40年前、女性教師が崖から落ちた……その真相は?
……男子生徒の悪戯心と、恋人だった岩田先生との喧嘩が原因だった。
その二つの要因とヒメサユリが崖に咲いていたという偶然が重なって、悲劇が起こってしまった。
秘密は、その期間が長くなるほど重くなり、先に打ち明けられるとさらに重くなる。
生徒たちに打ち明けられていなかったら、岩田先生の方から打ち明けていただろう。
自分が秘密にしていたせいで、生徒たちを40年間も苦しませていたと思うと、彼女を死なせた罪に、さらに罪の意識が重なってしまった。
爆弾犯は同窓会の内部にはおらず、幹事の仲川の愛人だったという筋の是非はともかく、彼女の殺人の動機や、彼女が真犯人だと辿り着く推理が弱かった。
わざと右京を欠席した吉村に間違え、同窓会に引き込んだ理由も強引。よほど厚かましくて暇な人物でなければ(右京は該当するかも?)乗ってこないだろう。それに、実際に誘ったのは女生徒たちだった。
享は、やはり右京の単なる助手で。出しゃばりで「分かったふう」の態度が鼻につく。
今シリーズ、どんどん面白くなくなってきている……
【ストーリー】番組サイトより
右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)が歩いていると、一人の老人が右京に「吉村君ではありませんか?」と声を掛けてきた。岩田(近藤正臣)というその老人は元教師で、40年前に廃校になった中学の写真部の同窓会に行く途中だった。同行する元部員の佳奈子(川俣しのぶ)によると、この日欠席の吉村(野添義弘)と間違えているらしい。吉村の古い写真を見せてもらうと、右京とは似ていないのだが…。右京は佳奈子らに頼まれ、吉村になりすまして同窓会に出席することに…。
会場の日本料理店で座が盛り上がってきた頃、元部員たちから岩田先生にプレゼントがあるという。喜びを露にする岩田だったが、ふと右京が回りを見るともう一つ袋が残っている。元部員の仲川(志垣太郎)によると、仲居さんが玄関に置いてあったと持ってきてくれたとか。どうやら欠席の吉村がプレゼントだけ置いて帰ったらしい。右京はその吉村に成り代わり、プレゼントを渡そうとするが、中には…。
ひと騒動のあと、捜査一課の刑事らが岩田や部員たちに事情をきくと、40年前の撮影旅行の際、写真部の副顧問をしていた女性教師が事故死していた事実がわかる…。さらには同級生の一人が「姫小百合」という作者が投稿した短歌などを掲載した最近の新聞の切り抜きを持っているのが見つかるのだが…。
40年前の女性教師の事故死はなぜ起こったのか? また「姫小百合」の短歌に隠された秘密とは?
ゲスト: 近藤正臣 志垣太郎
脚本:金井寛
監督:和泉聖治
……男子生徒の悪戯心と、恋人だった岩田先生との喧嘩が原因だった。
その二つの要因とヒメサユリが崖に咲いていたという偶然が重なって、悲劇が起こってしまった。
秘密は、その期間が長くなるほど重くなり、先に打ち明けられるとさらに重くなる。
生徒たちに打ち明けられていなかったら、岩田先生の方から打ち明けていただろう。
自分が秘密にしていたせいで、生徒たちを40年間も苦しませていたと思うと、彼女を死なせた罪に、さらに罪の意識が重なってしまった。
爆弾犯は同窓会の内部にはおらず、幹事の仲川の愛人だったという筋の是非はともかく、彼女の殺人の動機や、彼女が真犯人だと辿り着く推理が弱かった。
わざと右京を欠席した吉村に間違え、同窓会に引き込んだ理由も強引。よほど厚かましくて暇な人物でなければ(右京は該当するかも?)乗ってこないだろう。それに、実際に誘ったのは女生徒たちだった。
享は、やはり右京の単なる助手で。出しゃばりで「分かったふう」の態度が鼻につく。
今シリーズ、どんどん面白くなくなってきている……
【ストーリー】番組サイトより
右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)が歩いていると、一人の老人が右京に「吉村君ではありませんか?」と声を掛けてきた。岩田(近藤正臣)というその老人は元教師で、40年前に廃校になった中学の写真部の同窓会に行く途中だった。同行する元部員の佳奈子(川俣しのぶ)によると、この日欠席の吉村(野添義弘)と間違えているらしい。吉村の古い写真を見せてもらうと、右京とは似ていないのだが…。右京は佳奈子らに頼まれ、吉村になりすまして同窓会に出席することに…。
会場の日本料理店で座が盛り上がってきた頃、元部員たちから岩田先生にプレゼントがあるという。喜びを露にする岩田だったが、ふと右京が回りを見るともう一つ袋が残っている。元部員の仲川(志垣太郎)によると、仲居さんが玄関に置いてあったと持ってきてくれたとか。どうやら欠席の吉村がプレゼントだけ置いて帰ったらしい。右京はその吉村に成り代わり、プレゼントを渡そうとするが、中には…。
ひと騒動のあと、捜査一課の刑事らが岩田や部員たちに事情をきくと、40年前の撮影旅行の際、写真部の副顧問をしていた女性教師が事故死していた事実がわかる…。さらには同級生の一人が「姫小百合」という作者が投稿した短歌などを掲載した最近の新聞の切り抜きを持っているのが見つかるのだが…。
40年前の女性教師の事故死はなぜ起こったのか? また「姫小百合」の短歌に隠された秘密とは?
ゲスト: 近藤正臣 志垣太郎
脚本:金井寛
監督:和泉聖治
過去の出来事をそれぞれに抱えてたところはそれなりに面白いと思ったけど
先生が右京さんを吉村って人に勘違いするっていうあたりから 無理があるよなぁって思いながら見ていました。
あれは右京さんじゃないとつきあわないよねえ(笑)
亨くんがあまりにも助手で出来が良すぎるのも
うーん。あんまり出来過ぎな感じかなぁ。って感じだね。
相棒大好きなドラマなので もう 少しひねりがほしいなって思います。自然で粋なひねりがほしいよ。
>過去の出来事をそれぞれに抱えてたところはそれなりに面白いと思ったけど
>先生が右京さんを吉村って人に勘違いするっていうあたりから 無理があるよなぁって思いながら見ていました。
そうですよね。後悔の念をそれぞれが抱いていたという点は面白かったですが、それ以外は疑問な点が多いです。
>亨くんがあまりにも助手で出来が良すぎるのも
うーん。あんまり出来過ぎな感じかなぁ
享の存在意義が薄いので、出来る助手にして、無理やり活躍させている感じがします。
今シリーズに目立つ傾向。
このくっつける作業は、意外な結末、を用意する程、丁寧にやらないと大きな粗が残ることになる。
今回の話に関しては、いやもう、くっつける気もなかったのか、というできになってしまった。
今回の落ちにするなら、同窓会参加者にもっと強い動機をつくって、視聴者の意識をそっちにもっていく努力をしないと、意外でびっくりしてくれず、ただ白ける。
実際解明した真実(今回は心情の吐露)と事件が何の関係もないという。
>推理ネタからつくるか、ストーリーからつくるか、何方でもいいのですが、この二つが上手くくっついていないと、アイデアは良くても詰まらない話になる。
>このくっつける作業は、意外な結末、を用意する程、丁寧にやらないと大きな粗が残ることになる。
おっしゃる通りで、今シリーズはアイデアを並べただけの傾向が強く、その隙間を埋めたり繋げたりする丁寧さがなく、でこぼこした印象が強いです。
今回の場合、右京を現場で絡ませるのが強引過ぎました。
>実際解明した真実(今回は心情の吐露)と事件が何の関係もないという。
そういうパターンは「あり」だと思いますが、今回は彼女が犯人であると暗示する鍵が「幹事」の呼び方では、納得できませんね。