アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

新着らじる~「国際音楽祭NIPPON'22 諏訪内晶子室内楽プロジェクト」

2023年03月31日 | 音楽三昧

 

28日、NKH FM で放送された掲題の演奏会を聴いた。

これは、22年3月9日同プロジェクトの一環として開催された紀尾井ホールでの演奏会のライヴ録音である。

このプロジェクトでは女性作曲家による作品を取り上げており、この演奏会では、ファニー・メンデルスゾーンの「弦楽四重奏曲」とクララ・シューマン作曲のヴァイオリンの小品が演奏された。

ファニー・メンデルスゾーンは、ヴァイオリン協奏曲等の作曲者として著名なフェリックス・メンデルスゾーンの実姉で、弟に匹敵する才能の持ち主であった由。

(ファニー・メンデルスゾーン:ウイキィから転載)

この弦楽四重奏曲も、説得力に満ちた本格的な楽曲である。

プログラム

 モーツァルト ヴァイオリンとビオラのための二重奏曲 ト長調 K.423
 ファニー・メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲 変ホ長調
 クララ・シューマン 3つのロマンス 作品22
 フランク ピアノ五重奏曲 ヘ短調

演奏

 諏訪内晶子(ヴァイオリン)
 マーク・ゴトーニ(ヴァイオリン)
 鈴木康浩(ビオラ)
 辻本玲(チェロ)
 阪田知樹(ピアノ) 

 

 

 

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電源ケーブルで音が変わるか

2023年03月30日 | 音楽三昧

 

オーディオシステムに於いて、例えば、CDプレーヤーなどの電源ケーブルを、付属のものからマニア向けの高価なものに替えたら、果たして音が変わるのか。

古くて新しい問題だが、最近、またぞろその筋では話題となっている。

と言うのも、あるケーブルメーカーが、これ以上はない、という究極の(高価な)電源ケーブルを売り出したからだ。

図中、わかりにくいが値段が表示されている。つまり、長さ1.2mもので462,000円、2.0mもので506,000円(税込み)の由。

本件、常識的には失笑ものだが、一昨日、このケーブルを使ったデモをユーチューブで試聴し、なるほど(音が)変わるなと思い、拙宅でも(別のケーブルだが)実験してみた。

対象となる機材は、動画で使用していたのと同じ機種のDAC(デジタル/アナログ変換器)で、電源ケーブルは自作のものとメーカーものとの違いである。

結果は、やはり(ケーブルを替えると)音が微妙に変化する。

理屈では(音楽情報がそのケーブルを通過する訳ではないので)変わるはずがないのだが、結果的に変化するのだから仕方がない。
ここは、腰を据えてこれはというケーブル探しをせねばなるまい、と思った。

蛇足:過去にも同じようなことをしていたことを思い出した。

 

 

 

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新球場

2023年03月29日 | アーバンライフ

昨夕、「貸し出し可」となった本を受領すべく図書館へ行こうと自宅を出ると、ボールパーク(新球場)へ向かう人並とぶつかった。

やむなく迂回して行ったが、この大勢の人々は、午後7時ころから始まるEXILEらのショーへ参加するらしい。(帰宅後、新聞のテレビ欄を見て知った)

新球場は、明日の公式戦で正式オープンとなる。

 

ただ、総工費600億円と3年余の工期を要した大型プロジェクトだが、地元への貢献は未知数だ。

つまり、土地の値上がりで潤う業者もあるだろうが庶民の住宅取得にはマイナスだし、また、イベント開催時の交通渋滞なども懸念されている。

ただ、若い人々の往来は街を活性化し商業的にもメリットがあるのでは思うが、時間を経てみないとわからない。

何とか良い方向へ向かって欲しいと願わずにはいられない。写真は、新聞(朝日)の道内版から転載しました。

 

 

 

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新着ドーナツ~アンドレ・プレヴィン「ホルスト:惑星」

2023年03月28日 | 音楽三昧



1973年録音のこの「惑星」は、溌溂としたリズム感と多彩な表現力で定評のある1枚。

元は古いアナログだが、通常のCDを制作した際に96khz24bitのデジタルマスターを作成して使用したという。

今回は、これを176.4khz24bitに変換して使ったようだが、体の良い焼き直しでいただけない。出来れば、アナログマスターからMQA盤を制作して欲しかった。

とは言え、MQA方式の長所が出て、従来にない繊細な表現を楽しむことができた。
特に、これまで素通りしていた「第5曲 土星~老年をもたらす者」に共感したのは、同輩のよしみか。

収録曲 ホルスト 組曲「惑星」作品32

 第1曲 火星~戦争をもたらす者
 第2曲 金星~平和をもたらす者
 第3曲 水星~翼のある使者
 第4曲 木星~快楽をもたらす者
 第5曲 土星~老年をもたらす者
 第6曲 天王星~魔術師
 第7曲 海王星~神秘主義者

演奏

 ロンドン交響楽団
 アンドレ・プレヴィン(指揮)
 アンブロジアン・シンガーズ(合唱)

録音 1973年9月 ロンドン、キングズウェイ・ホール WPCS28423 WARNER MUSIC JAPAN Hi Quality CD

 

 

 

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らじる文庫

2023年03月27日 | アーバンライフ

今朝起きて外を見ると、一面の雪景色に変わっていて驚いた。

彼岸過ぎに、これほどしっかり降雪があるのは初めてのような気がする。

ところで、目の不自由さもあり、最近はできるだけ音を楽しむようにしている。

日頃のオーディオ三昧などその極地だが、他方、文学書の朗読なども聴くようにしている。

因みに、昨夜聴いたのはこれ。

 

NHKの「らじる文庫」で、岡本かの子著「鮨」を聴いた。朗読は、結城さとみアナウンサー。

活字を追うのとは違った面白さもあるのだが、ただ、じっと聞いているとすぐ眠くなってしまうのは困りものだ。

 

 

 

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何でもランキング~図書館を使ってますか?

2023年03月26日 | ギャラリー

週末の新聞(朝日)雑学版に掲載された何でもランキング。

今週のお題は・・・。

 

 

結果を拝見して、図書館が身近な存在になっていて良かったと思いました。

拙宅に関しては、図書館はかけがえのない存在です。

と言うのも、二人とも読書が大好きで、市(公共)の図書館なくしては生活が成り立たないと言っても良いでしょう。

ニセコから移住する際も、①近所に図書館があること、②コープなど食材を購入できるお店が徒歩10分以内にあること、などが転居先の条件となっていました。

幸い、現在の住まいは、図書館へ5分、コープ2店のアクセス10分以内と、いずれもクリアしています。

小生は一時、目の不調から読書をあきらめていましたが、現在は何とか続けられるようになり、あれこれ読み始めているところです。

妻は、従来から読書中心の生活なので、図書館なしには暮らせません。

という訳で、あげて市の図書館にお世話になる毎日です。

 

 

 

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新着らじる~ブルース・リュ「東京オペラシティ・ピアノリサイタル」

2023年03月25日 | 音楽三昧


新しい音楽ソースを開拓した。

NHK FM で土・日を除く毎日、午後7時30分から放送されている「ベストオブクラシック」をデジタル録音し、ライブラリーに収容してネットオーディオで聴く。

つまり、放送当日でも、あるいは「聞き逃しサービス」でも、これはと思う番組を「らじるらじる」で受信し、その音声出力をデジタル録音(96khz24bit)する。

ただ、PCを通しての録音なので音質に不安があったが、実際に聴いてみるとまったく問題ないことがわかった。

今回録音したのは、22日に放送された掲題のリサイタルである。

昨年のショパン国際ピアノコンクールに優勝したブルース・リュが、2月24日、東京オペラシティコンサートホールで開いたリサイタルの模様を中継・録音した番組である。

曲目

 ラモー 「クラヴサン曲集」&「新しいクラヴサン曲集」から6曲
 ショパン 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 作品2
 ショパン ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35
 ショパン 3つの新しい練習曲/リスト ドン・ジョヴァンニの回想
 ショパン 3つのエコセーズ 作品72 第3、第4、第5(アンコール)


という訳で、今後、NHK交響楽団の演奏会などを録音してライブラリー化する楽しみが増えた。写真は、同番組のHPから拝借しました。

 

 

 

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人間の勝手

2023年03月24日 | アーバンライフ

昨日、いつもの歩行者・自転車専用道路を通って、開業まじかのボールパーク(日本ハム新球場)まで歩いてみた。

新球場は、JRの最寄り駅から徒歩25分(1.5km)ほどの距離にあるのだが、ここをどんどん歩いて行くと、途中1kmくらいから、歩行者道と自転車道は、中央分離帯で仕切られるようになる。

この写真は、その分離帯の様子を歩行者道から撮影したもので、春にはツツジが咲き、大きな樹木もあって、それは自然一杯の景観を呈していた。

 

 

ところがである。
昨日、そこを通って愕然とした。

これらのツツジも樹木も一切がっさい切り倒されてなくなっていたのである。

つまり、ボールパークへ向かう大勢の観客を考慮してか、歩行者道と自転車道の区別をなくすために、こうした処置をとったらしい。

その証拠に、樹木伐採後の分離帯(の街灯)には、一斉にボールパークのテナントが吊るされていた。

昨日まで、せいせいと春の陽を楽しんでいた植栽や樹木には、とんだ災難となった。

人間というのは、何と勝手な独りよがりの存在なのかと思った。

 

 

 

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川越宗一著「熱源」

2023年03月23日 | 読書三昧

 

第162回直木賞受賞作。
文藝春秋社刊、書き下ろし832枚426頁の大作。

滅びて良い文化などない。支配されるべき民族などない。

施政権がロシア、日本と代わる激動の時代に、そこ(樺太)には地を這って生き抜くアイヌの人々がいた。

そして、その原動力となった「熱」とはいったい何だったのか。

先に、ウポポイを見学してアイヌ文化の持つポテンシャルの高さに圧倒されたが、それを実感させる本書を真剣に読んだ。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)

選考委員選評:林真理子氏 
「群を抜いていた。候補作の中で、いちばん小説らしい小説であった。人間にとって民族とは何かという大きな命題に、正面から立ち向かっていく姿勢にも好感が持てる。」

 

 

 

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新着ドーナツ~ユジャ・ワン 他「ブラームス・ラフマニノフ:チェロソナタ」

2023年03月22日 | 音楽三昧

 

世界中のクラシックファンから、「スーパートリオ」と絶賛されるユジャ・ワン(ピアノ)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)、アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)による掲題のプログラム。

最新のMQAで収録されたドーナツ(CD)を回しながら聴いた。

さすがMQA。眼前にはっきりとしたステージが出現し、そこで繰り広げられる真迫の演奏を楽しんだ。

収録曲

 ブラームス チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
 ラフマニノフ チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
 ブラームス クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114

演奏

 ユジャ・ワン(ピアノ)
 ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)

録音 2021年7月 ドルトムント・コンツェルトハウス UCCG45058 ユニバーサル ミュージック Hi Quality CD

 

 

 

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