「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

黒森神社訪問

2022-05-31 11:53:39 | 神社

数年前、毛ガニを買いに北隣りの宮古市に行った際、山口公民館で黒森神楽の展示を見ました。

そのついでに黒森神社へ向かったものの途中で断念。

 

今回、縁があってその黒森神社へ行くことになり、前日までネットで道順確認。

地図やらブログ・写真などを見てもこの案内板まではわかっても、その先が・・・。

前回は、このY字路まで来て、右の幅広の道を途中まで行ってあきらめました。

と云うことで、今回は車がやっと通れるほどの左です。

 

不安になりながら、5,6分ほど走ると神社下の駐車スペースに到着。

案内板から左へ上がった袋小路のような場所でした。

 

ちょっと急で長い階段を上るとネットでも見たことがる境内

やっと念願叶う!です。笑

 

境内には10名ほどの人がいて、安心して、まずは、黒森神社本殿参拝

 

この建物に興味があり、じっくりと

 

本殿の両脇には境内社が並びます。

 

掲額の黒森の文字も独特です。

 

回廊下にも組物

 

三手先の升組

この建物は宮古市指定有形文化財で、現在の建物は嘉永3年(1850)再興。

この3年後に浦賀にペリーが来航、またこの年の数年前後には三閉伊一揆や信濃、安政の地震。

 

現在の本殿前の階段下が元の本殿跡

 

有名な山口太鼓の里にある神社

 

社務所脇にはきらびやかな御神輿が保管されていました。

 

石燈籠で気になった名前・・・前川善兵衛・・・あの吉里吉里善兵衛だと思われます。

延享5年(1748)の建立。4代目善兵衛富昌かと。

前川善兵衛は東屋孫八という屋号で、名字帯刀が許されていた盛岡藩の御用商人。

遠野では踊岡開発で有名な百専右衛門の祖父高橋仁兵衛が、東屋仁兵衛として

吉里吉里善兵衛の株を引き受けて酒屋商売をしていたことが知られています。

 

お昼少し前、新コロ対策の係員もスタンバイとなり、

 

よもぎ餅を頂き、持っていったおにぎりも食べ、ちょっと一息となりました。笑


郷土芸能の無い週末

2022-05-24 11:09:30 | 景色

新年度も2か月が過ぎようとしています。あちらこちらから総会の案内と委任状提出の催促。

私のところでは、自治会管轄ではない外灯管理組織の総会準備が迫っているのに、

会長さんから音沙汰無し。新参者の会計担当が口出しすることではないが・・・。笑

さて、

そんなこんなの先週後半は、

 

久しぶりに時々愛妻と日帰り入浴ということで花巻へ

当初予定していた温泉は駐車場に車がいっぱいで、次へ、

そこもまた予想以上の車がいっぱい

金、土、日しか日帰り開放しなくなったこちらは、気兼ねなく・・・。

 

温泉が混んでいるのは、もしかして田植が終わったご褒美という人が多いのかも。

荒神様も翌日には田植えをしたようです。

 

今年から飼料米を植える姫猫さんも週末田植

子どもの頃から日本は資源が乏しいので輸入に頼っていると聞かせられて半世紀、

生産者自らが食用に米も作りにくい時代となりました。

 

早朝から徘徊?後のお昼時、久しぶりにこちらへ

定番だけあって、上下左右前後とも大勢の人

 

筋がね入りの人たちから離れて・・・

 

遠野駅での郷土芸能お出迎えも無いので、昼食後は、上郷方面を巡回

線路沿いの主要なところは、カメラマンが・・・

 

ここも良さそうなポジションには三脚数台、県外ナンバー・・・

 

来春で営業終了のSL銀河

 

日曜日、小雨降る中での消防演習

見物する人もまばらでした。

 

私もここで退散

 

なんとか雨が上がった午後、煙のあがらないここで一人寂しく・・・

当然、爆煙が期待できる場所には大勢居たんでしょうね~。

 

本当は、意気揚々としながら、こんな写真でも撮り歩きたいのですが・・・笑

この平野原田植踊りさん、今年の活動は無いそうです。

 

 

 

 


鱒沢の神楽

2022-05-20 15:10:19 | 郷土芸能

ここのところ、予報では晴れということで、早起きしています。

ところが、晴れは晴れでも、青空とまではならず、微妙な空だったり・・・。

 

昨日の夜明け・・・晴れてはいるんですけどね~

 

さて、前回は滅多に見られない宮守の幕踊り系しし踊りを取り上げたので、

今回は同様の趣旨で、宮守町鱒沢の神楽。

鱒沢でお馴染みの神楽といえば、大出早池峰系の鱒沢神楽さんですが、

他にもあります。

 

その鱒沢神楽さんと一緒に鞍迫観音白山神社の例祭にお供するのが、

 

白山神楽さん

「はくさんかぐら」と呼ぶのかと思っていたところ、あらためて「遠野の郷土芸能」を

見ると、「はくさんしんがく」とありました。

 

東和町田瀬の向田瀬神楽の流れをくむ神楽で、昭和19年に田瀬ダム建設のため、

移転してきた阿部某氏らによって始められた神楽とのこと。

 

この神楽は、この神社の例祭でしか見られません、おそらく。

 

この神楽を田瀬から伝えた一人が、私の同級生の祖父、そして、現在、笛吹をしているのが、

これまた別な家の同級生。

数年前までは、全く知りませんでした。汗

 

一昨日の松崎の朝

 

前回取り上げた四社合同例祭には、鱒沢神楽さん、鱒沢(高舘)獅子踊りさんの他に

掲示板には大畑神楽とありました。

上の写真の白石神楽さんが通称大畑神楽ということになるようです。

 

白石神楽さんは先の白山神楽さんと同じく、田瀬ダム建設により、鱒沢の大畑に移転した

白山神楽の阿部氏とは別の阿部某氏によって始められたようです。

両阿部氏らが田瀬砥森神社の神楽として演じていたものが、移転によって二つの神楽に

 

ここの神楽も白山神楽さん同様にこの四社合同祭典でしか見たことがないので、

出番は年一回なのかもしれません。

 

この白石神楽さんは権現舞も。

鱒沢には、別に田瀬の白土神楽から伝承されたという柏木平神楽があるようですが、

何年か足を運びながらも、まだ、実際に見たことがありません。

もしかして中断しているのかも。

 

2014年9月14日、同じ日に重なった四社、小澤八幡ともう一か所に

鱒沢の迷岡駒形神社例祭がありました。

 

ここの神楽が迷岡神楽さん

小澤八幡と下宮守の砥森神社例祭神事で打ち鳴らしをする鹿込神楽さんの地元、

鹿込からお婿さんに来た多田某氏が始めたものです。

 

昭和45年に保存会が出来たようです。

 

が、重鎮が亡くなってから、活動しかねているとのことです。

出演機会が少ないと、伝承する前に次第にできる演目が少なくなり、そのうちに

基本となる「しんがく」すら伝えないうちに活動自体が危うくなる。

そんな団体が新コロでさらに追い打ちをかけられているような気がします。

 

一昨日の青笹町

今週末、快晴の朝が迎えられますように・・・。

 

 


宮守町のしし踊り

2022-05-18 14:57:08 | 郷土芸能

今朝6時頃には目が覚め、外を見ると濃霧、予報では快晴

ずばり、雲海でしょう~!

と、思ったものの無風・快晴となれば荒神さま

雲海詣でに励んでいたのは11年も前、今の人たちにお任せします。笑

 

空のカラスと道路の電柱が気になります・・・

さて、本日は、宮守町のしし踊り

同町の幕踊り系しし踊りは、見れそうで、見られない芸能のひとつです。

 

これは平成26年(2014)のもの

遠野市内では遠野郷八幡宮の神輿渡御が9月14日、例祭が15日となり、

この辺りに開催される他の例祭を見る機会がなかなかありません。

この年の宮守町では、鱒沢の四社合同祭典と迷岡の駒形神社、そして、下宮守の小沢八幡

が同じ日に例祭という、特別な日になりました。

 

回った順番は違いますが、これは小沢八幡神社の渡御

 

 

この時、お供をしていたのが鹿込神楽さんともう一団体

鹿込鹿子踊さん

「遠野の郷土芸能」には明治3、4年頃、下宮守田谷の照井愛助氏の作業小屋に

小友町長野から先生を招いて稽古を始め、明治8年頃に本格的に習得。とあります。

砥森神社の例祭や小沢八幡、熊野神社など近隣の例祭等で演じていたようです。

 

「宮守の郷土芸能」には、幕の紋は向かい鳩とありますが、

私が見たこの時の幕には、八幡宮と山神社、そして出賀稲荷、おそらく地元の神社かと。

 

2016年に再訪した時には、しし踊りはありませんでした。

その後、お聞きしたところでは太鼓(太夫)の方が亡くなったとか・・・。

もしかすると、もう見られないのかもしれません。

 

これは同じ日に開催された鱒沢の四社合同祭典での舘八幡神社

 

ここでお供をしていたのは鱒沢獅子踊りさん

 

掲示板の告知に、高舘ししおどりと記されていたのがこれです。

 

「遠野の郷土芸能」には、詳しい由来伝承は伝えられていなく、寛永4年7月14日に

鱒沢村の寺に獅子踊有之見物人大勢参り云々・・・

盂蘭盆にしし踊りが踊られていたと推測できるとあります。

 

小友町長野の獅子踊供養塔に鱒沢の人の名前が記されていると。

 

鱒沢小学校では地元の芸能を伝承する活動として、この獅子踊りを行っているとのこと。

 

ここも、その後はチャンスが無くて見に行けないまま

 

例祭日が重なると神職の皆さんも大変でしょうが、見たい私も大変!笑

どうにかして、もう一度、見たいものです。


三日坊主はクリア

2022-05-15 16:42:58 | 景色

連休が終わり、普段通りの生活・・・

 

周りの風景も新緑麗しき季節となり、遠回りしながら出勤 。笑

 

我が家の花っこ?も

 

一斉に花咲く春!です。

 

さて、11(水)、菩提寺では永代供養塔が完成

 

最初に納骨される方々と一緒に法要が営まれました。

近年、お墓の管理が出来かねる方々が増え、また、健在な内に墓じまいを

と考える人も多くなってきていることから、永代供養塔の建立となりました。

我が家でも、いずれ、供養塔の下に引っ越しすることになるかもしれません・・・。

他人事とは思えない法要でした。

 

昨日の午前中は、水の張られた荒神さんへ

残念ながら、風が強くて水面の荒神さんは拝めず

 

その帰り、桜木橋を見ると人が少ないようだったので・・・

 

出発時は強風で機関車も見えない状況でしたが、動き出すとほどほどに

 

あと何回、見られるかと思うと、キュンです!

 

一緒に見ていた小学生が大人になった時、あの頃、SLが走っていたなあ

と云う記憶に残ればいいのですが・・・。あらためて、キュンです!

 

今朝は、昨日のリベンジ

次は快晴・無風を狙いたいと思います。

 

その足で釜石へ

 

平田

 

久しぶりの海

 

健康診断が9時30分からでしたが、予想をはるかに超えた40分近く前に到着し、

散策することができました。

ところで、今日のタイトルは三日坊主

月曜から健康診断に合わせて休肝と決め、木曜日まで実行。

五日目の金曜日は、時々愛妻の誕生日と云うことで、

リクエストにお応えして安いワインを購入。

流石に、それには手をつけませんでしたが、のどの渇きには勝てず・・・

ジョッキーで一杯だけ・・・四日坊主? 笑