柔道の中継が長引いたので『平清盛』の放送が遅れまくりである。
だいたい、あれだけBSで中継しているのに、『NHKニュース7』の中に五輪中継が組み込まれているのだろう?『ニュース7』を定時(7時~7時30分)で放送して、その後、五輪を中継すべきである。おそらく、柔道の日本選手が7時~7時30分の間に登場するからであろう。
普段、スポーツ中継やドラマの最中でも、重大事件が起きると、報道に切り替えるのに、五輪は特別らしい。少なくとも、通常ニュースよりは上であるようだ。生中継でないと視聴率が取れない?番組タイトルも『NHKニュース7&オリンピック中継』とある。プライドや信念のないのなら「NHK」を取ってしまったほうがよい。
今日の本来の『平清盛』の放送予定は平時の8時より1時間遅れの9時からであったが、結局10時2分の放送開始となった。
迷惑な所(あかん所) その1
メダルの期待が大きく、日本伝統の競技なので、テレビ局も力が入る。しかし、連日、柔道(水泳もですが)の長時間の中継。他の競技も中継して欲しいものだ。
あかん所 その2
判定が怪しい。今までで一番疑問に感じた判定は、シドニー五輪100kg超級決勝の篠原×ドゥイエ戦。ドゥイエが内股に対して篠原は内股すかし、明らかに篠原の技が決まった(一本)のに、ドゥイエ技有りの判定。(柔道関係者やマスコミの騒ぎと裏腹に、篠原は潔かった)
その後も、技の決まり度(一本、技有り、有効)の判定や、掛け逃げや消極性などの指導の判定、投げたかどうかより背中を付けたかどうかのレスリング的判定の横行、返し技重視の判定の横行など、疑問の判定や制度は数え上げたらきりがない。
今日の男子66kg級では、とんでもないことが起こった。延長戦でも決着がつかず、旗判定にもつれ込んだ。判定は青旗3本で韓国選手の勝ち。ところが、ジュリーから再審するよう要請があり、再度の旗判定の結果、海老沼選手の勝ちに。この旗判定の前にも、海老沼の有効の判定が取り消されている。
技の判定の再審ならともかく、勝ち負けの判定が覆るとは。
あかん所 その3
たった5分の試合時間で終わってしまうのは、あまりにも厳しい。特に、強豪と当たって負けてしまうのは不運である。その救済措置として、敗者復活戦が導入されたと聞いている。
その勝ち上がり者と、準決勝敗退者とで3位を争う。しかし、準決勝敗退者は2名、敗者復活戦勝ち上がり者2名おり、準決勝敗退者A×敗者復活戦勝ち上がり者Ⅹ、準決勝敗退者B×敗者復活戦勝ち上がり者Yを行うだけなので、3位が二名できてしまう。「3位決定戦」と称しているが、これではおかしい。
【補足】
現在の敗者復活戦は、ベスト8進出者のみとなっているようです。なので、準決勝進出者のアン選手(優勝者)に敗れたが2回戦敗退なので、敗者復活戦に出場はできませんでした。
だいたい、あれだけBSで中継しているのに、『NHKニュース7』の中に五輪中継が組み込まれているのだろう?『ニュース7』を定時(7時~7時30分)で放送して、その後、五輪を中継すべきである。おそらく、柔道の日本選手が7時~7時30分の間に登場するからであろう。
普段、スポーツ中継やドラマの最中でも、重大事件が起きると、報道に切り替えるのに、五輪は特別らしい。少なくとも、通常ニュースよりは上であるようだ。生中継でないと視聴率が取れない?番組タイトルも『NHKニュース7&オリンピック中継』とある。プライドや信念のないのなら「NHK」を取ってしまったほうがよい。
今日の本来の『平清盛』の放送予定は平時の8時より1時間遅れの9時からであったが、結局10時2分の放送開始となった。
迷惑な所(あかん所) その1
メダルの期待が大きく、日本伝統の競技なので、テレビ局も力が入る。しかし、連日、柔道(水泳もですが)の長時間の中継。他の競技も中継して欲しいものだ。
あかん所 その2
判定が怪しい。今までで一番疑問に感じた判定は、シドニー五輪100kg超級決勝の篠原×ドゥイエ戦。ドゥイエが内股に対して篠原は内股すかし、明らかに篠原の技が決まった(一本)のに、ドゥイエ技有りの判定。(柔道関係者やマスコミの騒ぎと裏腹に、篠原は潔かった)
その後も、技の決まり度(一本、技有り、有効)の判定や、掛け逃げや消極性などの指導の判定、投げたかどうかより背中を付けたかどうかのレスリング的判定の横行、返し技重視の判定の横行など、疑問の判定や制度は数え上げたらきりがない。
今日の男子66kg級では、とんでもないことが起こった。延長戦でも決着がつかず、旗判定にもつれ込んだ。判定は青旗3本で韓国選手の勝ち。ところが、ジュリーから再審するよう要請があり、再度の旗判定の結果、海老沼選手の勝ちに。この旗判定の前にも、海老沼の有効の判定が取り消されている。
技の判定の再審ならともかく、勝ち負けの判定が覆るとは。
あかん所 その3
たった5分の試合時間で終わってしまうのは、あまりにも厳しい。特に、強豪と当たって負けてしまうのは不運である。その救済措置として、敗者復活戦が導入されたと聞いている。
その勝ち上がり者と、準決勝敗退者とで3位を争う。しかし、準決勝敗退者は2名、敗者復活戦勝ち上がり者2名おり、準決勝敗退者A×敗者復活戦勝ち上がり者Ⅹ、準決勝敗退者B×敗者復活戦勝ち上がり者Yを行うだけなので、3位が二名できてしまう。「3位決定戦」と称しているが、これではおかしい。
【補足】
現在の敗者復活戦は、ベスト8進出者のみとなっているようです。なので、準決勝進出者のアン選手(優勝者)に敗れたが2回戦敗退なので、敗者復活戦に出場はできませんでした。
柔道は悲喜交々でしたね。
男子は金なしでしたが、私はむしろよかったのではないかと思っています。
日本人が考える「柔道」と、外国で捉えられている「JUDO」は違うという記事を読みました。
言い得て妙だと思いました。
日本人選手と戦う時、外国の選手は正面から「組もう」としません。
組んだら日本人選手は強いという事を知っているのでしょうね。
柔道は「柔よく剛を制す」の言葉通り、体格や腕力で劣っていても技の切れや卓越した技術、闘争心などで相手を倒すというものですが、この部分はなかなか世界的には理解されないのでしょう。
今回は判定でもいろいろあったようですが、柔道は「道」ですから、修行的な色彩もあります。
負けたら潔く認めて相手を讚えるというのも「道」ではないかと思いますが、それでは競技になじまないので、背中がついたとか、足がかかっていたとか、誰にでも見てわかるよう判定基準を作らざるを得ないのでしょう。
石原都知事も言っていましたが、日本は柔道のテクニカルな部分だけでなく「柔よく剛を制す」の精神や心を広めることが大切ですね。
でないと「武道」と「格闘技」の垣根は、なかなか越えられないでしょうから。
>今回は判定でもいろいろあったようですが、柔道は「道」ですから、修行的な色彩もあります
>日本は柔道のテクニカルな部分だけでなく「柔よく剛を制す」の精神や心を広めることが大切ですね。
まさに、おっしゃる通りです。
もうこの際、「柔道」と「JUDO」に分離・決別すべきだと思います。柔道としての日本の実力と発言力のある今しかないと思います。
それに、「柔道」と「JUDO」、どちらが魅力があるかは明らかです。
柔道の魅力をアピールして、柔道の神髄と武道の精神を広めるには、「JUDO」と決別するべきだと思います。
柔術と柔道の試合があった時代には、はっきりとした決着がつかずに両者体力がつきたような場合、預かり、として引き分けがありました。
日本人は、判定で強引に決着させるというのはかなり違和感があるという人が多いと思います。トーナメント形式の試合という形式の都合が、本当に強い(今回勝ったのは明確にする)のは何方かに明確に優先している。
柔道に比べてスポーツ化していない、悪い言い方をすれば普及していない、剣道は、今でも基本「一本」を取るまでは延長が続く。
判定や引き分けも、その大会毎の規定で認めているし、実際延長は何回までと規定している大会が大半であるが、重要な試合になればなるほど、「一本」取るまで続く。
スポーツは、はっきりしない、ことでも、無理にはっきりさせるので、その競技のルールが複雑であればあるほど、すっきりしない結果になることが多い。
最近、柔道やフィギュアスケートは無理にスポーツに区分けしない方が、その競技本来の発展、という意味ではいいと感じます。
追記 私は武道の精神、とか相当胡散臭いと感じている(内用よりも実態を反映していない点で)ので、武道家やスポーツ選手にはもっと誠実に人生と向き合って欲しいです。
しかし、仮に武道というものを「武術」と完全に分離し、術よりも道を優先するものとした場合、現行の「術」のみを競う大会をメインとしている以上、看板倒れでとても「道」を名乗る資格はないと考えます。ただし道をメインとした場合、詐欺師八百長嘘つきの類が増え、「道」という名に値しない「偽道」が横行するでしょう。
「単純明快でないものはスポーツに向かない」
なるほど、面白い定義ですね。
球技などもルールは細かいですが、点を取ることが目的ですから、その意味では単純といえます。
柔道は、「投げる」ことが主体ですが、よく考えると、目的がはっきりしませんね。
抑え込みや絞め技や関節技は「相手を支配する」目的と考えるることができます。これと同様に考えると、「投げ技」は、相手を支配できるほどの投げの威力が必要で、「一本」と評価できる技でないと、支配できるだけのダメージは与えられません。
なので、もともとは「一本」と「技有り」しかありませんでした。
ただ、そうなると、技有り以上はなかなか難しいので、旗判定に持ち込まれることが多く、そうなると技有り未満の技を総合的に判断する訳ですが、これを判定するのが難しく、観客も分かりにくい。
そこで「有効」「効果」という技の評価を付けくわえた。その判断の基準のひとつとして、背中がつくかどうかであったと考えます。
それが独り歩きして、判断基準から目的になってしまった。
この状況に拍車を掛けたのが、「柔道」=「投げ技」という図式ではなく、投げ技の他に「絞め技」「抑え込み」「関節技」の存在であったと考えます。
投げ技だけだったら、ここまで歪んでしまうことはなかったと私は考えます。
かなり、横道にそれてしまいました。
>柔道やフィギュアスケートは無理にスポーツに区分けしない方が、その競技本来の発展、という意味ではいいと感じます。
ええ、そうですね。
あと、五輪とテレビ中継がスポーツを歪めています。
本来は、競技者が楽しめるルールであるべきなのに、放送時間や視聴者が面白いものという観点で、ルールが変更されるのはおかしいです。(他に、ヨーロッパが有利になるようなルール変更もありますね)