あ~見た見た!と片付けをしていたら、太鼓の音

神楽殿で、まだ神楽が・・・。

 

ちょうど平倉神楽さん

前夜は神楽共演会に張り付き、八幡さんはしし踊りをメインにと考えていたのでラッキーです!

 

こちらの最後は大出早池峰神楽さんの権現舞

旧遠野のまつりは、しし踊りメインといった雰囲気のところが多いので、

神楽殿にお客さんが多く残っていたことにビックリ!

こういった光景もまつりに不参加となったから見られたものと感謝。汗

今年の遠野まつりは50周年の節目だったわけですが、特別な年という認識で期待して

来られた方々からは、うれしくない会話も耳に入りました。

一方、何度もお出でになり、事情を察してくれる関東・関西などの方々ともお会いでき感謝。

きっと、来年の51年目は、期待以上のおまつりになるものと確信しています!

またの御来遠をお待ちしております。