英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「10年に一度の寒波」、あるいは「史上最強の寒波」と言われていますが

2016-01-23 13:32:47 | 気象
~この記事は2016年のものです。最新の記事(これも2018年のものです。現在では最新のものとは言えません)はこちらです~

今日の後半から寒気が南下してきて、明日は「史上最強の寒波」が南下してくると言われています。
大げさなのか?と言うと、そうではなく、上空1500mに関すると、そう表現しても間違いではないと言えます。


 明日24日(日)午後9時の1500mの寒気図です。
 上空1500mで-6℃を単純に地上気温に換算すると3℃で、「雨が降ると雪になる」(妙な言い方です)と言われています。
 この図では表されていませんが、大雪になると言われているラインも、日本列島をすっぽり覆うと予想されています。
 「沖縄で雪が降るかも」と言われています。
 沖縄はこれまであった地上にある空気が暖かいので、単純に雪が降るとも言えませんし、雪の素となる雨が降らないことには降りようがありません。
 それはともかく、沖縄で今まで10℃を下回ったのは1度だけだったと聞いた記憶がありますが、観測史上最低気温を記録する可能性はあります。これだけ寒気が南下した記憶はあまりありません。
 参考までに、2012年1月26日と1月31日の寒気図を挙げておきます。(豪雪だった2011年の寒気図は保存してありませんでした)



(2011年は年末からほぼ毎日降雪があり、1月25日時点で42㎝の積雪があったのですが、26~31日までで135㎝の降雪があり、積雪は116㎝になりました。かなりの大雪でした)

 積雪が約50センチだった2012年1月と比べると、1500上空の寒気の規模も南下の具合も大きいです。
 しかし、上空5000mの寒気(寒気の芯)は、

2012年1月の寒気より小さいです。しかも、通り過ぎるのも速いようです。


 1月25日(月)の午前9時には、寒気の芯は北日本に抜けると予測されています。(北日本の皆様、こういう表現をお許しください)2011年の寒気は、大規模で、しかも樺太辺りを軸に回転していたと思われ、結果的に1週間近く寒気が居座り続けました。


今回の寒気の規模は観測史上最大級で、寒さは厳しいです。降雪は、大規模で全国的ですが、北陸にとっては普通の大雪以下(10年に1度の大雪ではない)と予想したいです。
 本格的に降り始めるのは日曜の朝からで、月曜の朝までは振り続けると思われます。その間、どのくらい降るのか……最悪60㎝の積雪、運がいいと20㎝…正直、予測できません。

(寒波襲来状況はこちら、総括はこちら

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