英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

戦う!書店ガール 第1話~第3話

2015-05-05 15:22:15 | ドラマ・映画
 第1話~第3話まで視聴。
 第1話は、ヒロインの二人、亜紀(渡辺麻友)と理子(稲森いずみ)のキャラクターや仕事観や本への思いを描いていたが、亜紀の自己中心さが目立ち、不快感が大きかった。ストーリーもご都合主義に感じた。(詳しくは5月4日記事
 第2話は、失恋した理子の“壊れっぷり”が面白かったが、それだけ。
 第3話は、やはり、亜紀の不快さが際立った。
 第2話の終盤と重複するが、三田(千葉雄大)にフラれた時は「私、フラれたんですか?」思いが叶わなかった悲しみよりも、フラれたという事実がショックだったようだ。
 さらに、三田が好きな女性はどんな人なのか?と“私が勇気出して聞いたのだから、教えろ”と根掘り葉掘り訊き、理子へ思いを告げない三田に「告白すべきだ」とか「告白しないのは、思いがたいしたことないからだ」とか言いたい放題。
 ≪余計なお世話だ≫と言いたい。23歳やそこらの娘に恋愛について言い切ってほしくない。
 亜紀が柴田の彼女だと勘違いして、“管を巻いた”ことを、理子が謝っているのに対し、憤慨する亜紀。改めて謝罪する理子に「いい迷惑です」とキレ気味。三田の件もあり、心穏やかでないのは理解できるが、あまりにも幼稚。

 「引っ込み思案だった自分が、読書を通じて、自分の悩みなんて大したことはないと悟り、積極的になることができた」というようなことを語るが、物事に積極的になることと、他人を思いやらずに自分勝手に行動することを混同しているとしか思えない
 その上、家が裕福で、部屋は豪華。単なる我儘なお嬢様としか思えず、彼女に共感するのは難しい。

 そんな、欲望ギラギラ、嫉妬メラメラの亜紀とは対照的に、田代(田辺誠一)と理子のやり取りは健全過ぎ。理子は女子中学生のようだ。
 仕事に真摯で、恋愛に奥手で、2話での“壊れっぷり”と相まって、非常に楽しい。
 亜紀の不快ぶりは、理子を際立たせるためのモノではないのかと思いたくなる。

 第1話、第2話と視聴率は6%台と低調だったが、第3話では4%台とさらに沈んだ。
 原因は、やはり亜紀の魅力のなさのように思える。


 本筋とは離れるが、少し気になったことがある。
 亜紀が理子を理解するエピソードとして、亜紀に注意されたことを根に持った女子高生3人グループが、万引きした振りをして亜紀をハメ、土下座を求めたシーン。
 公衆の場で「土下座コール」は酷いが、亜紀も理子も『泥棒扱いをしたことは土下座に値しない』という考え方。
 『泥棒扱い>土下座』なのか『泥棒扱い<土下座』なのか、私には判断がつかないが、どうなのだろう?
 ドラマでは、理子の毅然とした態度で決着させたが、安直な決着のさせ方のように思えた。


【脚本】渡辺千穂 

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