「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

第4回小国分館神楽共演会其の弐

2023-07-06 09:24:40 | 郷土芸能

昨日、野暮用で北上に行った帰り、寄り道した先で。

私の散歩コースにアジサイは少ないので、しばし見学。

久しぶりの花っこに癒されました。笑

 

さて、小国分館神楽共演会、其の弐です。

 

長い休憩の後、ゲストということで、宮守町の塚沢早池峰神楽さん

よく見かける神楽では、胴は年配の方が多いのですが、

ここでは若手が年配者を従えています。笑

 

色っぽいような、怖そうな女性の登場です。

 

鐘巻の舞です。

 

神社の例祭などのお目出度い席では、まず演じることのない演目。

 

拙ブログでは平倉神楽さんのも含め、何度か取り上げている演目ですが、

 

女人禁制の鐘巻寺へ禁を破って参拝した清姫が、蛇身になる場面から始まります。

 

この話のそもそもは、安珍という山伏が一夜の宿を求めた家の娘清姫を

その気にさせておきながら、逃げて鐘巻寺に逃げ込んだことから始まります。

 

その安珍に会いたい一心で禁を破った清姫も可哀そうです。

 

事情を知った客僧が蛇と戦い、

 

法力によって蛇を退治

 

真言の功力によって成仏なさしめた後に舞い納め

男女の問題だけでなく、人間関係も同様で、その気にさせといて・・・

色々なことが起こります。笑

歳を取ると、特にも言葉による意思疎通の難しさを感じることが多くなります。

まあ逆に聞こえても聞こえないふりをすることも多くなりますが。笑

 

久しぶりにお会いした塚沢の皆さんは元気そうでなによりでした。

今月の22日(土)は宮守町塚沢の塚沢神社の宵宮ということで、

神社境内の割拝殿ではなく、すぐ近所のお宅で夜神楽を予定しているそうです。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ksuz)
2023-07-06 10:22:33
まだ続きますよね。ワクワク。
ここしばらくSLがなくなっても、いろいろ撮るのがあるので、SLロスにはなっていないかも。(^^ゞ
(撮りに行けないものが多いけど。(´;ω;`)ウゥゥ)
小国分館神楽共演会 (掛け持ち人)
2023-07-06 12:13:50
日曜はご苦労さまでしたm(__)m
3年前にオファーがあってからコロナで一時頓挫しましたがなんとかこの日を迎える事が出来て良かったです。僕も汗だくなりながら胴を務めさせていただきました(笑)
久しぶりに小国の神楽を見ましたがやはり自分達のやっている神楽と共通するものがあると改めて感じさせられました
まだ (笛吹)
2023-07-06 15:50:36
ksuzさんへ
週末ごとに、どこかで芸能という季節になってきました!
早く更新しておかないと、段々大変になってきます。笑
小国 (笛吹)
2023-07-06 15:55:24
掛け持ち人さんへ
先日はお疲れ様でした!
皆さんに声をかけて頂き、また、おにぎりも頂き、ありがとうございました。
小国の神楽は、演目名に違いはあっても、やはり早池峰系だと私も感じました。
次は再来週末にお会いしましょう~!笑
早池峰山系かな (阿部)
2023-07-07 07:05:37
早池峰系と言うと早池峰神楽つまり岳系か大償系を出発点になりますが、やはり早池峰山信仰は、それぞれ取り巻く地域にあったので違う気がするんですよね。一説には岳神楽は小国の神楽から来たという話も聞きました。神楽が南部藩域に定着するのは鎌倉以降主に修験が里に住みつく戦国時代だろうと思うのです。霞争いがおこるのはおそらく江戸初期なのかもしれませんね。それまでは修験の交流が神楽を醸成していたのかも・・妄想
早池峰 (笛吹)
2023-07-07 08:33:58
阿部さんへ
郡が出来た辺りに修験の活動範囲も定められたのかも?なんて考えたりしています。ちなみに近年の遠野は上閉伊郡。その前は稗貫郡だったのではないかという先生もおります。私は和賀郡の一部だったのではと思っていますが。いずれ、どこの地域に含めるのか難しい場所なので、「保」という扱いになったんだろうと。
早池峰山の周囲についても上記の所属先の変化同様に、神楽だけでなく、しし踊りなども含め、その変化が芸能にも影響しているんだろうなんて・・・・笑

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