アーバンライフの愉しみ

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村木嵐著「まいまいつぶろ」

2024年05月07日 | 読書三昧

 

2023年下半期第170回直木賞候補作。
書き下ろし、幻冬舎刊、330頁の大作。

第9代将軍徳川家重を描く傑作時代小説。

家重は、生まれつき半身不随、言語不明瞭で且つ、尿を引きずった跡を残すため「まいまいつぶろ(カタツムリ)」と蔑まれ、将軍職への就任が危ぶまれていた。

幸い、その難解な言語を解する小姓(兵庫、後の大岡忠光)を得てその大役を全うする。

人生いろいろだが、こうした公人もおられたことに共感した。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★)

 

 

 

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